Archive for category 会うこと・話すこと

Date: 2月 26th, 2020
Cate: 会うこと・話すこと

店で買うと云うこと

本もCDも、できるだけ店に行って買うようにしたい、と思っていても、
タワーレコード、HMVのサイトを眺めていると、
結局、インターネットを使って買った方が安くなることが多いので、
ついそちらを利用してしまう。

とはいえ新宿のタワーレコードにはときどき行くようにはしている。
渋谷のタワーレコードのほうが規模は大きいのだが、
渋谷駅からタワーレコード渋谷店までが人が多すぎるように感じてしまう。

それでつい億劫に思い、新宿を利用することが私の場合、多い。

日本のCDの売上げが世界一とかいわれている。
でもタワーレコードの渋谷店、新宿店にずっと行っている人ならばわかっているはずだ。

クラシック、ジャズの売場は、どちらも狭くなっている。
どちらの店舗も、できたころと較べると、クラシックとジャズの売場はかなり狭くなっている。

ポップス/ロックの売場も、クラシック、ジャズほどではないが狭くなっている。
かわりに広くなっているのは、J-POPとK-POPの売場である。

クラシック、ジャズ売場は人が少ない。
以前はもっと人がいたのに……、と思うほどに少なく感じる。

日本のCDの売上げが世界一といっても、
クラシック、ジャズは減ってきているのではないのか。
もしかすると店舗には行かずにインターネットで買う人の割合が増えているだけのことであって、
クラシックのCDもジャズのCDも、売場の狭さほどには縮小していないことも考えられる。

でも店舗に行くと、やっぱりいいな、と思う。
タワーレコードは若い店員が多い。

髪をいろんな色に染めている人、
ピアスをいくつつけているんだろうか、とつい数えたくなる人もいる。
そうでない人もいる。

でも、みな対応がいい。
タワーレコードでイヤな思いをしたことは記憶にない。

今日も行っていた。
2フロアー、いろいろ眺めて、数枚のCDを買った。

どちらのフロアーの店員も気持いい接客である。
タワーレコードで働くのが好きだからなのか。

私が行くのは新宿店と渋谷店ぐらいだ。
ほかの店舗がどうなのかは知らないが、
タワーレコードに行くと、また来よう、といつも思う。

Date: 1月 2nd, 2020
Cate: 会うこと・話すこと

会って話すと云うこと(audio wednesdayのこと・その6)

audio wednesdayでは、通常の喫茶茶会記のセッティングをバラして、一からやり直す。
そのこともあって、ほんとうのスタートといえるのは21時過ぎの音である。

19時開始であっても、使用機材のウォームアップはまだまだである。
使いこなしでどうにかなるところもあるし、鳴らしていくしかないところがある。
たいてい21時過ぎの音からを聴いてほしい、と思うくらい、
19時から21時にかけての変化は、けっして小さくない。

昨晩も、鳴りはじめたな、と感じる音が鳴ってくれたのは、21時をまわっていた。
ここから約二時間が、充実した時間でもある。
そして最後にかける曲。

これがうまく鳴ってくれれば、よかった、と思える。
昨晩はバーンスタインのマーラーの第九がそうだった。

人によって聴き方・受けとり方が違うのは重々承知しているが、
それでも、昨晩のバーンスタインのマーラーは、聴いていた六人の共通体験であるはずだ。
だからこそ話せることが、きっとある、と考えている。

audio wednesdayは週の真ん中に、夜おそくまでやる。
仕事の都合とかあって、なかなか行けない、という声もきいている。
それでも、都合がつけば、昨晩のように来てくれる人がいる。
そして最後まで聴いてくれる。

一方で、ほぼ毎回来てくれても、
一時間ぐらいで帰ってしまう人もいる。

人にはその人の都合があるから、そのことについてあれこれいわないが、
それでも、きちんとした音が鳴ってくる前に帰ってしまう人、
最後にかける曲を聴かずに帰ってしまう人、
つまり共通体験がそこには存在しない人とは、
音楽のこと、オーディオのこと、音のことについて話せるとは、思えない。

