Archive for category audio wednesday

Date: 12月 19th, 2025
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) –二十二夜を終えて(その2)

水曜日のaudio wednesdayは、ぴあ分室で行った。
翌日、ぴあの社員の方数名が、今回の音を聴かれた、とぴあと私の間に入ってくれた大阪のMさんから連絡があった。

いい音になっている、との感想とのこと。オーディオマニアでない人たちが何の先入観を持たずに聴いての感想である。

それからぴあ分室には、今回からメリディアンの218も置かれるようになった。

Mさんは、ぴあの社員の方たちにMQA-CDと通常CDを聴いてもらっている。
ここでも全員MQA-CDがいい、という評価とのこと。

こういうことを聞くと、来年からのaudio wednesdayに熱が入る。

Date: 12月 18th, 2025
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) –二十二夜を終えて(その1)

昨晩は二ヵ月ぶりの、そして場所を移してのaudio wednesdayだった。

今回鳴らしたスピーカーは、ダイヤソウルのDIASOUL.AI。
このことで、どこで開催したのか、以前の投稿を思い出された方ならばわかるはず。

前回(8月)は、鳴らした手のではなく、聴いただけだった。
今回は前回の音を聴いた上での、別項でも触れている点について、
簡単にできる範囲で対策しての音出しとなった。

とは言っても高価なアクセサリー類を大量に持ち込んで、ということをやったわけではないし、
元に戻せなくなるような手の加え方をしたわけでもない。
すぐさま現状復帰が可能な範囲で、やる気さえあれば、ほとんどの人ができる範囲のことをやった。

音の変化は、小さくなかった。
8月の音では、クラシックを聴くにはつらいなと感じていた。

昨晩の音は、というと、私の好きなクラシックのディスクをかけて、最後まで聴きたい、と思わせるくらいには鳴っていた。

もっと時間をかけてじっくり取り組めば、もっと変化していくだろうが、それは今後やっていけばいいことで、
昨晩の試みはうまくいった。

カルロス・クライバーの椿姫をかけた。
最初はCD、それからBlu-ray audio(96kHz、24ビット)、SACDの順でかけた。

CDプレーヤーはマグネターのUDP900で、MQA-CD以外は全てのディスクを再生できる。
一台の機種で、今回の三種のディスクを比較試聴したのは、私は昨晩が初めてだっただけに、
このことだけでも、個人的にはけっこうな収穫といえる。

昨晩は私を含めての五人の会だったが、やはり、こうやって集まるのは楽しい。
これまでの会よりも話す時間も多かった。

とにかく手応えの感じられた夜だった。

Date: 12月 17th, 2025
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) –第二十三夜

来月1月もaudio wednesday行います。
開催場所の関係で、第二週、三週の水曜日の予定です。

今回と同じ場所なので、人数制限があります。参加希望の方は、私宛にメールで連絡ください。

Date: 12月 16th, 2025
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) –第二十二夜(いよいよ明日)

明日(12月17日)は、二ヵ月ぶりのaudio wednesday。
2011年2月から始めたaudio wednesdayは、最初は四谷三丁目、それから狛江。そして今回からまた都心で行う。

どこで行うかによって、鳴らすスピーカー、システムも当然変っていく。
今回からのシステムが、時代的には新しいといえる。
そうはいっても最新のシステムではないが、それでも時代としては、これまでよりも現代にグッと近い。

それにトリノフ・オーディオによる音響補正もなされている。

こういう場で、何がやれるのか、何をやっていきたいのか、そのことをまだはっきりと定めているわけではない。
まず、明日鳴らしてみてからだ。

Date: 12月 10th, 2025
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) –第二十二夜(再開)

一週間後の水曜日に、audio wednesday 二十二夜を行う。
前回書いているように、スペース的に大勢入れるわけではないので、非公開に近いかたちでの開催となる。
それでも楽しみにしてくれている人がいる。

私もこんなに早く再開できるようになるとは思っていなかったので、嬉しい。

今回は顔見知りの人たちばかりなので、少しばかり細かいことをやっていこうかな、と考えている。
audio teach-in的なこともやっていきたいし、話す時間も増やそうと考えている。

