Archive for category 「本」

Date: 2月 9th, 2023
Cate: 「本」

オーディオの「本」(古賀書店の閉店・その3)

その2)で、書店のない市町村が全国で、26.2%というニュースのことを書いた。

いま日本では一日に一店舗ほどの書店が閉店していっている、という。
一年で三百店以上書店が閉店していくのか……、と思っていたのではなく、
そうか、それだけ書店があったんだな、ということを思っていた。

書店こそ身近にあってほしい。
どんな小さな町であっても、書店がある、というのが、昔の、というか、
昭和の風景だった、と感じている。

閉店していく書店もあるが、新しく開店していく書店もある。
いま住んでいるところでも、3月に書店ができる。

でも、その書店でオーディオの雑誌や書籍が並べられるだろうか。

Date: 12月 8th, 2022
Cate: 「本」

オーディオの「本」(古賀書店の閉店・その2)

書店のない市町村が全国で、26.2%とあるニュースを今日みかけた。
出版文化産業振興財団の調べで、
全国1,741市区町村のうち456市町村に書店がない、とのこと。

その456市町村の人口がどのくらいなのかは、記事にはなかった。
とはいえ、身近に書店がない市町村が、これだけある。

以前、書いているように、書店が身近にあったから、オーディオという世界があることを知った。
その世界が、ステレオサウンドだけではなく、さまざまなオーディオ雑誌があったように、
オーディオの世界もさまざまだった。

書店が身近になくても、コンビニエンスストアがある。
そこで本を取寄せてもらえるし、インターネット通販もある──、
けれど、それは知っている本を買うこと、定期購読している本を買うには困らないが、
見知らぬ世界を教えてくれる本との出合いは、やはり書店である。

Date: 12月 7th, 2022
Cate: 「本」

オーディオの「本」(古賀書店の閉店・その1)

神保町にある古賀書店が、今月24日で閉店するとのこと。
音楽関係の書籍の古書店の、古賀書店が閉店になる。

私も昔は利用していた。
でもインターネットが普及して、古書も簡単にすぐさま検索できるようになってから、
神保町に行ったおりに、気が向いたらのぞいてみるくらいになっていた。

コロナ禍になってからは一度も行っていないし、
最後に行ったのはいつだったのかも思い出せない。

古賀書店がなくなってもとくに困らない──、
そうともいえるのだが、実店舗に行くと、こういう本があったのか、と知ることもあったりする。

インターネットの検索は、知っている本の検索には役立つけれど、
こういった偶然の出合いに関しては、まだまだだ。

いま古賀書店では閉店セールをやっている、そうだ。
定休日は、日、月、木、祝日で、営業時間は11時から17時30分まで。

いまはどうなのかは知らないけれど、オーディオ関係の雑誌のバックナンバーも、
以前はけっこう揃っていた。

Date: 6月 9th, 2022
Cate: 「本」, 老い

オーディオの「本」(ラジオ技術のこと・コメントを読んで)

facebookにコメントがあった。
私よりも一世代若いMさんからである。

YouTube、ソーシャルメディア、ブログでは、オーディオの話をしている人がいる。
昔と違い、紙の本に頼ることなく情報発信ができる時代になっているのに、
なぜ紙の雑誌、書籍が必要なのか──、ということだった。

一ついえることは、マスで捉える能力について、である。
ステレオサウンドは昔、総テストを売りにしていた。
この総テストについては、別項でも書いている。

スピーカーシステムならスピーカーシステム、
アンプならばアンプを、一度に数十機種集めて数日で集中して試聴する。

この総テストを体験しているかいないか。
この違いが、オーディオ雑誌の存在理由である、と私は考えている。

このマスで捉える視点をもっているのかもっていないのか。
ただし、総テストを体験してきているかといって、
マスで捉える視点をもっているのかは、また別の話であるが、
私がオーディオ評論家(職能家)と認めている人たちは、
総テストをくり返し体験してきた上でのマスで捉える能力・視点をもっていた。

