Archive for category audio wednesday

Date: 12月 13th, 2024
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) –第十二夜(JBL 4343 + Meridian Ultra DAC、ふたたび)

1月8日のaudio wednesdayでは、JBLの4343をふたたび鳴らすわけだが、
アンプはまだ決まっていない。

D/Aコンバーターは、11月の会と同じくメリディアンのUltra DACである。

以前、別項で書いているように、
Ultra DACの、私の中での位置づけはEMTの930stである。

だからこそ今回もUltra DACとなる。

930stの上には927Dstがあった。
930stも、優れた音のプレーヤーなのだが、
927Dstを一度でも聴いてしまうと、その違いに驚くだけでなく、
なんとしてでも927Dstを、という気持になってしまう。

930stの上には、トーレンスのリファレンスもあった。
これらを聴いてしまうと、930stが少しばかり色褪せてしまう。

だから20代の私は、かなり無理をして927Dstに行ってしまった。

そうして、いま思うのは、930stの良さである。
その良さに共通するものをUltra DACにも感じる。

Ultra DACも高価なD/Aコンバーターだが、
その倍どころか、十倍以上するD/Aコンバーターも登場してきている。

Ultra DACよりも高性能なD/Aコンバーターは、ある。
それでも930st的D/Aコンバーターとなると、
私にとっては、いまのところUltra DACのみである。

瀬川先生は長いこと930stを使われていた。
だから思うことがある。

瀬川先生がUltra DACを聴かれたら──と。
その答を探っていくためにも、今回もUltra DACが必要になる。

Date: 12月 10th, 2024
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) –第十二夜(JBL 4343、ふたたび)

告知しているとおり、
来年1月のaudio wednesdayでは、JBLの4343を鳴らす。

いま考えているのは、一曲目のこと。
11月の4343の時には、コリン・デイヴィス指揮のストラヴィンスキーの「春の祭典」をかけた。

1月の会では、また「春の祭典」でも面白いと思いながらも、
2025年の最初の曲でもあるから、考えている。

1月に最初にかける曲は、2025年の一曲目でもある。
12月の最後にかけるきは、2025年をしめる曲でもある。

この二曲の間に、さまざまな曲をかける。
同じ曲をかけることもある。
今年の12月の会のように、選曲を誰かに任せることもある。

そうやって、いろんな曲を、来年もかけることになる。
2025年は、何曲かかけることになるのか。

そんなことを思いながら、一曲目を考えている。

Date: 12月 5th, 2024
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) –第十二夜(JBL 4343、ふたたび)

1月8日のaudio wednesdayは、ふたたびJBL 4343を鳴らす。
audio wednesday 序夜は1月10日だった。
瀬川先生の誕生日でもあった。

今年は8日だけれど、瀬川先生が生きておられたら90歳。
なので4343を鳴らす。

また4343を鳴らせるのだから、とにかく嬉しい。

今回は、エラックのリボン型トゥイーターを加える予定でもある。

Date: 12月 5th, 2024
Cate: 1年の終りに……, audio wednesday

2024年をふりかえって(audio wednesday)

1月10日の序夜から始まったaudio wednesday。
序夜での一曲目は、
ピーター・ガブリエルの
“Biko [Live At Blossom Music Centre, Cleveland]”。

12月4日、audio wednesday 十一夜での最後の曲は、
グラシェラ・スサーナの「人生よ ありがとう」。

“Biko [Live At Blossom Music Centre, Cleveland]”で始めて、
「人生よ ありがとう」で終えられて、
私は、これでよかった、と思っている。

Date: 12月 4th, 2024
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) –第十一夜(BOSE 901で聴くグラシェラ・スサーナ ・今日)

今日のaudio wednesdayのテーマは現代音楽だが、
18時から19時までの一時間は、グラシェラ・スサーナだけをかける。

Qobuzにするか、CDをリッピングしてUSBメモリーで持っていくか、
どちらかにするつもりでいたが、LPにする。

アナログディスクで、一時間、グラシェラ・スサーナを聴いてもらう。

Date: 12月 3rd, 2024
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) –第十一夜(BOSE 901 Series Vと現代音楽・いよいよ明日)

