Archive for category audio wednesday

Date: 7月 25th, 2017
Cate: audio wednesday

第79回audio wednesdayのお知らせ(結線というテーマ)

「結線というテーマ」は、4月のaudio wednesdayでやる予定だった。
けれど直前になってマッキントッシュのMA2275が故障になって、
新しくMA7900にかわったのが4月下旬ということもあり、
「結線というテーマ」を伸ばし伸ばしにしていた。

5月、6月、7月とMA7900で音を鳴らしてきて、
同じマッキントッシュのプリメインアンプといっても、
MA2275は管球式で、トランジスター式のMA7900にかわったのだから、
音もかなり変化するのか、と思っていた。

音は変った、といえば、もちろん変っている。
けれどそれまでのMA2275で鳴らしていた音と違和感がまったくなく、
最初から馴染んでいる、と感じている。

なので、このへんで「結線というテーマ」をやろうと思う。
このテーマは一回かぎりではなく、何回か予定している。
今回は、MA7900の出力端子から、ネットワークを含めたスピーカーまでの配線を、
通常のやり方から大きく変えてみる。

とはいってもスピーカーケーブルは、いま使っているカナレのモノをそのまま使う。
新たにケーブルを足すわけでもなく、
あくまでも結線を変えての、ひとつの実験である。

場所はいつものとおり四谷三丁目のジャズ喫茶・喫茶茶会記のスペースをお借りして行いますので、
1000円、喫茶茶会記にお支払いいただくことになります。ワンドリンク付きです。

Date: 7月 6th, 2017
Cate: audio wednesday

第79回audio wednesdayのお知らせ

8月のaudio wednesdayは、2日。
音出しの予定です。

場所はいつものとおり四谷三丁目のジャズ喫茶・喫茶茶会記のスペースをお借りして行いますので、
1000円、喫茶茶会記にお支払いいただくことになります。ワンドリンク付きです。

Date: 7月 3rd, 2017
Cate: audio wednesday

第78回audio wednesdayのお知らせ(暑い夏だから)

今日(7月3日)は、暑かった(というよりまだ暑い)。
これだけ暑い(もっと暑い日は来るだろうけど)、さわやかな音を聴きたい。
涼しげな音を聴きたい。

間違っても熱苦しい、聴いているだけで部屋の温度が増してくるような音は、
できれば避けたい。

井上先生がよくいわれていた。
日本には四季があるから、季節によって聴きたい音も変化していくものだ、と。

今月のaudio wednesdayは、5日。
午前中は台風通過の影響で雨のようだが、午後からは暑い、と思う。
ならば涼しげな、さわやかな音で、そんな音楽を聴くのもいいなぁ、と思うものの、
実際には、そんなところから離れた音を出すことになるだろう。

ならばいっそのこと、聴いているだけで体温が上昇していくような音楽を、
暑い夏の日に、けっこうな音量で聴く、というのもいいのではないか。
ぬるい音楽厳禁でいきたいと、考えている。

場所はいつものとおり四谷三丁目のジャズ喫茶・喫茶茶会記のスペースをお借りして行いますので、
1000円、喫茶茶会記にお支払いいただくことになります。ワンドリンク付きです。

Date: 6月 28th, 2017
Cate: audio wednesday

第78回audio wednesdayのお知らせ

7月のaudio wednesdayは、5日。
音出しの予定ですが、いまのところテーマは決めていません。
ぎりぎりになって決める予定です。

場所はいつものとおり四谷三丁目のジャズ喫茶・喫茶茶会記のスペースをお借りして行いますので、
1000円、喫茶茶会記にお支払いいただくことになります。ワンドリンク付きです。

Date: 6月 18th, 2017
Cate: audio wednesday

audio wednesday(今後の予定)

確定しているわけではないが、近いうちにホーンの比較試聴をやりたいと考えている。
ドライバーはJBLの2441、
ホーンは、これまで何度か鳴らしている2397、
それに蜂の巣の愛称で知られる537-500(HL88)の比較である。

