Archive for category audio wednesday

Date: 3月 29th, 2025
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) –第十五夜(FRANCO SERBLIN Ktêma+1.0)

4月2日のaudio wednesdayでも、フランコ・セルブリンのKtêma を鳴らす。

今回は、エラックのリボン型トゥイーター、4PI PLUS.2も一緒に鳴らす。

2月と3月の音、特に3月の音から、どう変化するのか。
このことを聴いてもらいたいので、今回もMQA-CDを鳴らす。

Date: 3月 11th, 2025
Cate: audio wednesday

FRANCO SERBLIN Ktêma、ふたたびを終えて(その4)

2月のaudio wednesdayでは、Ktêmaを正面、もしくは少しずれた位置で聴いた。
3月の会では、右チャンネルのKtêmaのほぼ真横で聴いている。

こんな位置で聴いていても、なんとなくステレオ的に聴こえていた。
同じことを、来られた方からも聞いている。

これはKtêmaだからなのか。
それもある。
けれどそれだけではない。

四谷三丁目の喫茶茶会記でも、同じ体験をしている。
スピーカーは、もちろんKtêmaではなかった。

アルテックの2ウェイに、JBLの075を足したシステムだった。

この時、少しばかり席を外して戻ってきたとき、ドア付近で立って聴いていたのだが、
その時の感じが、今回に近かった。

この時は左チャンネルのスピーカーよりも外側で聴いていたのだが、
コンサートでその位置からステージを見ているような感じで、音が定位していた。
不思議な感じだった。

この時感じたことを、ブログに書こうと思いつつも、そのまま書かずにいた。

今回、同じ感覚を味わって書いている。
スピーカーも違う、アンプも違う、部屋も違う。

共通していたのは、メリディアンのULTRA DACでMQA-CDを鳴らしていたことだ。

Date: 3月 8th, 2025
Cate: audio wednesday

FRANCO SERBLIN Ktêma、ふたたびを終えて(その3)

今回、来られた方から、イタリアのスピーカーだから、
イタリアのオペラや音楽はかけられないんですか、ときかれた。

特に考えていなかった。

スピーカーには、その国ならではの音がある、と昔はよく言われていた。
ステレオサウンドでも、60号でアメリカン・サウンド、
61号でヨーロピアン・サウンド、
62号でジャパニーズ・サウンドを特集記事としていた。

このころは、そういった色合いが、各国のスピーカーから、その音から感じとれた。

それからずいぶん時間は経つ。
そういったことがまったくなくなったとは思っていない。
それでも、今回Ktêmaを鳴らすにあたって、
イタリアのオペラや音楽、イタリアの演奏家を特に選ぼうとは、
まったく考えていなかったのは、
私にとって、Ktêmaはイタリアのスピーカーというよりも、
フランコ・セルブリンのスピーカーという色の方が濃く感じられるからだ。

Ktêmaに使われているスピーカーユニットが、
すべてイタリア製ならば、少し違ってきただろうが、
いまの時代、そうでもない。

ただしイタリアということを完全に無視していたわけではない。

カンタービレ(cantabile)ということは、強くあった。
歌うように、美しく鳴らす。
このことが私にとっては、
イタリアのオペラ、音楽、演奏家のディスクをかけることよりも、
ずっと大事なことであり、意識していた。

Date: 3月 7th, 2025
Cate: audio wednesday

FRANCO SERBLIN Ktêma、ふたたびを終えて(その2)

3月5日のKtêmaでの「直立猿人」の鳴りは、
インターナショナルオーディオショウでのアーク・ジョイアのブースでしかKtêmaを聴いていない人には、
想像がつかないだろう。

そのくらい見事な鳴りだった。

Ktêmaも素晴らしかったわけだが、決してそのことだけで得られた音ではない。
「直立猿人」もMQA-CDだ。
MQAということ、それに加えてメリディアンのULTRA DAC、
それにアンプもあっての「直立猿人」だったと言える。

Date: 3月 6th, 2025
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) –第十五夜(FRANCO SERBLIN Ktêma+1.0)

4月2日のaudio wednesdayも、フランコ・セルブリンのKtêmaを鳴らす。

三回続けて鳴らせることになり、試してみたいことができた。
タイトルの+1.0を見て、ピンときた人もいるだろう。

今回の試みがうまくいくのかいかないのか。
半々ぐらいかな、と思っている。それでもやってみたいのは、
うまくいったとしてもそうでなくても、Ktêmaというスピーカーを、
より理解することにつながると感じたからだ。

Date: 3月 5th, 2025
Cate: audio wednesday

FRANCO SERBLIN Ktêma、ふたたびを終えて(その1)