10月に行う予定だった今回のテーマ。
二ヵ月おくれてやっとできる。

選曲は常連のHさんに任せてしまったけれど、
BOSEの901にエラックのリボン型トゥイーターを組み合わせるだけでなく、
後半からはセンターチャンネルを足すつもりでいる。

使用機材をあげておく。

Speaker System: BOSE 901 Series V
Super Tweeter: ELAC 4PI PLUS.2
Control Amplifier: Marantz Model 7, McIntosh C22
Power Amplifier: Accuphase A20V, McIntosh MC275
D/A Converter: Meridian 218
Streamer: Meridian 210

マッキントッシュのMC275だけでなく、C22も使う。
ただしC22は、まだメンテナンスされていないので、
当日試してみて不調ならば取りやめだが、
うまくいけばセンターチャンネルのスピーカーには、
ウェストレックスの757Aを鳴らす。

どんな音になるのか、非常に楽しみだ。

開始時間は19時。終了時間は22時。
開場は18時から。

会場の住所は、東京都狛江市元和泉2-14-3。
最寄り駅は小田急線の狛江駅。

参加費として2,500円いただく。ワンドリンク付き。
大学生以下は無料。

Date: 11月 27th, 2024
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) –第十一夜(BOSE 901で聴くグラシェラ・スサーナ )

一週間後のaudio wednesdayは、告知しているように、
BOSEの901 Series Vで現代音楽を聴く(鳴らす)。

そのことに変更はないが、開始までの約一時間は、
グラシェラ・スサーナを鳴らすつもりでいる。

11月の会では、18時から開始時間の19時までの一時間を、
リクエストタイムにあてた。
今回もそうする予定でいたが、グラシェラ・スサーナが亡くなったので、
この時間は私のわがままを通して、スサーナだけの一時間とする。

なので12月の会ではリクエストはなしとなる。

Date: 11月 21st, 2024
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) –第十一夜(BOSEとマッキントッシュ)

12月のaudio wednesdsyでは、
BOSEの901 Series VをマッキントッシュのMC275で鳴らすわけだが、
その理由は何度か書いているのでここでは省略するが、
昨日の、BOSEがマッキントッシュ・グループを買収したことには、
少々びっくりした。

オーディオ・ブランド(会社)も、買収されることはわりとある。
今回のようにニュースとして報道されることもあれば、
ひっそりと買収した(された)ことも少なくない。

だから、あのブランドとこのブランド、同じ系列だったのか──、
そんなふうに驚く人もいるだろう。

今回の買収そのものについては語らないが、
12月の会で組み合わせようとしていたBOSEとマッキントッシュが、
このタイミングで同じ会社になるとは、まったく予想していなかったし、
世の中、いろいろなことが起こるものだ、と思っているところでもある。

Date: 11月 19th, 2024
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) –第十一夜(BOSE 901の復活)

BOSEの901が、限定で復活する。
BOSEのInstagramには、”limited to 12 custom”とある。
ある日本語のサイトでは、限定12台と伝えているけれど、
それだと限定6ペアとなってしまうから、限定12ペアではないかと思うのだが、
どちらにしてもわずかな数の復刻モデルとなる。

なので実物を見ることも聴くこともないだろう。

そんなごく限られた復活であっても嬉しく思う反面、
発表された写真を見ると、なんなんなんだろうな……、と思ってしまう。

なので12月のaudio wednesdayで鳴らす901 Series Vが、
よけいにカッコよく見えてしまう。

Date: 11月 12th, 2024
Cate: 4343, audio wednesday, JBL

audio wednesday (next decade) –第十夜(43年目の4343・余談)

11月6日のaudio wednesdayで鳴らしたJBLの4343は、
宇都宮から運んでくる必要があった。
当初は、私がクルマと運転手を手配して、という手筈だったのが、
頼んでいた人が、ストレスで短期間ではあったけれど引きこもりになってしまった。
いまは元気になっているけれど、
前もって運搬・搬入しようとしていた時は、
頼めそうな感じではなかった。

