モニタースピーカー論(家庭用スピーカーとは・その4)
アルテックのModel 19は、どうしても欲しいという存在ではないが、
このスピーカーシステムを置けるだけのスペースの余裕があれば、
手元にあってもいいなぁ、とは思う。
さらにはユニットがアルテックでなく、
ヴァイタヴォックスに置き換えたModel 19があれば、絶対に欲しい。
そんなことをあれこれ考えていると、JBLのL200Bのことも思い浮べてしまう。
L200Bは、昨年末、あるオーディオ店で見かけた。
こんなにカッコいいスピーカーだっけ? と思ってしまうほど、
それは魅力的な存在としてうつった。
私がオーディオに興味をもった1976年秋、
L200Bは登場していたし、上級機のL300もあった。
L200は2ウェイ(4331のコンシューマー版)、L300は3ウェイ(4333のコンシューマー版)。
この時はL300がほうがスマートに見えた。
それに2405がついていることも大きかった。
L200とL300、絶対L300だと、中学生だった私は、そうだった。
それから五十年近くが過ぎ、逆転してしまった。
音を比較してではなく、そのデザインについて、この二機種を比較するならば、
断然L200Bである。