Date: 6月 8th, 2022
Cate: 「本」, 老い

オーディオの「本」(ラジオ技術のこと)

別項で触れているように、
HiViが月刊誌から季刊誌へとなる。

広告が減ってきて、発行部数も減れば、そうならざるをえない。

別項「2022年ショウ雑感(その2)」について書いた。
ラジオ技術は、2020年にも、7月号が6月号との合併号として発売になったことがある。
新型コロナの影響のせいである。
2022年も、2月発売の3月号が休刊になり、3月発売の4月号との合併号になった。

6月になり、ラジオ技術のツイートは、
月刊誌から隔月刊への変更の知らせだった。

ラジオ技術のウェブサイトでも告知されているが、ツイートのほうが事情を説明してある。
それによると、ここ十五年ほど広告収入と発行部数の減少で、
実質的に赤字経営であったこと。

筆者の方たちも、原稿料無しで支援されていた、ということ。
数人の方から多大な資金援助があった、ということなどが語られている。

そして河口編集長の視力の急激な悪化により編集作業に支障をきたすようになった──、と。

出版業界は厳しい、とよくいわれるようになっている。
そういったことをよく目にするようになってもいる。

でもオーディオ雑誌はそれだけではないように感じられる。
老いの問題があるのではないだろうか。

ラジオ技術編集部に限ったことではなく、
若い人がオーディオに関心を持たなくなっている、といわれている。

そういう状況が続いていけば、
若い人がオーディオ雑誌の編集に就くことがなくなってくるのではないのか。

総じて、オーディオに関係する人みなが高齢化していく。
オーディオマニアも読者も、である。

Date: 11月 24th, 2021
Cate: 「本」

オーディオの「本」(読まれるからこそ「本」・その8)

Kindle Unlimitedでオーディオ雑誌を読むようになった。
すべてのオーディオ雑誌が読めるわけではないが、
音元出版はKindle Unlimitedに積極的である。

ここ数ヵ月、Kindle Unlimitedでオーディオ雑誌を読んでいて、
音元出版のanalogが良くなっていることに気づいた。

analogが創刊したころは数号はきちんと読んでいた。
商売上手な音元出版が出しそうなオーディオ雑誌と感じた。

面白くなりそうなのに、
なんといったらいいのだろうか、
妙にアナログ臭を漂わせている、とでもいったらいいのか……。

もっと辛辣にいえば、音元出版臭が気になっていた。

ようするに気になるところが目につきすぎた。
音元出版のオーディオ雑誌だから、このまま行くのかな、ぐらいに当時は思っていた。

変化しないオーディオ雑誌はない。
良くも悪くも変化するものだ。

悪くなっていくと感じているオーディオ雑誌が大半のなかで、
analogは良い方向へと変化していっている。

ここ数年(何年前ぐらいから、とはっきりといえないのはそれほど注目していなかったから)、
analogの表紙を書店でみかけると、興味をひきそうな特集のタイトルだったりしていた。

それでも手に取ることなく過ごしていたのが、
Kindle Unlimitedのおかげできちんと読んで、
以前気になった「臭」がかなりなくなっていることを知ることができた。

それだけではない。
いままでのオーディオ雑誌にあまり感じることのなかった感性もあるようだ。

不満がないわけではない。
けれど、いまもっとも期待しているのが、analogである。

Date: 7月 10th, 2021
Cate: 「本」

オーディオの「本」(近所の書店にて・その13)

ここでは、近所の書店での無線と実験の取り扱われ方を書いている。
今日(10日)は、無線と実験の発売日。

もうここで書くような変化はないだろうな、と思って、その書店をのぞいてみた。
無線と実験は、音楽・オーディオのコーナーにある。
けれど、今月も変化があった。

最新の8月号だけでなく、7月号も並んでいる。
無線と実験は、その書店では面陳列である。

8月号とともに7月号も面陳列になっていた。
7月号は売れ残っているわけだから、棚差しであってもおかしくない。
ふつうは返本されるのだから。

なのに面陳列という扱いである。
ちなみにステレオサウンドの最新号は棚差しになっていた。

こういうのをみかけると、無線と実験を買う時は、ここで買おう、と思うほどに嬉しい。
といっても、無線と実験は二年に一回ほどしか買わなくなってしまったけれど。

Date: 4月 20th, 2021
Cate: 「本」

オーディオの「本」(近所の書店にて・その12)