Date: 1月 2nd, 2020
Cate: 会うこと・話すこと

会って話すと云うこと(audio wednesdayのこと・その5)

昨晩のaudio wednesdayは、
1月1日だし、しかもバーンスタインのマーラーの第九をかける、ともいっていたから、
常連の方、二人だけかな、と予想していた。

五人の方が来られた。
一人は新しい方、一人は常連の方で、これまで豊田市からだったのが、
年末に転勤で神戸市からの参加だった。
もう一人の方は、ULTRA DACのときに参加された方で、大阪からだった。

みな、最後まで聴いてくれていた。
バーンスタインのマーラーの第九を聴いてくれたわけだ。

バーンスタインのマーラーの第九の第一楽章が終ったのは、23時すぎだった。
あとすこし時間の余裕があれば、最後まで聴きたかった。
それが無理なら最終楽章だけでもかけたかった(聴きたかった)。

毎回そうなのだが、ほとんど音を鳴らしているから、あまり話す時間はとれない。
昨晩もそうだった。
新しい方と話す時間は、ほとんどなかった。

それでも、と思うのは、最後まで聴いてくれた、ということだ。
また来られるかもしれない、そうでないかもしれないが、
どこかで会う機会があったときに、何か話せるはずだ、と思っている。

ほかの方もそうだ。
どこかで会った時に、きっと話せるはずだ。
音楽のこと、オーディオのこと、音のことについて話せる。

それは、最後までいてくれて、最後まで聴いてくれたからだ。

Date: 11月 20th, 2019
Cate: 会うこと・話すこと

会って話すと云うこと(audio wednesdayのこと・その4)

いまではaudio wednesdayでいっているが、
最初のころはaudio sharing例会といっていた。

そのころは音は鳴らさずに、話だけだった。
音を鳴らすようになってほぼ三年になる。

この三年間は、一度器材の不具合で音を鳴らせない日があったし、
喫茶茶会記のスペースが、どうしてもその日は空いていないということで、
飲み会に変更した日もあったけれど、
それ以外は、ずっと音を鳴らしてきた。

音を鳴らすと、話す時間は極端に減る。
というか、最低限のことしか話さない時も多い。

でも皆で集まって、
オーディオの話、音楽の話、時にはほとんど関係ない話をするのは楽しい。
たまには音を鳴らさない会もいいんじゃないですか、といわれたこともある。

だから、毎年忘年会やっているじゃないですか、と返事したが、
忘年会での話とaudio wednesdayで喫茶茶会記に集まってでは、
場の雰囲気も違うし、お酒が入って会話とそうでない会話と同じではない。

そういわれればそうである。
audio wednesdayに新しく来られた方たちと、あまり話すことがなかった。

会の終りまで参加されている方たちとは、片づけをしている時に話したりするけれど、
終りはたいてい23時半ごろで、喫茶茶会記を出るのは20分ぐらい後になるのだから、
皆が最後まで、というわけではない。

音を聴いてもらうことを優先していると、どうしてもそうなってしまうのだが、
どちらがいいのだろうか、と少し迷うところもある。

8月のaudio wednesdayのように、なんらかのトラブルがあったときなどは、
音を鳴らさずに話に切りかえよう、とか、そういうことではなく、
普段の会から、きちんと来られた方たちともっと話をしよう、ということを思う。

Date: 10月 12th, 2019
Cate: 会うこと・話すこと

会って話すと云うこと(その25)

一年前に(その19)を書いている。

同じメンツで、昨晩(11日)、神楽坂で会って飲んでいた。
一年前のことを憶えていて、この日にしたわけではなかった。
たまたま、この日になっただけである。

一年前、よく一緒に飲んでいる三人に、新しい人が加わり四人になった。
この四人に、さらに何人かが加わっての飲み会はあったし、
四人のなかの誰かとの飲み会も何度かあった。

