Date: 9月 2nd, 2022
Cate: モニタースピーカー
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モニタースピーカー論(家庭用スピーカーとは・その2)

モニタースピーカーについて考えていくのであれば、
コンシューマー用スピーカー、つまり家庭用スピーカーについて考えていくのも、
一つの手であるから、このテーマで書こうとは、
モニタースピーカーをテーマにした時から考えていたことだ。

なのにいまになって書き始めたのは、
マジコのM9が登場したことがきっかけになっているといえば、そうである。

ペアで一億円を超えるM9。
今年1月ごろから、M9が登場するというニュース、
そして日本では一億円を超えそうだということは伝わっていた。

価格もだが、M9の重量もすごい。454kgと発表されている。
当然ペアで使うわけだから、908kg。ほぼ1tである。

このM9はいうまでもなくスタジオモニターではない。
その意味では家庭用スピーカーであるわけだが、
M9を家庭用スピーカーと言い切っていいのだろうか。

もうそんなことでスピーカーを考える時代ではない──、
そういう考えもできるけれど、
JBLのモニタースピーカーやUREIの813、BBCモニター、
K+HのOL10など、そういった1970年代後半のモニタースピーカーに憧れてきた世代の私は、
そういう捉え方をしてしまうところが残っている。

そして、もう一つ。
アルテックのModel 19のことを最近思い出すことが増えてきた。
このことも、このテーマで書き始めたきっかけである。

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