Archive for category オーディオマニア

Date: 12月 19th, 2023
Cate: オーディオマニア

五条件(その6)

先週の土曜日に、audio sharingの忘年会を行った。
参加され方の一人、Kさんが「孤独な鳥の条件」のことを話された。

この項の(その5)で、「孤独な鳥の条件」を引用している。
     *
孤独な鳥の条件は五つある

第一に孤独な鳥は最も高いところを飛ぶ
第二に孤独な鳥は同伴者にわずらわされずその同類にさえわずらわされない
第三に孤独な鳥は嘴を空に向ける
第四に孤独な鳥ははっきりした色をもたない
第五に孤独な鳥は非常にやさしくうたう
     *
16世紀スペインの神秘主義詩人、サン・フアン・デ・ラ・クルスの詩である。

(その5)は、2017年9月に公開している。
書いている私は、もちろん憶えているけれど、
そんなこと書いてあったっけ? と読み手側はそんな感じだろう。

それでも、Kさんははっきりと憶えてくれている。
そして、孤独な鳥をめざしている、ともいわれた。

孤独な鳥になんてなりたくない──、
そう思うオーディオマニアもいていい。

ただ、いまのステレオサウンドは孤独な鳥のための雑誌では、とっくになくなっている。

Date: 5月 11th, 2023
Cate: オーディオマニア

オーディオマニアとして(圧倒的であれ・その12)

オーディオの力を信じることに圧倒的であれ──、とおもっている。

Date: 5月 11th, 2023
Cate: オーディオマニア

つきあいの長い音(その46)

つきあいの長い音とは、自分にとって理想の音、最高の音よりも、
ぴったりの音のことなのかもしれない。

Date: 5月 11th, 2023
Cate: オーディオマニア

つきあいの長い音(その45)

つきあいの長い音があれば、つきあいが長すぎる音も、
つきあいが長すぎた音もあろう。

Date: 1月 18th, 2023
Cate: オーディオマニア

オーディオマニアとして(圧倒的であれ・その11)

その10)で触れている知人。

この人に私は近寄らないようにしている。
向うは私のことを嫌ってくれているようなので、会うことはまずないのだけれども、
それでも関わりは持たないようにしている。

特別扱いを暗に要求している(私はそう感じている)知人は、
被害者意識も強いように感じてもいる。

自分の望むことがかなわないと、被害者意識をすぐに持つ。
このことは、特別扱いをしてほしいということだろうし、
自分は特別扱いされるオーディオマニアという意識が、どこかにあるからなのだろう。

この人ほどではないにしても、同じような傾向のオーディオマニアは、
ソーシャルメディアを眺めていると、少なくないようにも感じる。

けれど、そんな態度だから、いろんなことがこじれてしまう。
本人がこじらせているだけなのだが、孤立していくことで、ますます悪化もするようだ。

Date: 1月 5th, 2023
Cate: オーディオマニア

オーディオマニアの「役目」、そして「役割」

『オーディオ評論家の「役目」、そして「役割」』というタイトルで、
別項で書いてきている。

元日に、「毎日書くということ(今日決めたこと)」にコメントがあった。

そのコメントに、こう書いてある。
《オーディオ道は、語り継がれるものであり、それを伝承するのは我々オーディオを愛する者の流れではないでしょうか》

『オーディオ評論家の「役目」、そして「役割」』を書いていて思ったことが、これである。
『オーディオマニアの「役目」、そして「役割」』というタイトルで書こうと思いながらも、
これまで書いてこなかったのは、趣味のことなのに……、そんなふうに思う人のほうが多いだろうし、
あえて書くことでもないのかも──、そんなふうに思ったからだ。

けれどCelloのFさんのように、
《オーディオ道は、語り継がれるものであり、それを伝承するのは我々オーディオを愛する者の流れではないでしょうか》
と思う人がやはりいてくれる。

Date: 10月 15th, 2022
Cate: オーディオマニア

オーディオは男の趣味であるからこそ(アルテック604の現在)

