Archive for category テーマ

Date: 10月 6th, 2018
Cate: ディスク/ブック

Yamaha, One Passion ヤマハデザインのDNA、そして未来

AXIS増刊として10月12日に「Yamaha, One Passion ヤマハデザインのDNA、そして未来」が出る。

ヤマハのオーディオのことが載っているのかどうかは、いまのところわからない。
別項「プリメインアンプとしてのデザイン、コントロールアンプとしてのデザイン」で、
ヤマハの新しいコントロールアンプのC5000のデザインが、
プリメインのデザインにしか見えない、と書いているところに、
「Yamaha, One Passion ヤマハデザインのDNA、そして未来」の発売。

おもしろいタイミングで出てくる、と思っている。

それとは関係なく、私が面白そうと期待しているのが、
AXISに掲載されたヤマハのシリーズ広告の記事である。

そこには「これは単なる広告ではない。われわれの表現の実験場」とある。
以前ステレオサウンドは、広告の人気投票を行っていた。
巻末の記事で、ベスト3が発表されていた。

ヤマハ(当時は日本楽器製造)は、ベスト3内にほぼ毎回入っていた。
それ以前から、ヤマハのオーディオの広告は、表現の実験場だったのかもしれない。

Date: 10月 6th, 2018
Cate: 楽しみ方

オーディオの楽しみ方(つくる・その31)

アルテックのホーンを見て気づくのは、
811B、511B、これらのホーンは開口部の周囲にバッフルに取り付けるための縁がある。

811、511と同じセクトラルホーンでも、311-60、311-90には、縁はない。
かわりに、というか、311にはデッドニングが施してある。

もっとも1978年に発売になった511Eは、アクアプラスによるデッドニングが施されている。

とはいえアルテックのホーンには、ホーンの形状ではなく、
デッドニングが施されているモノとそうでないモノとがあり、
デッドニングが施されていないホーンは、バッフルに取り付けることが前提となっていると見るべきだ。

ホーンをどう置くか。
エンクロージュアに上に置くにしても、直接置くのか、天板とホーンとのあいだになにかを挿むのか。
音は、とうぜん変ってくる。

どういうふうに置くのがいいのか。
それは実際に音を聴いて判断するわけだが、
セッティングにおいて、常に時間の余裕があるとはかぎらない。

自宅で、自分のための音であるならば、そんなことは関係なくても、
audio wednesdayのようなことをやっていると、時間の余裕はなく、
てきぱきとやっていくしかない。

そういう場合、ホーンの置き方のチェックをどうするか、といえば、
置いた状態でホーンの開口部の縁を指で弾く。

金属音がするわけだが、その音と余韻の長さが、
天板に直接置いた場合、何かを挿んだ場合、
挿んだものの種類によっても変化してくる。

こういうことによって判断する場合も、時としてある。
そのくらいホーンの鳴きは、セッティングによって変化するわけだ。
特にデッドニングなしの金属ホーンは、顕著に違いが出る。

アルテックの811、511はバッフルに取り付けて、というのが、昔からの常識であり、
実際にバッフルがあるとないとでは、ホーンの鳴きがが変る。

Date: 10月 5th, 2018
Cate: 楽しみ方

オーディオの楽しみ方(つくる・その30)

今年は、手を動かした、といえる一年になりそうである。
野上さんのところのスピーカー作りの手伝いから、今年は始まったといえる。

喫茶茶会記でのaudio wednesday用に直列型ネットワークも作った。
そして今回、以前からやりたかった、ホーンとバッフルとの組合せをやった。

ホーン型スピーカーの使いこなしで、意外に見過されがちなのが、
そのセッティングである。

たとえばJBLの537-500と375の組合せ。
ホーンの開口部は円、ドライバーそうだから、
そのままエンクロージュアの上に置いたら、重量があるためそんなに簡単に……、とはならないが、
転がってしまう形状である。
しかもホーンの開口部の直径が大きいから、そのままでは開口部は斜め上を向く。

2397+2440だと、そのままでは斜め下を向くことになる。
少なくともホーン開口部側をもちあげないと、そのままでは使えない。

それにJBLのスラントプレートの音響レンズの場合、
レンズ後方にバッフルが必要とするわけだから、
そのままでも鳴らせるけれど、バッフル前提となる。

JBLでは2インチ・スロートのドライバー用の可変式スタンドとして2505があった。
537-500+375では、375とホーンと2305を通しボルトで固定している。
同じ形状の、もっと大型のスタンドが蜂の巣状の音響レンズの後を支える。