もう一人、声をかけていた人もいたが、
この人は心筋梗塞で入院してしまった。

4343のオーナーのHさんは、クルマへの積み込みと移動は、
レンタカーを手配して、一人で大丈夫という方だったので、お願いすることになった。

これで安心と思っていたら、
11月2日に、彼が予約していたレンタカーが事故にあって、
借りれなくなった、代車が用意されるようだ──、
という連絡があった。

3日の夜になってもレンタカー会社からの連絡がないので、
最悪運べないかもしれない可能性も出てきた。

4日に連絡があって、代車が用意された、とのこと。

これでほんとうに安心できる、と思った。

4343は無事届いた。
けれど、すでに書いているように、予想しない不具合が発生。
4343に原因があるのではなく、
他のところによる不具合なのだが、どこなのかがなかなかはっきりとせず、
けっこうな時間を費やしながら、
少しだけ、何かに邪魔されているのか……、そんなことも思ったりした。

しかもトラブルはもう一つあって、
前日夜にHさんが4343をチェックしたところ、2405が鳴らなかったそうだ。
深夜まで時間をかけて、鳴るようになった、という話を、
準備している時に聞いていたものだから、
いったいなんなんだろう──、と思うしかなかった。

そんなことがあったけれど、4343はよく鳴ってくれた。

Date: 11月 8th, 2024
Cate: 4343, audio wednesday, JBL

audio wednesday (next decade) –第十夜(43年目の4343・その5)

2012年12月に、別項にこう書いた。

ステレオサウンド 61号の編集後記に、こうある。
     *
今にして想えば、逝去された日の明け方近く、ちょうど取材中だったJBL4345の組合せからえもいわれぬ音が流れ出した。この音が先生を彷彿とさせ、話題の中心となったのは自然な成り行きだろう。この取材が図らずもレクイエムになってしまったことは、偶然とはいえあまりにも不思議な符号であった。
     *
この取材とは、ステレオサウンド 61号とほぼ同時期に発刊された「コンポーネントステレオの世界 ’82」で、
井上先生による4345の組合せのことである。
この組合せが、この本の最初に出てくる記事にもなっている。

ここで井上先生は、アンプを2組選ばれている。
ひとつはマランツのSc1000とSm700のペア、もうひとつはクレルのPAM2とKSA100のペアである。

えもいわれぬ音が流れ出したのは、クレルのペアが4345に接がれたときだった、ときいている。

このときの音については、編集後記を書かれたSさんにも話をきいた。
そして井上先生にも直接きいている。
「ほんとうにいい音だったよ。」とどこかうれしそうな表情で語ってくれた。

もしかすると私の記憶違いの可能性もなきにしもあらずだが、
井上先生は、こうつけ加えられた。
「瀬川さんがいたのかもな」とも。

このことがあったから、今回、パワーアンプはクレルのKSA100にした。

Hさんは、クレルのパワーアンプを他にも持っている。
KMA200とKMA100である。
その中でKSA100を持ってきてもらったのは、上記の引用が理由だ。

しかも井上先生の4345の組合せの試聴は1981年の11月6日。
このころの井上先生のことだから、試聴がはじまったのは、
早くても夕方から、大抵は夜になってからで、
4345からえも《いわれぬ音》が鳴ってきたのは、
翌7日の朝早い時間のはず。

今回のaudio wednesdayも11月6日。
無理なこととはわかっていても、できれば朝方まで鳴らしたかった。

Date: 11月 8th, 2024
Cate: 4343, audio wednesday, JBL

audio wednesday (next decade) –第十夜(43年目の4343・その4)