この四人だけの飲み会は、一年ぶり二回目だった。
楽しい三時間半だった。

本音からの会話であったからだ。

Date: 9月 24th, 2019
Cate: 会うこと・話すこと

会って話すと云うこと(ULTRA DACについて話してきた)

その24)で書いている5月4日の飲み会。
同じ場所で、同じ時間からの開始で、前回とほぼ同じメンツで、昨晩も行われた。

そこでメリディアンのULTRA DACについて話した。
来ていた人に、いわゆるオーディオマニアの人はいない。
でも、みな筋金入りといえる音楽好きの人たちばかりである。

ULTRA DACについて話した、といっても、
技術的なことはまったく話していない。

プレーヤー、アンプ、スピーカーがどういうものなのかわかっていても、
D/Aコンバーターって何? という人がほとんどだから、
技術的なこととかを話そうとは思っていなかったし、
そんなことを話されても……、であっただろう。

とにかくULTRA DACの音について話してきた。
16人ほど来ていた人のなかで、ULTRA DACの興味をもって話して聞いていた人は数人だけど、
うち一人は、とても関心をもって聞いてくれていた。

オーディオマニアでない、しかも女性の人が、
ULTRA DACに、ULTRA DACが聴かせてくれるであろう音に、強い関心をもってくれて、
こちらの話を熱心に聞いてくれる。

話していて、こちらも楽しい。

ほかの数人の方たちも、かなりの関心があり、
どこで聴けますか? と訊ねられて、
○○のオーディオ店で聴けます、と答えずに、
毎月第一水曜日に喫茶茶会記での試聴会で、
すでに三度鳴らしている、と伝えた。

話していると、いくつかの気づきがあった。

Date: 8月 22nd, 2019
Cate: 会うこと・話すこと

会って話すと云うこと(オーディオ好きであれば、それでいい)

20代のころにもあった、30代のころにも40代になってからもあった。
ある人と親しくしていると、周りの誰かが「あの人とは関らない方がいいよ」といってくる。

そういってくる人は、忠告のつもりなんだろう。
素姓の良からぬ人とは付き合わぬのが賢明とでもいいたいのだろう。

そこには、こちらのことを心配してくれているのか、
それともその人が「あの人」という人のことを嫌っているからなのだろうか、
そのへんははっきりとしないこともあるが、
とにかく「あの人とは関らない方がいいよ」といってきた人が、これまで数人いる。

いってきた人はみな別の人たちであり、
その人たちが「あの人」というのも、また別の人のことである。

そういう人からみれば、あいつはよからぬヤツとつるんでいる、となるんだろう。
でも、これこそよけいなお世話である。

会って話せば、目の前にいる人が、ほんとうにオーディオ好きなのかどうかは、
はっきりとわかる。
それさえわかれば十分である。
その人の職業とか経歴とか、そんなことはどうでもいい。

ほんとうにオーディオ好きの人であれば、
周りの人たちが「あの人は……」といおうが、私にはどうでもいいことでしかない。

でも、周りの人の声のほうが気になって、
「あの人は……」といわれる人とのつきあいをやめていく人もいるみたいだ。

会って話しても、そういう人はわからないのだろうか。
誰がほんとうにオーディオ好きで、そうでないかが。

もしかするとほんとうにオーディオ好きの人を前にすると、
自分のオーディオの好きさ加減がバレてしまうから、それを怖れて、
ほんとうのオーディオ好きを遠ざけるのか。

Date: 8月 10th, 2019
Cate: 会うこと・話すこと

会って話すと云うこと(audio wednesdayのこと・その3)

ラインケーブルの応急処置をするあいだ、
まったく音を鳴らしていないと、アンプやCDプレーヤー、
それにスピーカーのウォーミングアップも進まないので、
とりあえず、俗にいう赤白ケーブルで接続して、とりあえず鳴らすようにはしていた。

