エラック 4PI PLUS.2のこと(その10)
今年になってから、エラックの4PI PLUS.2を、
audio wednesdayでこれまで三度鳴らしている。
4月、アポジーのDuetta Signatureに、
5月、Western Electricの757Aレプリカに、
7月、メリディアンのDSP3200に足して鳴らしている。
こうやってタイプも音も、
その他のこともかなり違うスピーカーと組み合わせても、
こちらの期待を上廻る結果を聴かせてくれる。
だから鳴らすたびに感心している。
この水平方向無指向性のリボン型トゥイーターは、
どんなスピーカーにも合うような気さえしてくる。
どんなにやってもうまく鳴らない、
つまり相性の合わないスピーカーもあるだろうが、
そういうスピーカーは、いったいどういうスピーカーになるのか。
そのことを想像するのが、また、楽しくなるほど、
このエラックのトゥイーターは、よく出来ていると思うだけでなく、
高域の拡散が、ステレオフォニックの再生には不可欠な要素であることを、
聴くたびに実感するしかない。
そして聴くたびに、ベストバイ・コンポーネントだとも思っている。