つい先日、別の近所の書店で、ステレオ時代を手に取っている人がいた。
私と同じくらいか、ちょっと上の世代のようにみえた。
ほとんど、この書店でそういう人をみかけることはない。

新宿の紀伊國屋書店に行けば、規模が大きいし、繁華街にあるだけに、
ときどきオーディオ雑誌を手に取っている人をみかける。
それでも若い人が手に取っているところを、この十年ほどみかけたことがない。

オーディオマニアが高齢化していることは、これまでも何度か書いてきている。
ステレオサウンドだけのことではない。
無線と実験においても、読者の高齢化ははっきりとしている。

無線と実験がこれからも続いたとして、
読者が高齢化していくばかりであり、若い読者が登場してこなければ、
オーディオの技術者をめざそうとするオーディオ少年はいなくなってしまうのではないか。

私が別項でAliExpreeを取り上げているのは、このことも関係している。
昔の日本は、AliExpree的なオーディオのキットが、けっこうな数あった。

無線と実験、ラジオ技術、初歩のラジオ、電波科学などの、
自作記事が毎号載っているオーディオ雑誌もあった。

そういう時代背景があったからこそ、
オーディオの技術者がうまれ育っていったとはいえないだろうか。

そんなことは杞憂にすぎない、
いまはインターネットがあって、その代りを果たしているから──、
そんな声もきこえてきそうだが、そのことに期待もしているが、
そうともいえないという気持は半分程度はある。

いまのような状況が続けば、というかますますさびしいかぎりになっていけば、
オーディオ技術者はもう育ってこなくなることだって、十分考えられることだ。

Date: 4月 20th, 2021
Cate: 「本」

オーディオの「本」(近所の書店にて・その11)

無線と実験の、書店での扱いが気になるのは、
別項「日本のオーディオ・これから」と多少なりとも関係してくるからである。

ラジオ技術が書店で取り扱われなくてってけっこう経つ。
思い出したかのようにトランジスタ技術が、特集でオーディオ関係をやるけれど、
いま書店で手にすることのできるオーディオ雑誌で、自作記事が載っているのは、
基本的に無線と実験だけになってしまった。

私が中学生のころは、自作記事が載っているオーディオ雑誌は、いくつもあった。
それがひとつ消え、またひとつ消え、
無線と実験だけが毎号自作記事を載せるだけになってしまった。

オーディオマニアでも、無線と実験にまったく興味、関心をもたない人がいるのは知っている。
自作に関心がない人もけっこう多いし、
オーディオ雑誌はステレオサウンドだけあればいい、という人も、けっこう多いことだろう。

オーディオに興味をもちはじめたばかりの10代の少年が、
書店の音楽・オーディオコーナーで、無線と実験を見つける。
こんな世界もあるのか、と思う少年もいれば、そうでもない少年もいる。

前者の少年のなかのどのくらいがじっさいに 自作をするようになるのかはなんともいえない。
けれど、自作に少なからぬ興味をもっていることは確かだろうし、
積極的に自作に挑戦していく少年も、きっといる。

そういう少年の、これまたどのくらいの割合なのかはなんともいえないが、
オーディオメーカーの技術者をめざしていき、
実際に技術者になった人も、以前ならばきっといたはずだ。

無線と実験は、あとどのくらい続いていくのだろうか。
意外と早くおわりが訪れるのかもしれないし、
しぶとくねばっていく可能性もある。

それでも、いつの日か、無線と実験も消えてなくなるであろう。
そうなったとき、かわりのオーディオ雑誌があるだろうか。
自作記事を毎号載せるオーディオ雑誌が、なにかあるだろうか。

