2015年の最後に
これが6000本目になる。
予定では、早ければ11月中に、遅くても12月上旬には6000本目を書いているはずだったが、
ここまでずれ込んでしまった。
四年後の2020年の暮れには10000本目を書き終えて、
このブログにも大きな区切りが来る。
あと4000本。
どれだけのことを書いていけるだろうか……、
そんなことは実は考えていない。
考えているのは、デザインとデコレーションの違いと文章との関係について、である。
音について語る際に、気をつけなければならないのは、
ややもするとデコレーションな文章に傾くことだ。
これまでにデザインとデコレーションの違いについて、私なりに書いてきた。
これからも書いていく。
書きながら、デザインとデコレーションの違いについて考えている。
そして、それについて書く文集が、デコレーションなものになっていては……、と思う。
オーディオ雑誌を開けば、安っぽいデコレーションな文章がそこかしこにある。
デザインとデコレーションの違い・区別がわかっていない文章が溢れている。
デコレーションの技だけに長けた文章を、高く評価する人も少なくない。
そういう書く技だけを磨いてきた人を、私はどうしてもオーディオ評論家とは呼べない。
評論とは何か、論とは何か。
文章そのものがデザインともっともっと結びつかなくて、どうしてオーディオ評論といえるだろうか。
2016年から2020年までの四年間の4000本のうち、
何本、デザインといえるものを書けるだろうか。