店で買うと云うこと(その4)
今月下旬に引っ越すことになった。
いくつか理由があってのことだが、とにかく部屋探しは十一年ぶり。
そのころとはこんなに違ったと感じていたのは、iPhoneでの検索だった。
なんとなく歩きながら、いい感じの建物だな、と思って、
建物の名前を検索すると、すぐに情報が得られる。
間取り、家賃、空き部屋があるのかどうかなどがすぐにわかる。
そうやって探していた。
でも、決めた部屋は、駅前の不動産屋での案内を見ての物件だった。
この物件もインターネットで検索してくると表示される。
けれど、インターネットの検索結果では空き部屋ナシとなっている。
空き部屋はあって、そこを契約してきたわけで、
インターネットだけに頼っていては、他の物件を選んでいたであろう。
もちろん、今回私が契約した物件よりも、もっといいところがある可能性はある。
それでも実際に不動産屋に行って得られる情報もある、ということだ。
インターネットの便利さ、ありがたさを感じながらも、
いまのところ、それだけでは不十分なところもある、そのことを今回も実感していた。