昨晩は、赤塚りえ子さんのところのオーディオのセッティングをやっていた。
昨年、赤塚さんがメリディアンの218を導入されてから、
何度か赤塚さんのところに行って、あれこれやってきている。
昨晩やったのは、ラック裏側の配線の整理である。
これまでもずっと気になっていた。
いつかきちんとしたいと思いながらも、かなりめんどうだな、とも思っていた。
これまで赤塚さんのシステムをいじってきて、かなりいい感触をつかんでいたものの、
そろそろ配線を整理しないと、ここのところがネックになってくる。
そうなる前に、ということで、昨晩やってきた。
自分のシステムならば、こういうところは最初のセッティングの段階できちんとするのだが、
横幅二メートルちょっとあるラックには、
オーディオ機器のほかにヴィジュアル機器もあるし、ほかの機器もおさまっている。
それらは一度おさまっているわけではないから、配線はどうしてもぐちゃぐちゃになる。
ぐちゃぐちゃになればなるほど、きちんとするのはめんどうになる。
昨晩はいくつか準備していった。
その一つを使って配線を整理した。
こちらの予想以上にさまざまな配線が絡みあっていた。
けっこうな時間がかかった。
とにかく、整理が終った状態の音を聴く。
音出しはroon。
前回来た時に聴いている、グレン・グールドのブラームスの間奏曲集が、
私のiPhoneのroonの画面に表示された。
なのでそのまま聴いた。
ずいぶん違う。
グールドの、例の椅子の軋み音も、よく聴こえる。
赤塚さんは毎日聴いている音なのだから、
ふだん聴いていない音楽であっても、その違いに敏感だ。
音の気配に敏感なのかもしれない。
別の曲にする。
アバドとポリーニのバルトークのピアノ協奏曲。
この曲の二回目で、LANケーブルを交換する。
オーディオ用ではない。
一般的なLANケーブルに私が少し手を加えたモノ。
ここでの違いは大きかったし、
配線を整理したおかげで、よりその違いははっきりと出ていた。
次に、218からヤマハのプリメインアンプ間のケーブルを、
これまた私が作ったケーブル(別項「結線というテーマ」で触れたモノ)にする。
そのあとに、ヤマハの電源コードも交換した。
これらの音の変化を聴いてもらった。
電源コードの段階では、AC極性による音の変化も聴いてもらった。
ひとつひとつのステップの音を変化を聴いてもらうことをやっていて、
そういえば今日(5月26日)は水曜日だ、これもaudio wednesdayだな、
そんなことを思っていた。