ケーブルのトラブルがあったため、
開始の19時すぎても、スピーカーやアンプなどのきちんとしたセッティングは終っていなかった。

音を鳴らしながら、スピーカーの細かな位置決め、ガタとり、
ホーンの前後位置の調整、
それからアンプ、CDプレーヤーに関しても、いくつかのことをやって、
開始時間よりも30分くらい過ぎて、どうにか準備完了である。

ケーブルは赤白ケーブルのままである。
まず、これで聴いてもらい、
応急処置したケーブルを交換する。

赤白ケーブルよりもいいけれど、もやもやした気分が晴れない。
やっぱり前日の晩に、ケーブルの第二弾を作ってくればよかった……、
と後悔しても、遅い。

どうしようかな……、と思って、トートバッグの中をみたら、
ケーブルが入っていた。入れたつもりのないケーブルがあった。

打痕があったため、前回引き上げたケーブルが入っていた。
一度はバッグから取り出していた。
前日の晩に、一緒に引き上げてきたアース線を使おうと思って、
まとめてバッグに入れていたようだった。

これで、新しく来てくださった人たちに、いつも通りの音を聴いてもらえる。
これは、音を出している側にとって、安心感である。

常連の人たちだけであったら、説明すれば納得してくれても、
新しい人たちに対して、そういうことはしたくない。

何かトラブルがあったとしても、できるかぎりいつも通りの音、
できればいつも以上の音を出したい、という気持は常にある。
それでも予期せぬトラブルがあると、場合によってはなかなか難しくなる。

とにかく、そうやって8月7日のaudio wednesdayは始まった。

Date: 8月 8th, 2019
Cate: audio wednesday, 会うこと・話すこと

会って話すと云うこと(audio wednesdayのこと・その2)

audio wednesdayでは、自作の直列型ネットワークを使用している。
通常は、コイズミ無線製のネットワークに私が手を加えたモノを使用している。

自作のネットワークで通常も鳴らしてほしい、と思いつつも、
そうしないのは、(その1)で書いた演劇の人たちの扱いのひどさだけが理由である。

演劇の人たちの扱いだと、二、三ヵ月でどこかおかしくされるはず。
半年と持たない、とみている。

そういう環境には置いておけない。
なので毎回ネットワークも交換するという面倒なことをしている。

ユニットには、それぞれCR方法を、audio wednesdayではやるけれど、
通常はやっていない。
以前は、やっていたけれど、コンデンサーのリード線を捥ぎ取られてしまったことが二回あった。

audio wednesday以外の日の音も、できるだけaudio wednesdayの音に近いものにしたい。
そう思っていても、演劇の人たちがいるかぎり無理である。

壊されても修理はできる。
壊されたのが一週間ほど前にわかれば、当日までに部品を調達して、ということもできるが、
すべて当日になって判明することだから、あーっ、またか……、と思うしかない。

昨晩もそうだった。
しかも自作ラインケーブルの第二弾も、暑さにまけて用意してこなかったので、
不本意な音で鳴らすしかないのか、
来てくれる人も、常連の人たちばかりだから、事情を説明すればわかってくれるだろう……、
そんな甘い考えをもっていた。

でも、おもしろいもので、そういう晩にかぎって、新しい人たちが三人も来てくださった。

Date: 8月 8th, 2019
Cate: audio wednesday, 会うこと・話すこと

会って話すと云うこと(audio wednesdayのこと・その1)

昨晩のaudio wednesdayは、ちょっとしたトラブルから始まった。
毎回、スピーカーをふくめて、アンプ、CDプレーヤーすべての機器のセッティングを、
すべてやるわけだが、
アンプ、CDプレーヤーをラックからひっぱり出すために、裏にまわって驚いた。
ラインケーブルのコネクターが、一箇所、引きちぎられていた。

