Date: 7月 6th, 2025
Cate: ジャーナリズム, ステレオサウンド
Tags:

編集者の悪意とは(その32)

以前のオーディオ雑誌には、偏りがあった。
この偏りが、それぞれのオーディオ雑誌の個性(カラー)につながっていた。

これはいいことなのか、悪いことなのか。

一般的には、偏りがあるのだから悪いことになるだろうが、
オーディオ雑誌においても、そうだと言えるのか。

オーディオ機器の評価のためには、偏りなんてあってはならない──、
果たしてそうなのか。

それぞれのオーディオ雑誌の偏りをなくしていく方向になってしまったら、
そして偏りをほぼ完全に無くすことができたなら、
オーディオ雑誌は一つでいい、ということになる。

偏りをなくしていくのは、オーディオ雑誌の編集者としての善意と言えるのか、それとも悪意なのか。

Leave a Reply

 Name

 Mail

 Home

[Name and Mail is required. Mail won't be published.]