思い込みと刷り込み(その2)
私のオーディオの「始まり」は、これまでしつこく書いているように、
「五味オーディオ教室」からである。
いまもそう思っている。
けれど、同時に少し違うことも思うように(感じるように)なってきている。
「五味オーディオ教室」を読んでから43年。
これから先、あと43年生きている可能性は低いだろう。
つまり、私のオーディオの「終り」が近づいてきているわけだ。
近づいてきているからといって、「終り」が見えているわけではない。
ただ現実に「終り」を迎えたその刹那に意識する「始まり」があるのではないのか。
そんなことを思う(感じる)ようになってきた。
その時に、「始まり」はやっぱり「五味オーディオ教室」だった、と思うのか、
それとも違う「始まり」に気づくのか。