実は前回も、ラインケーブルに、何か硬い角のあるモノを落したような打痕があった。
喫茶茶会記では、いろんな催しが行われている。

定期的に演劇を行っている人たちは、
オーディオ機器を動かしている、という話は以前から聞いていた。
その扱いが゛そうとうに乱暴なことは、これまでにも気づいていた。

それでもCDプレーヤーとアンプを接続するケーブルまでは、
演劇の人たちによる被害を受けるとは、まったく思っていなかった。

オーディオにまったく関心ない人たちのオーディオ機器の扱いは、
人にもよるのはわかっているけれど、ひどいことがある。

もっともオーディオマニアを自称している人でも、
そんな持ち方をするのか……、と呆れるというか驚かされることはある。

二ヵ月続いて、ラインケーブルがけっこうな被害を受けている。
しかもaudio wednesdayの当日に判明するなのだから、
昨晩は、ケーブルの補修をやらなければならなかった。

しかも、必要な部品を用意していたわけではないから、応急措置でしかない。

打痕がついたケーブルは、4月から導入したもので、
打痕があったため、先月引き上げた。
なので、それ以前のケーブルを先月から接続していたのだが、それをダメにされた。

実をいうと、今回、ラインケーブルを自作して持ってくるつもりだった。
コネクターも買って、必要な加工もしていた。
でも、暑さに負けて、そこで止ってしまった。

Date: 5月 7th, 2019
Cate: 会うこと・話すこと

会って話すと云うこと(その24)

5月4日は、写真家の野上眞宏さんから「来なよ」と誘われていた飲み会の日だった。
行くつもりでいた。

けれど夕方、雹が振ってきて、さらに大変なことになっていた。
こんなことが起るの? といいたくなることが起っていた。

それがおさまって後片づけをしながら、
「しまった、動画をとっておけばよかった」と悔やんだけれど、
その時はそんな余裕はまったくなかった。

行けないな、と思っていた。
けれど、とりあえずなんとかした。
なんとかなれば、行こう、という気が起きてくる。

行くことにした。
片づけは完全には終ってなかったけど、行くことにした。

18時集合だったけれど、一時間ほど遅れて到着した。
私を含めて十一人集まっていた。
大半が初対面の人たち。

行ってよかった、と思った。
以前の私ならば、大変なことが起った時点で、
完全に行く気を失っていたし、取り戻すこともなかっただろう。

でも元号も令和になったし、という、どうでも理由をつけて、出掛けていた。

この日は日付が変る直前まで盛り上っていた。
終電の関係でお開きになったけれど、電車の心配がなければもっと遅くまで続いていたはず。

集まった人たちはみな濃かった。
こういう人たちに囲まれていると、自分の薄さを感じる。
(私は)狭い世界で生きているよなぁ……、とわかっていることを実感する。

だからこそ楽しいし、
オーディオをずっとやってきたからこそ、この場に参加できていることも実感していた。

Date: 5月 2nd, 2019
Cate: 会うこと・話すこと

会って話すと云うこと(その23)

今年のヘッドフォン祭では、
「(ブログを)読んでいます」と声を、二人の方からかけられた。
どちらも出展社の方である。

そういってもらえると、やっぱり嬉しいし、
少しばかり照れくさいものである。

二人とも社交辞令でいわれているのではないことは、
その後に続く話からもわかる。

好き勝手なこと書きやがって──、
そんなふうに思っている人がいるのは聞いて知っている。

そういう人たちがいる一方で、話しかけてくれたような方たちもいてくださる。
どちらが多いかといえば、たぶん前者だろう。

これから先も、このことは変らないだろう。
変るくらいなら、とっくにオーディオの世界はよくなっている。

書くのは、書く時は独りである。
たまに電車に乗っている時に書くこともあるが、
それでも周りは知らない人ばかりだから、独りといえる。

寂しい、とか、つらい、とか、そんなことはまったく感じないけれど、
会った人から、「読んでいます」と直接いわれるのは、
独りでやっているからこその嬉しさである。

Date: 4月 29th, 2019
Cate: 会うこと・話すこと

会って話すと云うこと(その22)

