Archive for category バランス

Date: 10月 19th, 2017
Cate: バランス

音のバランス(その4)

川崎先生の今日(10月19日)のブログ「モノの美しさにあるバランス性が決定要因」。

ちょうどいまは天秤座の時期である。
天秤座のシンボルマークは、もちろん天秤を表している。
その天秤とは片天秤ではなく、両天秤のはずだ。

X(エックス)というアルファベット。
このアルファベットこそ、両天秤だと最近思っている。

両天秤だからこそ、解でもある、と思っていたところに、
川崎先生の「モノの美しさにあるバランス性が決定要因」だった。

Date: 6月 15th, 2015
Cate: バランス

音のバランス(色のこと)

文字通り、いろいろな色がある。
ざっと周りを見渡しても、いったいいくつの色があるのか数えるのが無理なくらいの数の色が見える。
外に出れば、部屋の中にはない色もある。

これだけ多くの色があるわけだから、好きな色もあれば嫌いな色もある。
嫌いな色というわけではなかったけれど、私はオレンジ色は好んではいなかった。
オレンジ色のモノをあえて選んだり、オレンジ色の服を身につけることはなかった。

そんな私が、別項「オーディオのロマン」で書いたオレンジ色のフレームの自転車を購入した。

それまでオレンジ色には、まったくといえるほど関心のなかった。
JBLのロゴのバックがオレンジ色なのも、どうして、この色なんだろう……ぐらいに感じていた。
オレンジ色の服を着るなんてことは絶対にないだろうぐらいに思っていた。

そんな私がオレンジ色のデ・ローザのフレームに出逢って一目惚れした。
それからオレンジ色の服(オレンジ色のジーンズも持っていた)を身につけるようにしていた。

10数年前だったか、川崎先生が何かで、嫌いな色のモノを身につけろ、といわれていた。
どうしても嫌いな色の服を着るのがいやだったら、下着でいいから嫌いな色を身につけろ、ということだった。

オレンジ色のフレームとの出逢いがあったことで、
オレンジ色が私の生活の中に入ってきた。

好きな色、関心のある色ばかりで身の回りを揃えてしまうよりも、
川崎先生の「嫌いな色を身につけろ」に倣うことで、バランスを身につけることができるのではないか。

Date: 6月 14th, 2015
Cate: バランス

音のバランス(その3)

トーンコントロールやグラフィックイコライザーのツマミをいっぱいに動かしてみる。
両極端にいっぱいに動かして音を聴く行為をくり返してつかめるのは、
周波数バランスの中点である。

音のバランスとは、そこだけにはとどまらない。

昔黒田先生からきいた話がある。
マイルス・デイヴィスに関する話だった。
マイルスはある時期、自宅のインテリアをすべて曲線で構成されたモノにしていたそうだ。
その次に鋭角で直線的なモノにすべて置き換えた(順序は逆だったかもしれない)。

マイルスはインテリアを両極端に振っている。
これはマネしようと思っても、なかなかマネできることではない。
でも、ここから学べることはある。

音のバランスも、そういうものだということだ。
マイルス・デイヴィスのように、シャープで鋭角的な音、エッジのきいた音を聴く時期があって、
その次にやわらかくあたたく丸みを帯びた音で聴く時期があって、
その中点をさぐることができるはずだ。

音を語っている表現はいくつもある。
太っている音と痩せている音。
この両極端の音をある程度意識的に出して聴く。

自分の好きな音、望む音ばかり鳴らしていると、
こういうふうに音を両極端に振ってみることはほとんどないのではないか。

そのやり方を否定はしたくない。
けれど音のバランスを追求していきたいのであれば、
思いつく限り音を両極端に、一度は振ってみる必要がある。

異相の音」を意識することになるはずだ。

Date: 1月 3rd, 2015
Cate: バランス

音のバランス(その2)

いまはトーンコントロールがないアンプがあたりまえになってきたため、
トーンコントロールの使いこなし的な記述もみかけなくなっている。

私がオーディオをはじめたころは、トーン・ディフィートスイッチがつきはじめたころではあったが、
トーンコントロールはたいていのアンプについていた。
そしてオーディオの入門書、入門記事にはトーンコントロールをうまく使うためとして、
まず大胆にツマミをまわしてみること、と書いてあった。

つまり低音調整用のツマミを右に左に、まずいっぱいまで廻す。
右(時計方向)にいっぱいまでまわせば、低音が増強され、
左(反時計方向)にいっぱいにすれば低音は減衰する。
どちらもあきらかにバランスがくずれた音であり、両極端に振った音である。

同じことを高音でもやってみる。
次にツマミを廻す角度を少しずつ減らしていく。
さらにもっと減らしていく。
これをくり返して、最適のバランスと感じられるところをさぐりあてる。

なれていない人ほど、最初はわずかしかツマミを動かさないことが多かった。
ちまちま動かしていたのではわからないことがある。
大胆に両極端に振ることで、中点がはっきりとしてくる。

これはなにも帯域バランスだけではない。
たとえば硬い音、柔らかい音に関してもそうだ。
熱い音・冷たい音、乾いた音・湿った音……。
最初からバランスのいい音を求めるよりも、
ある時期ある時期で、どちらにも極端に振ってみた音を出してみたほうがいい。

バランスをくずすまいと、ちまちま左右に揺れていては、
はっりきしたことは、なにも見つからない。

Date: 12月 4th, 2014
Cate: バランス

音のバランス(その1)

音のバランスは大切なことである。
そう言う人は多い。私も言う。
そう思っているから別項で「40万の法則」について書いている。

少しばかり音のバランスが崩れていても、音は聴ける。
音のバランスよりも、もっと大切なことがある、という人もいる。
私も若いころは、そう考えていたこともあった。

そういう時期の音を経て、いま音のバランスは大切だ、と思っている。

音のバランスとは、帯域バランスだけのことではない。
音に関する、さまざまな意味・要素でのバランスが大切だ、ということである。

そして音のバランスを得るためには、いくつもの要素において、
両極端に振ってみることも必要だといえる。