このふたつのスタンドが用意されているから、
537-500+375は、多くのオーディオマニアが手を出したともいえるのでないだろうか。
JBL純正のスタンドがまったく用意されていなかったら、どうなっていただろうか。

JBLはHL89用にMA25というバッフル板も用意していた。
といってもすべてのホーンに対して、なんらかのスタンドがあったわけではなく、
2397では、使い手の工夫が必要となる。

Date: 10月 4th, 2018
Cate: Noise Control/Noise Design

聴感上のS/N比と聴感上のfレンジ(その13)

聴感上のS/N比をよくするには、
スピーカーの場合、不要輻射を極力抑えることは有効である。

そのことからすると、喫茶茶会記のホーンにバッフルを取り付けたことは、
不要輻射面積を増やすことでもあり、
そのことによる聴感上のS/N比の劣化はある、といえばある。

それでもアルテックの811Bホーンは、
そのままではホーンの縁を指ではじければ、けっこうな鳴きがある。

今回は30mm厚の合板をバッフルとした。
バッフルに取り付けたからといって、鳴きが完全に無くなるわけではないが、
鳴きの余韻の長さは違ってくる。

このことによる聴感上のS/N比は、少しよくなっている。
それはホーンとドライバーの置き方、支え方も変更した。

これまでの置き方よりも、エンクロージュアとの接触面積は、そうとうに小さくなっている。
それにドライバーの横に置いていた075を、インライン配置にしたことで、
ドライバーの周りがすっきりと片づいている。

バッフル板、支持のための部材を含めると、これまでよりも天板への荷重は重くなっている。

それによるエンクロージュアの天板の振動は、測定しているわけではないが、
ずいぶんと変化している。

天板の振動の変化は、音場感の変化にもつながる。
バッフルによる不要輻射面積が増えたことに関しては、
次回、対応する予定でいる。

Date: 10月 4th, 2018
Cate: audio wednesday

第94回audio wednesdayのお知らせ(歌謡曲を聴く)

11月のaudio wednesdayは、7日。
昨晩のaudio wednesdayは、アルテックの811Bにバッフルを付けて、
三つのユニットすべてをインライン配置にする、というテーマだった。

当日夕方から作業を開始したけれど、
大きく加工しなければならないところがあって、昨晩は結局音を出せなかった。

私は作業をしながら、来てくださった方たちはとしゃべっていた。
他愛ないオーディオの話は、これはこれで楽しい。

21時すぎまで作業していたければ、工具を買ってこないと効率が上がらないで、終了。
今日、午後から喫茶茶会記に行き、作業を終らせてきた。

仕上げは、後日やるとして、組み上がっての音出し。
時間のないことなので、セッティングは喫茶茶会記の通常のまま。
アンプ、CDプレーヤーも電源を入れてすぐの音出し。

それでも、あきからに良さが感じられる。
音の伸びが、とにかくいい。
フォルティシモで、ぐんと音がのびる。

細かいセッティングではないし、気になる点も残っているけれど、
少なくともバッフルとインライン配置の採用は、いい結果をもたらしてくれそうである。

なので11月7日のaudio wednesdayは、きちんとしたセッティング、
直列型ネットワークでの音出しになる。
仕上げを含めて、細かな詰めも済んでいる予定。

テーマは、歌謡曲である。
昨晩、そういうリクエストがあったからだ。

J-Popを含めて、日本語の歌を聴く。

場所はいつものとおり四谷三丁目のジャズ喫茶・喫茶茶会記のスペースをお借りして行いますので、
1000円、喫茶茶会記にお支払いいただくことになります。ワンドリンク付きです。
19時からです。

Date: 10月 3rd, 2018
Cate: 進歩・進化

メーカーとしての旬(その5)