毎月開催できるかどうかはいまのところなんとも言えないが、それでもできる場があり、手を貸してくださる人がいる。

ありがたいことだ。

Date: 11月 29th, 2025
Cate: audio wednesday

audio teach-in

瀬川先生が、熊本のオーディオ店に定期的に来られていた試聴会の名称は、オーディオ・ティーチイン(audio teach-in)だった。

先日、ある方からのメールに、《宮﨑さんのナレッジを基礎的な部分だけでも講義してくれませんか》とあった。

そう思ってくれる人は少数だろうが、来年のaudio wednesdayでは、audio teach-in的なことを含めてやっていければと考えている。

Date: 11月 17th, 2025
Cate: audio wednesday
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audio wednesday (next decade) –第二十二夜(番外編として再開)

10月の第二十一夜で一旦終りとなったaudio wednesdayだが、
12月、第二十二夜として行う。

場所も決まっている。
大勢が入れるスペースではないため、今回は再開する、という告知だけになる。

番外編として、まずやってみて、来年以降、どうするのかを含めて考えていきたい。

Date: 11月 3rd, 2025
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) を一旦終えて(その後)

audio wednesdayが年に数回単発ならば、再開できる可能性が出てきた。
スペース的には大勢は入らない(そんなに大勢が集まることはない)けれど、音量の制約はない。

詳細は何ひとつ決まっていないけれど、来年になれば不定期ではあるが再開できそう。

器材の制約はあるが、その中でやっていくのも、個人的には楽しく感じている。

Date: 10月 30th, 2025
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) を一旦終えて

昨晩、お知らせしたように狛江でのaudio wednesdayは、10月を持って終了となった。

昨日、そう決めたわけだが、結果として10月のaudio wednesdayが終夜となって良かった、と思っている。
カラヤンとベルリンフィルハーモニーによるワーグナーの「パルジファル」を全曲鳴らすことができたからだ。

終りにふさわしい会となったなぁ、とひとり納得している。

Date: 10月 29th, 2025
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) 終了のお知らせ

11月に、ヴァイタヴォックスのCN191が鳴らせると楽しみにしていましたが、詳細を書きたくない事情により、前回(10月)で終了となりました。
いい場所が見つかれば、いつの日か再開するつもりでいます。

Date: 10月 23rd, 2025
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) –第二十二夜(Vitavox CN191 Corner HornとUltra DACで聴く)

11月5日のaudio wednesdayでヴァイタヴォックスのCN191を鳴らすと決めてから、
先日のインターナショナルオーディオショウで聴くことができたし、
ヴァイタヴォックスからは新製品が登場するなど、不思議とヴァイタヴォックスとの縁(のようなもの)を感じている。

今回CN191を鳴らす器材は、いつもと同じである。
D/Aコンバーターは、メリディアンのUltra DACだ。

ここには日本製、アメリカ製ではなくヨーロッパ製を持ってきたいし、できればヴァイタヴォックスと同じイギリス製を、というのは、私のこだわりでしかない。

以前から感じていることなのだが、100dB/W/mほどの高能率スピーカーほど、MQAとの相性がいい。

野口晴哉氏のリスニングルームのスピーカーは、
シーメンスにしてもウェストレックス・ロンドンにしても高能率であるが、
その中でヴァイタヴォックスは低域もホーン型という存在。
それ故の難しさもあろうが、
オールホーン型という、いまでは稀少な存在となったスピーカーシステムを鳴らせるのは、楽しみでしかない。

Date: 10月 20th, 2025
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) –第二十二夜(Vitavox CN191 Corner Hornで聴く)

ヴァイタヴォックスのCN191は、1977年の時点では一本796,000円だった。ペアで1,592,000円。

復刻されたCN191の価格は、ずっとわからなかった。エンクロージュアの手のかかる造りからして、かなり高価になっていることわかるし、
なんとなくだが、最低でもペアで800万円、もしかしたら1,000万円前後か、と思っていた。

今回のインターナショナルオーディオショウで価格がわかった。ペアで1,500万円ほどである。
約五十年ほどで十倍になったわけだが、復刻のCN191のホーンは、ずっしりと重たそうなウッドホーンになっている。

是枝重治氏の話では、ドライバーのS2も精度が高くなり、昔のS2よりもいい、ということだった。
ということはウーファーもエンクロージュアの造りも、昔よりも一段と良くなっているのかもしれない。

