マルチアンプのすすめ(自動補正がもたらすもの・その3)
(その2)を書いたのは、2018年3月。
いまは2022年10月。
その間に何があったかというと、MQAとの出逢いがあった。
メリディアンのULTRA DACの導入はいまのところ無理だけれども、
メリディアンの218を導入することで、そしてTIDALを利用するようになって、
日常的にMQAがもたらしてくれる音のよさにふれていると、
ここでのテーマについての考えに変化が生じている。
ここでの「自動補正」とはデジタル信号処理によるものだ。
これらの自動補正のオーディオ機器が、これからMQAに対応してくれるのどうか。
技術的にMQAと信号処理は両立できる。
事実、roonはMQAであっても、イコライジングを可能にしている。
詳しい説明は省くが、MQAの折りたたんでいる信号のところではなく、
元の信号のところだけに対して信号処理をかけることで、MQAであることを維持している。
なので自動補正の機器も、同じように信号処理をしてくれればMQA対応となる。
けれど、いまのところ、そういう製品が登場するということは聞こえてこない。