オーディオメーカーの旬ということを考えるようになったのは、
フランスのオーディオメーカー、マイクロメガの1990年代前半の製品を見て聴いて感じたことだった。

そのころのモデルの後継機種は存在しないが、マイクロメガは、いまでは輸入されていないが、いまも活動している。

あのころはMicroAmpというパワーアンプが、特に印象に残っている。
片手で持てるサイズで、A級動作。
リアパネルいっぱいにヒートシンクのフィンが伸びていた。

筐体の奥行きの1/3くらいはヒートシンクのような感じさえ受けた。
形状は違うものの、なんとなくマークレビンソンのML2のミニサイズのようにも感じた。

MicroAmpと同寸法の筐体で、コントロールアンプ、D/Aコンバーター、CDトランスポートもあった。
MicroAmpのヒートシンクは後に飛び出ているかっこうだから、
すべてを積み重ねても放熱に影響はしなかった。

このシリーズに触って、音を聴いて、
「旬なんだなぁ、このメーカーは」ということを思っていた。
それまでは旬ということについて考えることはなかった。
それから、いくつかのメーカーの旬について、ふり返ってみるようになった。

たとえばマークレビンソン。
LNP2、JC2によって、登場時から話題になっていた。
LEMOコネクターを採用したLタイプ、それから初のパワーアンプのML2、
ハートレー、QUAD、デッカを組み合わせた大がかりなシステムHQD、
JC2(ML1)をモノーラル化したML6、
それまでのモジュール構成を一変したML7とそのモノーラルヴァージョンのML6A、
ここまでマークレビンソンの勢いは続いていた。

でも、そのころは、勢いがある、と感じていたが、
旬というふうには感じていなかった。

Date: 10月 2nd, 2018
Cate: デザイン

簡潔だから完結するのか(デザインの強度・その1)

この半年ほど感心しているのが、ポケットモンスターのキャラクターのピカチュウである。
ピカチュウの説明は要らないだろう。

電車に乗っているとき、街中を歩いているとき、
若い女性のカバンに、ピカチュウがついているものを、割と見る。

そういった若い女性が好んで行きそうな雑貨店には、
ピカチュウをモチーフとした、いろんなものが売っている。

ぬいぐるみだけでなく、小物入れや財布などなど、
ピカチュウはさまざまな形態になっている。

それでもパッとみて、ピカチュウはピカチュウであり、
ピカチュウの特質を、ほとんどの、そういったものは損っていない。

これは、意外にすごいことではないかのか──、
ここ半年ほど、そんなことを考えていたりする。

つまりピカチュウは、デザインされている。
ピカチュウこそグッドデザインといえるのではないか、とも思いはじめている。

そんなことを思っていた先週末、やはり電車に乗っていた。
目的の駅に着いて改札に向っていたら、
前を歩いている人のTシャツの背中のイラストが視界に入ってきた。

太い黒い線で描かれた女性の顔である。
ウェーブのかかった紙、顔の輪郭、赤く塗られた唇、それにホクロがひとつ。
それだけの、実にシンプルなイラストだった。

目も鼻も耳も、そこには描かれていない。
それが誰なのか、Tシャツには、文字もない。

けれど、すぐに誰なのかはわかる。
マリリン・モンローである。

これ以上の省略は無理、というほどのシンプルなイラストなのに、
モンローだと、わかる。

とういことは、このイラストはデザインといえるのか、
さらには、マリリン・モンロー自身がデザインなのか──、
そんなことを考えるようになった。

Date: 10月 2nd, 2018
Cate: 「ネットワーク」

オーディオと「ネットワーク」(SNS = SESか・その7)

facebookで、毎月第一水曜日にやっているaudio wednesdayは、オーディオクラブか、というコメントがあった。

私はそう思っていない。
けれど、私自身、どこかのオーディオクラブに属していたことがない。
なんとなく、こんな感じなのか、と、オーディオクラブのこと想像しているにすぎない。

その想像するところと違うから、そう思っていない、と答えたけれど、
質問された方にしてみれば、納得のいく答ではなかったかもしれない。

facebookにいくつも出来ているオーディオ関係のグループは、
特に、オーディオとかオーディオマニアと名乗っているグループは、
オーディオクラブとははっきりと違う。

まず参加している人の数が多い。
多いところは二千人を超えている。
そこに参加している人の中には、直接会ったことのある人もいるはずだが、
大半はfacebook(SNS)上でのつきあいではなかろうか。

そういうのを、オーディオクラブとは呼ばない。
facebookでのオーディオ関係のグループで、比較的クラブ的といえるのは、
小口径のフルレンジユニット関係のグループとか、
ヴィンテージJBLとか、対象を絞ったグループの方だろう。