Date: 4月 13th, 2021
Cate: 「本」

オーディオの「本」(近所の書店にて・その10)

近所の書店における無線と実験の扱いについて書いてきている。
一度は無線と実験の取り扱いをやめている。
それがまた扱うようになって、先月書いているように、
無線と実験を、音楽・オーディオのコーナーから技術誌のコーナーへと移動。

今月号はどうなっているのか、と思って覗いたら、
音楽・オーディオのコーナーに戻っていた。

良かった、と思っているところなのだが、
もしかして、この近所の書店のかた、ここを読まれているのだろうか。

単なる偶然なのだろうけども、ついそんなことを思ってしまう。

Date: 3月 30th, 2021
Cate: 「本」

オーディオの「本」(近所の書店にて・その9)

そういえば、どうだったんだろう……、と書きながら思っていた。
私が、無線と実験、ラジオ技術、電波科学などを初めて書店で手にした時、
これらの雑誌は、どのコーナーに置かれていただろうか。

はっきりと記憶に残っていないが、オーディオのコーナー、
つまりステレオサウンドやその他のオーディオ雑誌と同じコーナーにあったはずだ。

そのころは技術誌のコーナーを見ることはやっていなかったのだから。

無線と実験がオーディオ雑誌のコーナーがあったことで、
私は早い時期に、伊藤先生のアンプの記事とであえた。

このことは、いまふり返ってみると、ひじょうに幸運だった、といえる。
中学のころ、無線と実験を知らなければ、
伊藤先生のアンプを知るのは、数年遅れていたからだ。

サウンドボーイに掲載されたEL34のプッシュプルアンプの記事まで待たなければならなかった。

無線と実験、ラジオ技術などに発表される自作の真空管アンプに対する評価は、
けっこう人によって違う。

私は、伊藤先生のアンプ以外はない──、そう断言するくらいに、
無線と実験に載っていたEdのプッシュプルアンプの姿に一目惚れした。

そんな私は、シャーシーの厚みは伊藤アンプの50mmが基準である。
けれど人によっては、50mmは厚い、という。

そういう人は淺野勇氏の作られるアンプ、
40mmのシャーシーがスマートでかっこいい、という。

私は逆に、薄い、と感じてしまう。

最初に、どのアンプ(どの人のアンプ)に惚れたかで、
このへんの感覚は違ってくるのだろうか。

Date: 3月 26th, 2021
Cate: 「本」

オーディオの「本」(近所の書店にて・その8)

その本(雑誌)を、どのコーナーに置くのか、
書店によって微妙に違ってくることがある。

オーディオ雑誌も、書店によって違うことがある。
最近、近所の書店に寄ったときに、いつものコーナーに無線と実験がなかった。

この書店は(その1)で書いている書店である。
なので、ついに無線と実験の取り扱いをやめたのか、と思った。

でも、もしかするとコーナーを変えたのかも、と思い、
トランジスタ技術がある技術関連の雑誌のコーナーを見たら、そこにあった。

書店によっては、トランジスタ技術と無線と実験は同じコーナーにあったりする。
なので、珍しいことではないのだが、
先月号まで音楽関係の雑誌コーナーにあったのに、技術関係の雑誌コーナーへの移動。

無線と実験を知っている人にとっては、
取り扱ってくれれば、それでいい、ぐらいのことだろうが、
オーディオに興味を持ち始めたばかりの人にとっては、この変更はどうなのだろうか。

その書店では、ステレオサウンド、ステレオなどのオーディオ雑誌は、
音楽関係の雑誌コーナーにある。
無線と実験も、先月号まではそこだったのが移動した(された)ということは、
その書店の人は、無線と実験をオーディオ雑誌とは見做していなかったのか。

オーディオに関心をもち始めた人が、
技術関係の雑誌コーナーまで見るとはかぎらない。

音楽関係の雑誌コーナーだけしか見ないかもしれない。
そうなると無線と実験は、その人の目に留らないことになる。

一軒の書店にしか行かない、ということはあまりないから、
そんなことどうでもいいことだ──、そんなことを言う人は、
おそらく東京とか大阪などの大都市に生れ育った人だろう。

