Date: 6月 1st, 2014
Cate: マルチアンプ
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マルチアンプのすすめ(その31)

1970年代はスピーカーユニットの豊富さにかけては、いまよりも充実していた。
いまも国内外にスピーカーユニットを生産している会社がけっこうある。
それらからいくつものユニットが登場している。
単純にユニットの数だけで比較すれば(すべてが輸入されているわけではないが)、いまの方が多いかもしれない。

けれどユニットのバリエーションということでは、1970年代の方が充実していた。
そのころ、ステレオサウンドが出していたHI-FI STEREO GUIDEを見ては、
スピーカーはこれにして、アンプはれあれ、プレーヤーとカートリッジは……、と、
予算を決めては組合せをあれこれ夢想していた。

コンポーネントの組合せだけではない、
スピーカーの組合せもあれこれ夢想できていた時代だ。

ウーファーはこれを、エンクロージュアはこれを組み合わせて、
中高域はホーン型にするか、ドーム型でいくのか……、
予算だけでなく、スピーカー全体の大きさをどうするのか、
とにかくそんなことを夢想しているのが、とにかく楽しかった。

よくいわれていることにメーカーの異るユニットは組み合わせないほうがいい、というのがある。
例えばアルテックのウーファーに、JBLのコンプレッションドライバーの組合せ。

この組合せは実際にやった人もけっこういた、と聞いている。
実際にやったことのある人から話も聞いている。
まったくうまくいかなかった、と。

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