その20)で、ヘッドフォン祭が開催される中野は、
その後が楽しいところである、と書いた。

今回も、いつもの三人で中野をぶらついていた。
食事を終えて、もう一軒、ということになった。

ヘッドフォン祭の前に少し中野をぶらついていた。
その時、ある店が、というより、JBLのバイラジアルホーンが目に入ってきた。
店の入口に、大きなホーンが一本だけ飾ってある。

これで、普通の、なんてことない店なわけがない。
それで、そこに行くことになった。
ミュージックイン(Music-IInn)という店である。

入る前から気になっていたのは、
どんなスピーカーを鳴らしているか、である。
バイラジアルホーンを飾っているくらいだから、JBLのホーン型のはずだ、と期待しつつも、
まったく違うスピーカーの場合だって考えられる。

入れば、すぐにスピーカーがある。
JBLの4430だった。
表のホーンは、4430と確かにつながっている。
どちらもバイラジアルホーンである。

ここで紹介しているからといって、
ものすごい音を期待されていくと、がっかりされるかもしれない。
アンプはアキュフェーズだ、そうだ。

これみよがしの音ではないし、
際立った特徴のある音でもない。
けれど、私たち三人は、流れてくる音楽を聴きながら、まったりしていた。

店内には、店主の好きなモノが、あちこちに飾られている。
トイレもそうである。
洗練されたおしゃれな店ではない。

昭和生れの三人は、この空間でまったりしていた。
他に客はいなかったおかげもある。
かかっている音楽も、店主の好きな音楽なんだろう、と感じる。

どこも無理していない、そんな雰囲気だからまったりできたのかもしれない。

こんな店があるから、確かに中野はいいなぁ、とまた思っていた。

Date: 3月 11th, 2019
Cate: 会うこと・話すこと

会って話すと云うこと(その21)

先日、ある人と話をしていた。
瀬川先生の話が出た。

「瀬川先生に会いたかったなぁ」と実感のこもった感じでいわれた。
私より六つ上の人で、
西新宿にあった山水のショールームで定期的に行われていた「チャレンジオーディオ」、
行かれたことがある,という。

けれど、当時はオーディオはまだまだブームだった。
瀬川先生の「チャレンジオーディオ」は盛況だったときいている。
実際、すごい人の多さだったらしい。

その人は、その人のあまりの多さにめげてしまって、
そのまま帰ってしまったそうだ。
定期的に行われていたから、また行ける、という気持があってのことだろう。

その機会が訪れることはなかった。
だからこその「瀬川先生に会いたかったなぁ」という後悔である。

瀬川先生が亡くなられて今年の11月で38年が経つ。
それほどの月日が経ってもなお「瀬川先生に会いたかったなぁ」という気持が、
強くその人の心には残っている。

「瀬川先生に会いたかったなぁ」ということばを聞いた日に、
私はステレオサウンド 210号を読んだ。

黛健司氏の「菅野沖彦先生 オーディオの本質を極める心の旅 その1」を読んだ日である。

「瀬川先生に会いたかったなぁ」と話してくれた人は、
ショールームの奥の端っこでいいから、その場に残っておくべきだった──、
という後悔が残る──、
そのことを強く実感していた。

Date: 10月 28th, 2018
Cate: 会うこと・話すこと

会って話すと云うこと(その20)

仲良しチームと呼ばれている三人で、ヘッドフォン祭に行っていた。
ヘッドフォン祭は中野で開催されている。

一人で行くのであれば、交通の便が悪くなければ、
どこで開催されていてもいいけれど、
仲のいい人たちといっしょに行くのであれば、
その後に、飲みに行きましょう、ということに必ずなる。

そうなると、ヘッドフォン祭の中野は、いいなぁ、と感じる。