音影と陰翳礼讃(その3)
優れたワンポイント録音こそ、ここでのテーマの実証例なのだが、
世の中にはワンポイントであれば優れた録音になると思い込んでいる人もいて、
そういう人たちによるワンポイント録音をいくつか聴いたことが、ずいぶん前にある。
だからこそ「優れたワンポイント録音」と書くしかない。
優れたワンポイント録音こそ、ここでのテーマの実証例なのだが、
世の中にはワンポイントであれば優れた録音になると思い込んでいる人もいて、
そういう人たちによるワンポイント録音をいくつか聴いたことが、ずいぶん前にある。
だからこそ「優れたワンポイント録音」と書くしかない。
(その1)は、十年前の12月に書いている。
公開してすぐに、音影について、中国ではいい意味ではない、という連絡があった。
そういうことがあったので続きを書くことなく、年月だけ経った。
最近の音を聴いて感じることがあって、十年ぶりに書いている。
音像にも音場にも、光が当たるところがあれば影となるところができる。
影がつくことによって、音像も音場も立体感を増していくはずだ。
音像と音場。
これだけでなく、音影という、再生音の捉え方があると考えるようになった。
音像はおんぞうと読む、
音場は、おんじょう、もしくはおんばと読む。
ならば音影は、おんえいとなるわけだが、いんえいとも読める。
いんえいは、陰翳でもあり、
陰翳礼讃であり、
私の中では、音影と陰翳礼讃のつながりについて書いていくのが来年のテーマになりそうだ。
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