11月6日のaudio wednesdayで鳴らしたJBLの4343は、
宇都宮に住むHさんのモノである。

彼は四谷三丁目の喫茶茶会期からの常連で、当時は愛知、兵庫から来てくれていた。
audio wednesdayが終ったあと、新宿から深夜バスで帰り、
翌日は、もちろん朝から仕事。若いなぁ──、と思っていた。
彼はまだ30代。今は宇都宮なので、アンプやスピーカーを、
audio wednesdayに持ってきてくれる。

クレルのKMA200、アポジーのDuetta Signatureも、
彼の私物である。

彼が4343を一人でクルマに積み、運んできてくれた。
クルマの後ろの扉を開ける。

横置きで積まれた4343の底板が見える。
4343は1976年登場で、1981年くらいまで製造されていた。
四十年から五十年近く経っているわけだから、
新品同様ということはまずない。
底板は、調整の際、動かすわけだから、多少なりとも傷が残る。

そんな底板を見た時は、それだけの年月が経っていることを感じていた。

それでも運び込み設置。
アンプやその他の器材もセットして結線して──、
けれどすでに書いたように予想外の不具合が発生して、
4343からやっと音が鳴ってきたのは、けっこう時間が経っていた。

やっと落ち着いてソファーに座り、音をきちんと聴く。
その時改めて、4343はスーパースターだ、と、感じていた。

佇まいが、そうだった。
お互い歳をとったけれど、4343はやはりスーパースターのままだった。
様になるスピーカーのままだった。

Date: 11月 7th, 2024
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) –第十夜(43年目の4343を終えて)

昨晩のaudio wednesdayは、JBLの4343を鳴らした。
予想できなかった、しかも初めての不具合の解消にかなり時間をとられて、
十全な調整が行えたわけではなかったが、
自己採点ではあるが、まあうまくいったと思っている。

それにしても今回の不具合の原因は、意外なところにあって、
それゆえに手間取ったわけだが、大きな経験にもなった。

4343を自分の手で鳴らすのは、ステレオサウンドにいたから以来だから、ほぼ四十年ぶり。
4343の音を聴いたのは2005年、
早瀬文雄さんのリスニングルーム以来である。

1976年に登場した4343だから、五十年近く前のスピーカーとなる。
古いスピーカーといえば、確かにそうなのだが、
だからといって、その一言で切って捨てられるほど、
軟弱なスピーカーではない。

いつもは端っこで聴いているのだが、
今回だけはいちばんいいポジションで聴いていた。

書きたいことはもっとある。
それは個人的な想いばかりだから、この辺にしておく。

Date: 11月 6th, 2024
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) –第十一夜(BOSE 901 Series Vと現代音楽)

12月4日のaudio wednesdayは、
現代音楽をBOSE 901で聴く、がテーマである。

10月に予定していたが諸事情で12月に延期。
現代音楽にうとい私だから、選曲は常連のHさんにお願いした。
なので当日は、私はいつもと違い聴く側にまわれる。

アンプはマッキントッシュのMC275を予定している。
別項で聞いたことがあるように、ステレオサウンドの試聴室で、
CDプレーヤーをMC275に接続し、901を鳴らしたことがある。

その音の記憶があっての、もう一度、聴いてみたいと常々思っていた。

今回は901だけでなく、エラックのトゥイーターも使う。
どんなふうに変化するのか、それも楽しみにしている。

あとひとつ、これは当日、実際に試してみないことにはうまくいくのかどうか、
なんともいえないが、考えていることがある。

そういうことを含めて現代音楽を聴いていく。

Date: 11月 5th, 2024
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) –第十夜(43年目の4343・いよいよ明日)

明日(11月6日)のaudio wednesdayは、JBLの4343を鳴らす。

パワーアンプは、クレルのKSA100。
D/Aコンバーターは、メリディアンのUltra DACだ。

書きたいことはいっぱいあるけれど、もう書かなくてもいいだろうという気持も強い。

明日、鳴らすだけであるため

開始時間は19時。終了時間は22時。
開場は18時から。

会場の住所は、東京都狛江市元和泉2-14-3。
最寄り駅は小田急線の狛江駅。

参加費として2,500円いただく。ワンドリンク付き。
大学生以下は無料。