それでもオーディオクラブだ、とは私は思っていない。

audio wednesdayは、どうなのか。
毎月定期的に集まっている。
ときおり初めての方も参加されるが、常連の人たちがいる。
といっても大勢の集まりではない。
こぢんまりした集まりであり、
その点は、オーディオクラブ的に、外からは見えるかもしれない。

毎月第一水曜日に集まって、音を四時間ほど聴く。
何が、私が想像しているオーディオクラブと違うのだろうか。

Date: 10月 2nd, 2018
Cate: 複雑な幼稚性

「複雑な幼稚性」が生む「物分りのいい人」(その60)

別項で「オーディオ評論家は読者の代表なのか」を書いている。
その18)では、編集者は、必要な時は、強く代弁者であるべきだ、と思う、とも書いた。

では、編集者は読者の代表なのか。
実をいうと、編集者だったころに、こんなことは考えたことはほとんどなかった。
まったくなかった、といってもいいかもしれない。

こんなことを考えるようになったのは、ステレオサウンドを離れて、
さらに「バクマン。」というマンガを読んでからだった。

「バクマン。」は2008年から少年ジャンプに連載が始まった。
NHKでアニメになっているし、映画にもなっているから、
「バクマン。」というタイトルだけはみた記憶があるという人もいるだろう。

二人の高校生が、一人は原作、一人は作画という協同作業をすることで、マンガ家となっていく。
少年ジャンプが、物語の舞台としても登場してくる。
マンガ家と編集者とのやりとりも、そうとうに描かれている。

少年ジャンプは、読者ハガキに人気投票欄がある。
その集計が連載を続けるか打ちきりになるかを決定する──、
そんなふうにいわれていた、その内情についても描かれている。

面白いだけでなく、興味深いマンガでもある。
その「バクマン。」を読んでいて、編集者は読者の代表なのか、ということを考えていた。

Date: 10月 1st, 2018
Cate: 進歩・進化

メーカーとしての旬(その4)

オーディオに興味をもって40年以上。
いろんなオーディオメーカーの旬があった、と感じている。

私がオーディオに興味をもったのは1976年の秋以降。
それ以前のことももちろん知っていて、旬といえそうなところがわからないわけではないが、
やはり自分で感じてきた旬に絞って書いていきたい。

その1)でヤマハの旬について少しだけ触れている。
そのヤマハから少し遅れて旬を迎えたのは、サンスイだろう。

プリメインアンプのAU607、AU707、
それに続く上級機としてダイヤモンド差動回路を採用したAU-D907、
その技術を607と707にも採用して、AU-D607、AU-D707を出してきた。
さらにAU-D907の細部から磁気歪を取り除くために、
銅メッキを細部にまで施したAU-D907 Limited、
このころはまさにサンスイの旬といえる。

しかもサンスイ(山水電気)は、JBLの輸入元でもあった。
4343を筆頭に4300シリーズのスタジオモニターはヒットしていたし、
それ以外のJBLも売れていた。

サンスイの旬はそう長くは続かなかった(少なくとも私はそう感じている)。
プリメインアンプのD607、D707、D907は、
その後も改良が加えられて、いわゆるロングセラーモデルといわれるようになったが、
型番末尾にFがついてからの、このシリーズは、変ってしまった、と感じた。

いっそのこと新しい型番と新しいパネルフェイスを与えていれば、
見方も変ったのに、なぜか頑なに変えようとはしなかった。

それでも中身は、そして音は変っていっていた。
JBLも山水電気からハーマンインターナショナルへと移っていった。

山水電気はCIへと走る。
ルイジ・コラーニによるデザインのロゴマーク。
これに支払った、といわれる金額について具体的な数字をきいている。
驚く金額だった。

それだけの予算を、開発にまわしていれば……、
と山水電気に勤めていた人は思っていたのではないだろうか。
部外者の私だって、そう思った。

コントロールアンプのC2301、パワーアンプのB2301など、
力作をサンスイは出してきた。
それでも、二度と旬を取り戻すことはできなかった。

Date: 10月 1st, 2018
Cate: 「ネットワーク」

オーディオと「ネットワーク」(SNS = SESか・その6)

