Archive for category 「ネットワーク」

Date: 9月 1st, 2026
Cate: 「ネットワーク」

dividing, combining and filtering(その6)

世の中は、情報と回転で構成されている。
唐突だけど、ここにきて、そう思うようになった。

Date: 8月 30th, 2026
Cate: 「ネットワーク」

オーディオと「ネットワーク」(post-truth・その11)

「関係者から直接聴いている」から、私は一次情報をもとに話している──。

こんなことを言う人けっこういる。一次情報ということをことさら強調する。

けれど、そう言ってきた人が一次情報だと信じていた人が、そうではなかった例を、いくつか知っている。二次情報を一次情報だと信じて、疑おうとしない。

それでも一次情報と二次情報が全く同じであれば問題は特にないけれど、そういう例に限って微妙な違いがあったりする。

一次情報、一次情報……、とくり返す人ほど検証しないようだ。自分にとって都合のよいことを一次情報だとしているだけなのに、そのことすら振り返ろうとはしない。

インターネットのとてつもない普及と生成AIが生み出す情報は、一次情報なのか、二次情報なのか、それとも零次情報とあったらいいのだろうか。

Date: 8月 22nd, 2026
Cate: 「ネットワーク」

オーディオと「ネットワーク」(post-truth・その10)

post-truthとは、正しい情報よりも広まった情報の方が、事実となっていくことであり、
なにもこのことは、オーディオの世界では今に始まったことではなく、ずいぶん昔からその芽はあった。

その芽は少しずつ大きくなって、インターネットの普及、ソーシャルメディアの普及によって、無視できない大きさに成長しつつあるように感じたからといって、
時代の流れそのものがpost-truthへと向かっていては、もうどうにもならないような気もする。

そこに生成AIが加わった。

Date: 6月 26th, 2026
Cate: 「ネットワーク」

オーディオと「ネットワーク」(SNS = SESか・その26)

ノアの方舟と大洪水。
この時の大洪水は、文字通りの水によるものだったけれど、いまの時代の大洪水は、情報の大洪水であり、いつか起こるのかもしれない。

生成AIが発端となって起こるのかもしれない。

そうなった時のノアの方舟は、何なのかだろうか。

Date: 3月 14th, 2026
Cate: 「ネットワーク」

ネットワークの試み(その18)

別項で書いているアルテックのA4のネットワークは、クロスオーバー周波数500HzのN500Fが純正だが、
いまのところ、6dB/oct.のネットワークで鳴らしている。

これがベストなのかどうか、いまの段階でははっきりしたことは言えないが、
A4が収まる部屋とはいえ、劇場ほどの広さはない空間では、
かなりの音量を求めても、
ネットワークの減衰カーヴは6dBでも問題はないように感じている。

一般的な並列型ネットワークでの接続だが、直列型に変更するのは、すぐにできる。

A4のような大型スピーカー、つまりウーファーと中高域のドライバーとがかなり離れている場合、
並列型と直列型は、どういう変化を見せるのか、楽しみにしている。

Date: 10月 18th, 2025
Cate: 「ネットワーク」

ネットワークの試み(その17)

昨日のインターナショナルオーディオショウ、今井商事での是枝重治氏の講演で、
ヴァイタヴォックスのCN191のネットワークがらみで、JBLのハーツフィールドについても、少し話された。

ハーツフィールドがうまく鳴らないのであれば、ヴァイタヴォックスのネットワーク、NW500を試してみるといい、ということだった。

ハーツフィールドのネットワークはN500で、NW500と同じくクロスオーバー周波数は500Hz。
使用ユニットのインピーダンスもほぼ同じなので確かに使える。

N500は一般的な並列型、 NW500はくり返しになるが直列型。
使用部品の違いもあるが、この並列型か直列型かの違いの方が、そこで鳴ってくる音への影響は大きいと私は考えている。

どういう結果になるのかはなんともいえないが、NW500の中古を探して試してみる価値はある。

Date: 10月 17th, 2025
Cate: 「ネットワーク」

ネットワークの試み(その16)

四谷三丁目の喫茶茶会記でaudio wednesdayをやっていた時、
アルテックのスピーカーユニットによるスピーカーシステムのネットワークは、
途中から私が作った直列型になった。

