エラック 4PI PLUS.2のこと(その14)
ずっと以前からトゥイーターを変えたり足したりしたら、
低音域の鳴り方が変る、と言われてきている。
自作スピーカーでマルチウェイシステムに取り組んでいる人、
既成スピーカーシステムでもスーパートゥイーターをつけている人、
トゥイーターを交換したことのある人にとっては、常識でもある。
とはいってもそういう経験のない人もいる。
ない人の方が多いのかもしれない。
知識として、トゥイーターが変る、
高音域の鳴り方が変れば、低音域の鳴り方も変化することは知っていても、
だからといって体験しているわけではない。
実際、エラックの4PI PLUS.2を足すことで、
低音域の鳴り方は良くなる。
言い方を変えれば、低音域の鳴り方が良くならなければ、
そのトゥイーターの質が良くないのか、調整が悪いのかであるともいえる。
4月2日のaudio wednesdsyで、エラック無しの音も聴かせてほしい、とリクエストがあった。
どのMQA-CDでエラックのあるなしを聴いてもらうか、
よく考えていたわけではなく、かけたいMQA-CDをかけて、
その鳴り方をきいたうえて、このディスクにしようと、いわば直感的に決めた。
“John Coltrane & Johnny Hartman”にした。