まだ日本では誰も復刻CN191の音を聴いていないのだろう。

そんな復刻CN191の音を想像しながら、11月のaudio wednesdayでは、昔のCN191を鳴らす。

Date: 10月 2nd, 2025
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) –第二十二夜(Vitavox CN191 Corner Hornで聴く)

11月5日のaudio wednesdayは、すでに告知している通り、ヴァイタヴォックスのCN191を鳴らす。

CN191がよく鳴っているのを、これまで聴いたことがない。
それでも鳴らしてみたいスピーカーの筆頭でもある。

野口晴哉氏のリスニングルームにあるスピーカーは、
ウェスターン・エレクトリックの594Aを中心としたシステム、
シーメンスのオイロダイン、ウェストレックス・ロンドンは、いずれも部屋に組み込まれているため、
スピーカーの置き方をあれこれできるわけではない。

CN191はコーナーに置かれている。
コーナー型スピーカーだから、野口晴哉氏のリスニングルームでは、
そこしかないという位置にある。

シーメンスやウェストレックス・ロンドンがある面から90度横を向く位置にある。

これまで野口晴哉氏のリスニングルームは横長での鳴らし方だったのが、CN191では縦長での鳴らし方となる。

それに左右のCN191のあいだには、ブリュートナー (Blüthner)のグランドピアノがある。

とにかくこれまでといろいろ条件が違う。
どんな音が聴けるのだろうか、という期待と、どこまで鳴らせるだろうか、というおもいもあったりする。

それでもCN191は、秋にじっくりと聴きたいスピーカー(音)というイメージがある。

Date: 9月 30th, 2025
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) –第二十一夜(オイロダインとUltra DACで聴くカラヤンの「パルジファル」・いよいよ明日)

ワーグナーの「パルジファル」を最後までかけ通すというのは、四谷三丁目の喫茶茶会記でやっていたころから、
いつか必ず、と思い続けてきた。

「パルジファル」に限らない。
ワーグナーの作品を最後までかけ通すのは、「トリスタンとイゾルデ」でもやりたいし、
毎月「ニーベルングの指環」を一作品ずつ、四ヵ月続けてかけることも考えている。

実際にやったら、毎回来られる方が減っていきそうなので、今回の反応を見て、今後のことは考えていく。

明日(10月1日)も、何人来られるだろうか。

Speaker System: Siemens Eurodyn + Decca DK30
Control Amplifier: Marantz Model 7

Power Amplifier: Accuphase A20V

CD Transport: Accuphase DP100

D/A Converter: Meridian ULTRA DAC

いつもは開場18時、開始19時だが、それでは最後まで「パルジファル」をかけられないため、開場18時、開始も1終了時間は22時。
開場は18時から。

会場の住所は、東京都狛江市元和泉2-14-3。
最寄り駅は小田急線の狛江駅。

参加費として2,500円いただく。ワンドリンク付き。
大学生以下は無料。

Date: 9月 27th, 2025
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) –第二十一夜(オイロダインとUltra DACで聴くカラヤンの「パルジファル」)

10月1日のaudio wednesdayは、カラヤンの「パルジファル」だけをかける。

ワーグナーの音楽を聴くということは、どういうことなのか。
その一つとして私が挙げたいのは、最初から最後まで通して聴くということだ。

ワーグナーのために時間を割く。今日は通して聴こう、と聴き始める。
もう四十年ほど前のことなのだが、カルロス・クライバーの「トリスタンとイゾルデ」を通して聴こうと思い聴き始めると、
なぜか決まった人からの電話がかかってくるということが数回続いた。

偶然でしかないのだが、数回(それも毎回)続くと、
現代においてワーグナーを通して聴くことの難しさを実感するしかない。

半ば強制的に聴くしかないのが、ワーグナーの音楽だともいえよう。

カラヤンの「パルジファル」の演奏時間は四時間と十五分ほど。
いつもと同じ19時開始だとかけ終らない。
なので今回は18時、開場と同時に開始する。
今回は休憩時間も設けずに、カラヤンの「パルジファル」をかけていく。

退屈なテーマといえば、確かにそうだ。
それでも四時間ちょっと、ワーグナーの音楽に触れ続ける。得られるものが、きっとあるはずだ。
それは人それぞれであっても、何かひとつは、ある。