昔は(といっても30年くらい前か)、オーディオクラブというものが、
全国にいくつもあった。

ステレオサウンドにも、52号のスーパーマニアに、郡山のワイドレンジクラブが登場している。
64号からの連載「素晴らしき仲間たち」は、そういうオーディオクラブを取材している。

私の周りにはそういうオーディオクラブはなかったので想像で書くのだが、
オーディオ店の常連の人たちが集まってのオーディオクラブなのだろう。

一つのオーディオ店に一つのオーディオクラブというわけでもなかったかもしれない。
そのオーディオ店でも、JBLのスピーカーを好む人たちもいれば、
イギリスのBBCモニター系列を好む人たちもいただろうから、
いくつかのオーディオクラブができあがっても不思議ではない。

1975年のダイヤトーンの広告には、
ダイヤトーンの故郷 郡山へご招待!
ダイヤトーン 1日ブレーン募集、というのをやっていた。

応募方法に、所属しているオーディオクラブ名、とあり、
各オーディオクラブから二名の5クラブで計十名を、十回にわたって百名を招待する企画だった。

いまオーディオクラブというのはあるのだろうか。
この時代からずっと続いているオーディオクラブはあるのだろうか。

別項でも書いているように、ステレオサウンドに登場したオーディオクラブのいくつかは、
1980年代に解散してしまっている。

新しいオーディオクラブが生れなければ、数は減っていくだけだ。

いまはSNSがある。
facebookには、グループ機能というのがあり、同好の士が集まれる。
オーディオ関係のグループは、いくつかあるんだろうか。
オーディオとかオーディオマニアという名のグループもあれば、
アナログディスクに絞ったグループ、真空管、JBLの古いモデル、
ウェスターン・エレクトリック……、とにかく細分化されたグループも増えてきている。

私は、audio sharingというグループをやっているし、
あとは海外のDIYのグループには参加しているが、
それ以外のオーディオ関係のグループには参加していない。

かなりの人が参加しているオーディオグループはある。
けれど、それが以前のオーディオグループにあたる集まりかといえば、
そうではないはずだ。

Date: 10月 1st, 2018
Cate: audio wednesday

第93回audio wednesdayのお知らせ(ホーン周りと設置)

10月3日のaudiowednesdayでは、やっとアルテックのホーンにバッフルを取り付けるとともに、
ドライバーを含めた中高域ユニットの配置も変更する。

実は前回のaudio wednesdayでもトゥイーター(JBLの075)は、
いつもと違う位置に置いていた。
誰も何もいわなかったのは、気付かなかったからなのか、
メリディアンのULTRA DACの音に驚いてなのか。

今回からすべてインライン配置にする。
できれば明日(10月2日)までに作業は済ませておきたかったけれど、
結局、3日当日にやることになってしまった。

3日は私も、いつものように16時ぐらいには行けない可能性もあって、
音が出るようになるのは20時ぐらいを予定している。

開始時間は、いつもと同じ19時だが、
その時間に来られても私が作業しているのを見ているだけになる(はずだ)。

場所はいつものとおり四谷三丁目のジャズ喫茶・喫茶茶会記のスペースをお借りして行いますので、
1000円、喫茶茶会記にお支払いいただくことになります。ワンドリンク付きです。

Date: 10月 1st, 2018
Cate: Digital Integration

Digital Integration(Mojoを聴いてひろがっていくこと・その2)

予算に制約がなければマルチアンプの可能性は確かに大きいが、
ほとんどの人には予算の制約がある。

その制約のなかで、どう予算を配分するのか。
マルチアンプならば、パワーアンプ以外は同じであるとして、
デヴァイダーと複数台のパワーアンプに割く予算を、
一台のパワーアンプに使えば、そうとうにいいモデルが手に入れられる。

ほどほどのデヴァイダーとほどほどのパワーアンプ(複数)によるマルチアンプと、
スピーカー内蔵のLCネットワークを使うけれど、
そうとうにいいパワーアンプ(一台)では、どちらがいい結果が得られるのか。

パワーアンプが複数台になるということは、
そのことによる音質向上のメリットがあるとともに、
電源の取り方や設置などによっては、音質劣化の原因に、すぐさまなってしまう。