田舎だと、近所に書店が一軒しかないこともある。

Date: 10月 19th, 2020
Cate: 「本」

ステレオ(2020年11月号)

半年ほど前に「ステレオのすべて」というタイトルで、
ここ数年、月刊誌ステレオが変ってきて、興味を惹く特集がときおりある。

いま書店に並んでいる2020年11月号の特集は「ホーン主義。」である。
表紙を飾るのは、JBLの新製品4349である。

買いそうになった。
今月は、いくつか試したいことがあって、
それでなくとも、けっこうディスクを買っているので、
締めるべきところは締めておく必要があるので、買わなかったけれど、
いまのオーディオ雑誌で、オーディオの楽しさを伝えているのは、ステレオだという気がする。

ただ毎号がそうだとはいわないが、応援したくなる。
「ステレオのすべて」のところでも書いているが、
あとすこし読み応えがあれば……、と思うのは、
こちらが長くオーディオをやっているからなのだろうか。

これからも変っていくはずである。
もっと良くなっていくのか、それともそうでなくなるのかは私にはわからないが、
いまの方向で進んでいってくれれば、ステレオを買う日が来るのかもしれないし、
そういう日が来てほしい。

Date: 5月 9th, 2020
Cate: 「本」

オーディオの「本」(読まれるからこそ「本」・その7)

先日、久しぶりに書店に行った。
そこそこ大きな書店である。

そこにも貼り紙があった。

その6)で書いているコンビニエンスストアの貼り紙とはちょっと違う。
コロナ関係の貼り紙なのだが、立ち読み禁止ではなく、
立ち読みはソーシャルディスタンスを維持してください、とあった。

ゴールデンウィーク中だったにもかかわらず(だからなのか)、
客はまばらだった。

ソーシャルディスタンスに気をつける必要がないほどに、人がいなかった。

いまでは書店に行かずとも、本を購入できる。
インターネットで注文すれば、場合によっては書店に注文するよりも手元に早く届く。
それに電子書籍に移行しはじめている人が増えてきているのだろうか。

(その1)で、ステレオサウンドのバックナンバー、それもかなり古い号が、
たまにではあっても、ひじょうにキレイな状態で古書店に並んでいることを嘆いた。

それは読まれていないからこそのキレイさであるからだ。
つんどく。
ステレオサウンドのキレイなバックナンバーも、つんどくだったからである。

つんどく状態の本が一冊もない、という本好きの人は、そうはいないのではないだろうか。

電子書籍の割合が増えていくということは、つんどくも増えていくことになるかもしれない。
実際の本をつんどくにしておくと、視覚的にも気になってくるものだが、
電子書籍だと、どれだけつんどくの本がたまってこようと、
さほど気にならないといえばそうだろう。

つんどくの傾向がましてくることを嘆く編集者のほうが多いと思うが、
そうでない編集者もいてもおかしくない。

定期購読者の多い雑誌ならば、
つんどくぐらいの読者のほうがありがたいといえば、そうともいえる。
買ってくれる。けれど読まない。
とりあえず見映えのいいように仕上げていればいい。

つまり読者ではなく、買者がいればいい──、という考えである。

Date: 4月 17th, 2020
Cate: 「本」

オーディオの「本」(読まれるからこそ「本」・その6)

いましがた近所のコンビニエンスストアから帰ってきたところ。
このコンビニエンスストアに行くのは二週間ぶりぐらい。

なにが大きく変っていたかというと、雑誌コーナーに、
「新型コロナ感染防止のため立ち読みしないでください」と、
大きく、何枚も注意書きが貼られていたことだ。

その4)で書いたことを、神経質すぎると思った人もいるかもしれないが、
現実は、そうである、としかいえない。

外出は極力控えているから、書店にも行っていない。
もしかすると近所の書店にも、同じような貼り紙があるのかもしれない。

もっと大きくの人が集まる店舗だと、そうかもしれない。