今日のaudio wednesdayは、フランコセルブリンのKtêmaを、先月に引き続き鳴らした。
MQA-CDのみで鳴らした。

結果を先に書くと、予想以上によく鳴ってくれた。
あれこれMQA-CDをかけた中で、私のとっていちばん意外だったのは、
チャールス・ミンガスの「直立猿人」だった。

興味本位でかけた面もある。
でも最初に鳴ってきた音からして、私の予想をはるかに超えていた。
音がピンと立っているとでも言おうか。

その音は、黒田先生がチャールス・ミンガスの「直立猿人」は、
「もっとも大切なレコードのひとつである」と書かれていたことを思い出させた。

Date: 3月 4th, 2025
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) –第十四夜(FRANCO SERBLIN Ktêma + Meridian ULTRA DAC + MQA-CD・いよいよ明日)

明日(3月5日)、フランコ・セルブリンのKtêmaをふたたび鳴らす。
今回はKtêma以外の機器はがらりと入れ替わる。

前回はアナログディスクのみだったが、今回はCDのみ。
ストリーミングでもなく、さらにはMQA-CDのみに絞る。

アンプは、アインシュタインのセパレート型。
フランコ・セルブリンは、アインシュタインのプリメインアンプを使っていた。

プリメインアンプとセパレートアンプの違いはあるが、
いわば推奨アンプでもあり、Ktêmaにとってリファレンスともいえよう。

アインシュタインのアンプも、Ktêmaを貸してくださっているOさんのモノ。

つまり今回のシステムは入力系以外、Oさんのシステムをほぼまるごと持ってきた、と言える。

今回あえてMQA-CDに絞ったのは、このことと関係している。
OさんにMQAの良さをじっくり味わって欲しいからだ。
そのため、D/AコンバーターはメリディアンのULTRA DACしかない。

Speaker System: FRANCO SERBLIN Ktêma
Control Amplifier: EINSTEIN The Tube II
Power Amplifier: EINSTEIN The Final Cut MK70
CD Transport: Accuphase DP100
D/A Converter: Meridian ULTRA DAC

開始時間は19時。終了時間は22時。
開場は18時から。

会場の住所は、東京都狛江市元和泉2-14-3。
最寄り駅は小田急線の狛江駅。

参加費として2,500円いただく。ワンドリンク付き。
大学生以下は無料。

Date: 3月 2nd, 2025
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) –第十四夜(FRANCO SERBLIN Ktêma + Meridian ULTRA DAC + MQA-CD)

3月5日のaudio wednesdayでは、MQA-CDのみをかける。

アナログディスクで聴いても、CDで聴いても、
スピーカーの音の判断はできる。
プログラムソースがなんであれ、音の評価はできるわけだが、
MQAで聴いてみたいと思わせるスピーカーと、
あまりそのことを思わせないスピーカーがある。

フランコ・セルブリンのKtêmaは、
私にとってMQAで聴いてみたい(鳴らしてみたい)スピーカーである。

2月のaudio wednesdayでも、そのことを感じていた。
だからメリディアンのULTRA DACを用意して、MQA-CDに絞って鳴らす。

Date: 2月 12th, 2025
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) –第十四夜(FRANCO SERBLIN Ktêma + Meridian ULTRA DAC + MQA-CD)

3月5日のaudio wednesdayは、
ストリーミングではなくCD、それもMQA-CDのみをかけるつもりでいる。

Date: 2月 6th, 2025
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) – 2025年8月6日

半年後(8月6日)のaudio wednesdayは、
マンガ家のさそうあきら氏にDJをお願いしている。

さそうあきらさんは、狛江でaudio wednesdayをやるようになってから、
ほぼ毎回来てくださっている。

昨年12月の会の時に、DJをやってほしい、とお願いしていた。
昨晩の会が終ったあと、
こんなイメージでやりたいという企画書のようなものを渡された。

テーマは「クラシック音楽における自然描写」とある。

去年一年やってきて、いろいろやりたいことが広がってきているのを感じている。

さそうあきら氏の作品は、
Kindle Unlimitedでけっこうな数を読むことができる。
音楽関係の作品も読むことができる。

「マエストロ」、「神童」、「ミュジコフィリア」などがある。
「子供の情景」という短編集もある。

「マエストロ」でたくあん漬けを食べる描写がある。
たまたま入った店に掲載誌の漫画アクションが置かれていた。

ちょうど、そのシーンが載っている号だった。
それから、さそうあきら氏の作品を読むようになった。
といっても、すべてを読んでいるわけではない。

今年のaudio wednesdayは、昨年以上に楽しみとなっている。

Date: 2月 6th, 2025
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) –第十四夜(FRANCO SERBLIN Ktêma + Meridian ULTRA DAC)