ゆえに、私はいまでも、どちらがいいかはなんともいえないと思っている。
ネットワークが手間を惜しまずに作られているのであれば、
ほどほどのマルチアンプよりも、いい結果は得られそうだとも、どちらかといえば思っている。

そこにD/Aコンバーターまで複数台ということになると、どうなるのか。
可能性は大きくなるけれど、その可能性をきちんと発揮させるには、
想像以上に困難なことがつきまとうはずである。

実際にどちらがいいのか。
たとえば試聴室において、数時間試聴したくらいでは結論は出ないように思う。
どんなに高価な器材を用意されていたとしても、そこであるレベル以上の音が出せたとしても、
それをもって結論とすることはできない。

D/Aコンバーターにしても、パワーアンプにしても大きな筐体のもつモノを、
複数台使用することのデメリットは、それらの筐体が音の反射物となることを考えても、
現実的にはスピーカーの後の壁の向うに、
D/Aコンバーター、パワーアンプ用の別室を用意するぐらいのことが求められる。

そんな、私には到底実現できないこと、
たとえ実現できるようになったとしても、そこまでやるかといわれれば、
どうだろうか……、と答えることだろう。

そんなこと考えていたときに、Mojoを聴いた次第だ。

Date: 10月 1st, 2018
Cate: Digital Integration

Digital Integration(Mojoを聴いてひろがっていくこと・その1)

マルチウェイスピーカーにマルチアンプ、というのが、ある到達点としてある。
そこにデジタル信号処理技術が加わり、
アナログだけの時代では無理だったことが可能になってきた。

タイムアライメントもその一つである。
デジタル処理のデヴァイダーには、そういう機能が搭載されているし、
安価な製品もいくつか登場してきている。

こういうデジタルのデヴァイダーで思うことは、
D/A変換のクォリティなのは、多くのオーディオマニアに共通するところのはず。

デヴァイダー内のD/Aコンバーターなのか、
それともデジタルで信号を取り出して、気に入ったD/Aコンバーターを用意する、という手がある。

けれど、マルチアンプにおいてパワーアンプだけでなく、
D/Aコンバーターをユニットの数分だけ用意するというのは、なかなかのことだ。

D/Aコンバーター一台なら、気に入ったモデルを購入できる人でも、
3ウェイなら三台、4ウェイならは四台必要になるわけで、経済的負担はそうとうなものになる。

いまでは非常に高価なD/Aコンバーターがある。
一千万円をこえるモデルもある。
そういうD/Aコンバーターを複数購入できる人は、世の中にはいるけれど、
ごくごく少数であろう。

それにそういったD/Aコンバーターは、また大きい。
それらを置くスペースの確保だけでも、私には無理な話である。

それでもオーディオマニアとしては、
少なくとも満足のいくD/Aコンバーターを複数台用意してのマルチアンプシステムは、
一度は聴いてみたい対象であるし、
スマートにまとめられるのならば挑戦してみたい対象ともなる。

Date: 10月 1st, 2018
Cate: オーディオの「美」

オーディオの「美」(その5)

オーディオは、基本コンポーネントである。
プレーヤー(アナログでもデジタルでも)、
アンプ、スピーカーシステムが最低でも必要になる。

もっともミニマムなオーディオとしてヘッドフォンがあるにしても、
ここでも携帯プレーヤーとヘッドフォン(イヤフォン)の二つは、最低限必要となる。

たった一つで音を出してくれるわけではない。
アンプは完成品として売られていても、
それだけで音が聴けるわけではない。

スピーカーに関しても同じ、プレーヤーもそうだ。
オーディオはコンポーネントである。

ここでのタイトルは、オーディオの「美」としているが、
オーディオこそ「美」とも捉えている。

オーディオは「美」である──、
ここにはコンポーネントということが大前提としてあるし、
そのコンポーネントから鳴ってくる音こそが、ということがある。

ここを読まれている方で、オーディオコンポーネントを持っていないという人はいないはず。
何らかのシステムを持っていて、すでに音を出している人である。

そういう人がオーディオ店に行き、グレードアップのために何かを購入する。
アンプであったり、CDプレーヤーなのかもしれないし、ケーブルということだってあろう。

アンプを買った、としよう。
憧れのアンプを手に入れることができた。
それは「美」を手に入れた、といえるのか。
「美」を買った、といえるのか。

オーディオ店のスタッフは、客に「美」を売った、と思っているのか。