アナログプレーヤーの設置・調整(その7)
いまも昔もアナログディスク再生に関係するアクセサリーはいろいろある。
どんな人出もひとつかふたつは持っていることだろうし、
多い人ならば、ありとあらゆるアクセサリーを持っていることだろう。
アナログディスク再生に関係するアクセサリーの中で、もっとも重要なアクセサリーであるにもかかわらず、
意外に持っていない人がいるモノ──、
水準器である。
水準器がなければ置き台(ラック)の水平を出すことはできない。
水準器を使わずに目視でわかる傾きはけっこう大きなもので、
そんな傾きは論外であり、置き台(ラック)は水準器を使って水平にする必要がある。
水準器には、オーディオ用のアクセサリーとして売られている円筒型の小さなモノがある。
ないよりはいいけれど、水準器はホームセンターで売られている、スパンのあるタイプがいい。
小さな円筒型だと、水平を正確にとった台の上にいくつも並べてみると、
けっこうバラツキがあるのがわかる、という話を聞いている。
置き台の天板の上に水準器を置く。
左右方向と奥行き方向、どちらも水準器を置いてみる。
このときひとつ注意したいのは、水平を出したあと水準器の向きを180度回転させてみることである。
こうして水平がとれているかどうかもチェックしておくこと。