3月5日のaudio wednesdayは、フランコ・セルブリンのKtêmaを、
メリディアンのULTRA DACを用意して鳴らす。

アンプはアインシュタインのOTLアンプがメインになる予定。

Date: 2月 5th, 2025
Cate: audio wednesday, 名器

名器、その解釈(幻の名器・2025年2月5日)

2023年夏に、このタイトルで書いている。
それがなんなのかは触れなかった。

今日のaudio wednesdayで、最後の方で鳴らそうと考えている。
きちんとした技術を持つところでメンテナンスされているので、
そこに関しては問題はないのだが、周辺環境を整えることに少しばかり気を使う。

私も、その音は聴いていない。
うまく鳴ってくれた音は、いかばかりだろうか。

Date: 2月 4th, 2025
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) –第十三夜(FRANCO SERBLIN Ktêmaを鳴らす・いよいよ明日)

明日(2月5日)のaudio wednesdayでは、
フランコ・セルブリンのKtêmaを鳴らす。

3月5日もKtêmaと決まっているので、明日はアナログディスクで、
3月は、メリディアンのULTRA DACを用いて鳴らす。

《スピーカーを選ぶなどとは思い上りでした。良否は別として実はスピーカーの方が選ぶ人を試していたのです。》
伊藤先生のことばだ。

常に試されている。
どんなスピーカーであっても、こちら側が試されている。
同じことばかりが試されているわけではない。
それは鳴らすスピーカーによって同じところもあれば、
そうでないところもある。

Ktêmaを鳴らすことで、私の何が試されるのかは、明日にならないとわからない。
鳴らしたからと言って、すぐにわかることではないかもしれない。

Speaker System: FRANCO SERBLIN Ktêma
Control Amplifier: Marantz Model 7
Power Amplifier: McIntosh MC275, Goldmund Mimesis 9.2
Analogue Disc Player: Wilson Benesch Circle
Phono Cartridge: Decca Mark V

開始時間は19時。終了時間は22時。
開場は18時から。

会場の住所は、東京都狛江市元和泉2-14-3。
最寄り駅は小田急線の狛江駅。

参加費として2,500円いただく。ワンドリンク付き。
大学生以下は無料。

Date: 1月 31st, 2025
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) –第十三夜(FRANCO SERBLIN Ktêmaを鳴らす・余談)

昨晩(1月30日)、Ktêmaを搬入した。
当日搬入だと時間的余裕が少し削られるし、
慌ただしくやりたくないので、早めの搬入となった。

今回お借りしたKtêmaは、シリアルナンバー60番台。
Ktêmaがどれだけ作られているのかしらないが、
初期のKtêmaと言っていいだろう。

初期型がいいとか、後期型がいいとか、そういうことではなく、
フランコ・セルブリンが生きていたころのKtêmaだということだけを言いたい。

元箱に収められたKtêma。
それが新鮮だった。

ステレオサウンドにいたころ新製品としてスピーカーがやって来るわけだが、
箱に入って来ることは、ほとんどなかった。

アンプやプレーヤーに関しても、箱を見たことは、そんなに多くはない。

なので元箱を見ると、それだけでちょっとだけ嬉しくなる。

Date: 1月 31st, 2025
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) –第十三夜(FRANCO SERBLIN Ktêmaを鳴らす)

2月5日のaudio wednesdayは、
フランコ・セルブリンのKtêmaを鳴らす。
3月5日のaudio wednesdayも、Ktêmaを鳴らす。

Ktêmaについての説明は、ここを読まれている方には必要ないだろう。
けれどKtêmaが、いい音で鳴っているのを聴いている人はどのくらいいるのか。

別項でも書いているが、私自身、インターナショナルオーディオショウで聴いているだけ。
輸入元のアーク・ジョイアで鳴っていたKtêmaは、お世辞にもいい音とは言えない。

アーク・ジョイアのブースでは、他のスピーカーであっても、
同じような鳴り方をしていて、どのスピーカーであっても、
そのスピーカーらしく鳴っているとは思えない。

Ktêmaは、もっともっといい音で鳴ってくれるはず──、
というおもいをずっと持ってきた。
とはいえ、どこかで素晴らしい音で鳴っているKtêmaを聴く機会は、
発売から十年以上経つけれど、なかった。

そのKtêmaを、今回鳴らすことができる。
しかも2月と3月の二回鳴らせる。

今回は、アナログディスクで鳴らす。