Great Plains Audio(グレート・プレーンズ・オーディオ)は、
1998年にアルテックの資産を受け継いで創業している。

一時期、活動を停止した、というウワサも耳にしたけれど、
いまはまた活動しているようである。

グレート・プレーンズ・オーディオ(GPA)のサイトを見ると、604の最新版がある。
604-8E IIと604-8H IIとがある。

604-8E IIがアルニコ仕様で、604-8H IIがフェライトである。
フレームの形状からいえば、604Eではなく、
604-8Gもしくは604-8Hの後継機となるのだが、そのところはまぁどうでもいい。

私が気になるのは、というか、アルテック時代の604シリーズと大きく違うのは、
ホーンである。

GPAのサイトには604-8E IIと604-8H IIの真横からの写真がある。
ホーンがフレームよりも前面に突き出している。

アルテックの604のホーンはフレームよりも前に出ていない。
だからユニットを下に向けて伏せて置くことができる。

新しい604は、もうできない。
音のため、なんだろう、とは誰だって思う。

音が良ければ、突き出している方がいい、という捉え方もできる。

ホーンがフレームよりも前に張り出している同軸型ユニットは、
604-8E IIと604-8H II以前にも存在していた。

それだから、どうでもいいことじゃないか、と割り切れればいいのだが、
どうも私は、この点が気になる。

GPAの同軸型ユニットのホーンがフレームよりも前に突き出ていてもいいのだけれど、
ならば604という型番ではなく、違う型番にしてほしかった。

八年前、別項で、
美は結論である。
己の結論に節制をもつことが、オーディオマニアとしての「美」である、
と書いた。

いまもそう思っている。
アルテックの604にあって、GPAの604にはないもの、
それに気がついてほしい。

Date: 6月 24th, 2022
Cate: オーディオマニア

オーディオマニアとして(圧倒的であれ・その12)

「宿題としての一枚」を一枚も持たない者は、
圧倒的になれないのではないだろうか。

「宿題の一枚」については、別項で書いている。

Date: 6月 24th, 2022
Cate: オーディオマニア

オーディオマニアとして(圧倒的であれ・その11)

《オーディオでしか伝えられない》ことをしっかりと持っていてこその、
圧倒的であれ、のはずだ。

Date: 4月 3rd, 2022
Cate: オーディオマニア

つきあいの長い音(その44)

つきあいの長い音──、私にとってはボンジョルノのアンプの音となるのか。

Date: 1月 10th, 2022
Cate: オーディオマニア

つきあいの長い音(その43)

つきあいの長い音──、心に近い音であること。ただそれだけである。

Date: 11月 19th, 2021
Cate: オーディオマニア

ただ、ぼんやりと……選ばなかった途をおもう(その3)

選ばなかった途ではなく、結局は選べなかった途がある。
その選べなかった途をもし歩んでいたら──、
どんな生活を、いま送っていただろうか、とは考えていない。

それはきっとオーディオと無縁の途だったはずだからだ。

Date: 8月 7th, 2021
Cate: オーディオマニア

つきあいの長い音(その42)

つきあいの長い音──、私にとってMQAが、すでにそうであると感じさせる。

Date: 7月 31st, 2021
Cate: オーディオマニア

つきあいの長い音(その41)

つきあいの長い音は、くされ縁の音ではない。

Date: 7月 25th, 2021
Cate: オーディオマニア

オーディオマニアとして(圧倒的であれ・その10)

オーディオマニアを自認するのであれば、圧倒的であれ──、
というのは、私の本音だけれど、
人によっては、「圧倒的であれ」を変な方向へ誤解する人がいるようにも感じている。

オーディオマニアのなかには、自分を特別扱いしろ、といわんばかりの人がいる。
友人と電話で話していて、共通の知人のことが話題にのぼった。

共通の知人といっても、私は三十年ほど会っていないし、
連絡もとることはない。
特に親しかったわけでもないが、一度、その人の音は聴いている。
その程度の知り合いでしかない。

それでも、この人はほぼ無意識に自分を特別扱いしてほしがっている──、
そんなふうに感じることが何度かあった。

三十年以上前のことだから、若気の至りだったのかもしれない。
けれど、いまもそのようである。
友人の話をきいていると、なんにも変っていないんだなぁ、と思っていた。

特別扱いしてほしいんですか、と訊けば、そんなことはない、というはずだ。
本人は、まったく意識していないのかもしれない。

なのに、その人の言動は、特別扱いを暗に要求している。

圧倒的であれ、とは、そんなことではない。