エラック 4PI PLUS.2のこと(その15)
スーパートゥイーターを足した場合、弦楽器ではヴァイオリン、
人の声では男声ではなく女声のディスクをかけた方が、
違いがよりはっきりするように、思いがちになるが、
実際に経験があれば、決してそうではないことを知っている。
今回かけた“John Coltrane & Johnny Hartman”のMQA-CDもそうである。
はじめ、エラックの4PI PLUS.2ありで一分ほど聴いて、結線を外した音を、同じく一分ほど聴いてもらった。
短い時間だが、違いは相当にはっきりと出る。
エラックなし、Ktêmaだけでも十分よく鳴っている。
これはこれでいい音なのだが、
ジョニー・ハートマンの歌い方を見事に再現してくれたのは、エラックありである。
歌唱方法を知りたい人、学びたい人は、絶対にエラックありを選ぶはず。
そのくらい違ってくる。
違いを聴いてもらった後は、もう一度最初から聴いてもらった。