コーン型ウーファーとホーン型トゥイーターといった、上と下で構造の違うユニットを組み合わせるとき、
直列型ネットワークの方がうまくまとまるような感じを持つようになった。

コーン型ウーファー、コーン型トゥイーターもしくはドーム型トゥイーターといった、どちらもダイレクトラジエーター型ならば、
ネットワークはどちらがいいのかは、その結果は変ってくるかもしれないが、
コーン型とホーン型の組合せにおいては、直列型ネットワークが優位性が高いような気さえする。

今日、インターナショナルオーディオショウに行き、今井商事のブースで是枝重治氏の話を聞いて、
ヴァイタヴォックスのネットワークNW500も、直列型であったことを知る。

Date: 7月 16th, 2025
Cate: 「ネットワーク」

dividing, combining and filtering(その5)

ソーシャルメディアとのつき合い方は、特にfilteringだ。
誰をフォローするのか。

読みたいことのみをフォローしているようで、
読みたくないことを拒絶している。
自分と同じ意見、考えを持つ人、その投稿ばかりを追いかけて、
そのことだけで世界観を構築してしまう。

そういう使い方をしている人ばかりでないことはわかっているが、
そういう使い方をしている人も少なくないようだし、
知人の一人も残念なことにそうである。

そして凝り固まっていき、余計に拗らせているように見える。
本人は真理に迫りつつある──、という認識のようだ。

filteringとは、そういうことでは、本来ないわけなのに、そうなっていってしまう。
ソーシャルメディアがなければ袋小路にぶち当って、
そこで考えを改める機会にもなるだろうが、
ソーシャルメディアはそうじゃない。

どこまでもどこまでも、悪い意味でつき進める。

Date: 3月 18th, 2025
Cate: 「ネットワーク」

オーディオと「ネットワーク」(SNS = SESか・その25)

《いまは、恥じらいなどというものがまるでない、しったかぶりと自己宣伝全盛の時代である。》

ステレオサウンド 61号(1981年12月発売)、
「さらに聴きとるものとの対話を 内藤忠行の音」で、黒田先生が書かれている。

1981年は四十年以上前。
恥じらいなどというものがまるでない、しったかぶりと自己宣伝全盛の時代が、いまも続いているどころか、
ひどくなっている。

恥じらいが失われつつあるからなのか。
だとしたら、なぜそんなふうになっていったのか。

そして、このことは人に限ったことでもない。
オーディオ機器、それもハイエンドオーディオ機器の中には、
そう感じてしまうモノがないわけではない。

音のためだったら──、なんでもやっていいのだろうか。

Date: 2月 22nd, 2025
Cate: 「ネットワーク」

オーディオと「ネットワーク」(おさなオーディオ・その9)

内輪だけの関係を、どう捉えるのかは人によって違ってきて当然だし、
ネガティヴに捉える人もいるだろうが、
この内輪だけの関係は、同じ志をもつ人たちが、少人数だからこそ、
互いに精進、切磋琢磨していく関係性でもある、と私は捉えている。

そして、この内輪だけの関係は、とてもオーディオと相性がいい、とも思っている。

けれどそれがオーディオ雑誌の取材、
そしていまではインターネット、ソーシャルメディアによって、
内輪だけの関係に留まることに、かなりの無理を生じさせているのではないか。

多くのオーディオマニアの音を聴いてまわること。
多くのオーディオマニアと知り合うこと。
さらに、その輪を広げていくこと。

悪いこととまでは言わないが、本当にいいことなのだろうか。

内輪だけの関係を大切にしたままであればいい。
けれど、どうもそうではないように、私の目にはうつる。

Date: 2月 19th, 2025
Cate: 「ネットワーク」

オーディオと「ネットワーク」(おさなオーディオ・その8)

『オーディオと「ネットワーク」(SNS = SESか・その6)』で、
オーディオクラブのことにちょっとだけ触れた。

1980年代のステレオサウンドで、いくつかのオーディオクラブを取材して記事にしている。

これらのオーディオクラブのいくつかは、
記事で紹介されてしばらくしたら、解散してしまった、と聞いている。

その原因も少しだけ聞いているけれど、どこまで本当なのかは、確認していない。

ただ記事になってから解散したという事実だけである。

オーディオ雑誌では昔からマニア訪問記があった。
オーディオクラブを紹介したのは、あまりなかったはずだ。

思うに、オーディオクラブは、元々内輪だけの世界を大切にした人間関係だったはずだ。
それがオーディオ雑誌で取り上げられる。
しかもステレオサウンドで、カラーで取り上げられる。

こうなると、もう内輪だけのことでは済まなくなってきたはず。
ぜひ聴かせてほしい、という人もけっこういただろう。
私も、そのクラブに加わりたい、という人もいたことだろう。
記事になって最初のころは、その反響に驚いていたはずだ。

けれど、その反響は内輪だけの関係を毀していったのではないのか。
それまでクラブ内の序列なんてものはなかったのに、一度記事になってしまうと、
徐々に内からも外からも序列のようなものが形成されていく──、
そんな気がしてならないし、それが解散の原因になっていったのか。

ソーシャルメディアを頭から否定はしないけれど、
当時のオーディオクラブがオーディオ雑誌に取り上げられなくて、
内輪だけの関係を大事にしていったとしても、
ソーシャルメディアにオーディオクラブのまま、一歩でも踏み入ってしまえば、
同じことになってしまうだろう。

Date: 2月 15th, 2025
Cate: 「ネットワーク」

オーディオと「ネットワーク」(おさなオーディオ・その7)

人は誰しも弱さがある。
なに一つ弱さなんてもったいないと豪語できる人はいるのかもしれないが、
だからと言って、本当にそうなのかは誰にもわからないことだろう。

その弱さを誰かに見られる(見せられる)のは、悪いこととも何とも思わないが、
インターネットの普及、ソーシャルメディアの普及、
スマートフォンの普及、
これらによって増えてきたと感じているのは、
自分の弱さを誰かに見せつける人である。

世間一般で、そんなふうに感じるようになってきているが、
オーディオに限っても、同じに感じている。

弱さを誰かに見せつけているとしか思えない人は、慰めて欲しいのか。
特別扱いして欲しいのか。

いい歳した大人のオーディオマニアがそうだったりすると、
これもおさなオーディオなんだなぁ……、と思うだけでなく、オーディオは元々内輪だけの世界だったところに、
外向きといえるインターネットが登場したことに、
いまだうまく対応できていない人が多いのかもしれない──、
そんなふうに思料したところで、
何が変って良くなっていくことがあるのか。

Date: 1月 21st, 2025
Cate: 「ネットワーク」

オーディオと「ネットワーク」(SNS = SESか・その24)

兵庫県で、ここ一年ほどのあいだに起こっている事象は、
悪意をベースにしたSES(Social Experiment System)のように思えてしかたない。

SNS(Social Networking Service)を中心とした実験場で、
何かが浮き彫りになるのだろうか。

Date: 12月 30th, 2024
Cate: 「ネットワーク」

オーディオと「ネットワーク」(SNS = SESか・その23)

ソーシャルメディアを眺めていると、フォローしていない人の投稿でも、
ソーシャルメディア側のおせっかいで表示される。

オーディオのことに関しても、そんなふうにほぼ毎日、何かしらの投稿が表示される。

そんな投稿とコメントを読んでいると、この人は何も確認しないのか──、と思うことがしばしばある。

具体的にどういうコメントだったのかを挙げるのはやめておくが、
製品知識として広く知られていることですら、
そこではなかったことのように語られていて、
おかしな方向に話が進むことが少なくない。

しかもコメントしている人の誰も、そのことを指摘しない。
ならばお前がコメントしろ、と言われだろう。
しようかな、と思いつつも、もういいや、という気持もあって、
何もせずに、ここで触れているだけだ。

これも集合知である。

Date: 11月 21st, 2024
Cate: 「ネットワーク」

オーディオと「ネットワーク」(SNS = SESか・その22)

インターネットでの検索に熱心な人がいる。
関心のあることをインターネットでずっと検索している。

彼は何を検索しているのか。
真実を追求しているのだ、と彼は答えるだろう。
そう思い込んでいるのだから、
彼に対して、いえることは何もない。

彼は真実だと思い込んでいる。
けれど、それは真実ではなく、彼が信じている事であって、
それは真実というよりも信実でしかない。

そのことに彼が気づく日が来るのかは、わからないし、
インターネットにも、その答は存在しない。