実は私も、このふたつのホーンを直接比較試聴したことはない。

1981年のステレオサウンドには、ユニット研究という連載記事があった。
JBLのホーンの比較試聴も行われていたし、
それぞれのホーンは、いくつかのところで別個に聴いてはいるから、
おおよその想像はつくというものの、それでも比較試聴できることは、いまから楽しみである。

トゥイーターも075を借りられそうである。

ウーファーはアルテックの416-8Cのままであるが、
ユニットであれこれ楽しめそうである。

Date: 6月 13th, 2017
Cate: audio wednesday

30年ぶりの「THE DIALOGUE」(その8)

30年ぶりに聴く「THE DIALOGUE」は、いろんなことを思わせてくれた。
オーディオに関することだけでない。

聴いていて、ふとKK適塾のことを思っていた瞬間がある。
KK適塾では、まず講師の方が話される。
その次に川崎先生で、最後に講師の方と川崎先生の対談(場合によっては鼎談)という構成だ。

「THE DIALOGUE」はベース(猪俣猛)と、
ベース、パーカッション、ヴィブラフォン、フルート、ギター、テナーサックス、トロンボーン、
それぞれの奏者との対話である。

おそらく録音に前に打合せはあったとしても、
「THE DIALOGUE」に収録されている対話は、
その場での、その瞬間でのインプロヴィゼーションのはずだ。
だからこそ「THE DIALOGUE」(対話)なのであり、
ここでの対話は緊張感があり、いきいとしていて、聴いていてスリリングである。

だから最後の対談が始まる前に「THE DIALOGUE」があったら……、と思った。

Date: 6月 9th, 2017
Cate: audio wednesday

30年ぶりの「THE DIALOGUE」(その7)

今回のaudio wednesdayでは、いろいろなことを思っていた。
「THE DIALOGUE」を聴くのは30数年ぶり。

つまり最後に聴いたのは20代のはじめのころ。
いまは50を過ぎている。

その頃からすれば老いているとそういえよう。
「THE DIALOGUE」までが老いた音で鳴ってきたから……、
どんなにセッティングを詰めていっても、あの頃聴いた感じがなくなってしまったような音だったら……、
そんな不安のようなものが少しはあった。

でも、それは最初の一音で吹き飛んでしまった。
セッティングを詰めていく前の状態でも、これならば、と思える勢いがあった。

聴いていて体温が上ってきたように感じたのも、そのためだったのかもしれない。

百点満点の音が出せた、とはいわないが、
少なくとも出したい音であった。
でも、聴きながらダブルウーファーだったら……、とも実は思っていた。

それから「THE DIALOGUE」はCDとSACDのハイブリッド盤である。
D38uはCD専用機だから、CD層での音出しだったわけだが、
ここまで鳴ってくれると、SACDでの「THE DIALOGUE」をぜひ聴いてみたい。

どこからかSACDプレーヤーを調達してこなくてはならないが、欲が出てきた。

それから忘れてはならないが、アンプのMA7900のことだ。
以前書いたようにMA2275が何度目かの故障で、MA7900へと交代になった。
真空管アンプからトランジスターアンプへとなったわけだ。

同じマッキントッシュのプリメインアンプとはいえ、
趣味性ということではMA2275の方が魅力的といえる。

でも、音は、というより、アンプとしての実力はMA7900の方が高い。
MA2275と比較試聴したわけではないが、
スピーカーのセッティングを変えたときの音の変化の仕方から判断するに、
MA7900は、想像していた以上の実力をもっているようだ。

今回「THE DIALOGUE」を聴きたいと思うようになったのも、
もしかするとアンプがMA7900になったことも関係しているのかもしれない。

Date: 6月 9th, 2017
Cate: audio wednesday

30年ぶりの「THE DIALOGUE」(その6)

美空ひばりのあとには、松田聖子の「ボン・ボヤージュ」。
今年、この歌を聴くのは何度目だろうか。

「ボン・ボヤージュ」を聴き終ったあとで、小休止。
ここで喫茶茶会記の店主、福地さんから頼まれていたことをやる。

ラックスのCDプレーヤーD38uは、アナログ出力の真空管によるバッファーを、
スイッチで挿入することができる。
12AU7(ECC82)のカソードフォロワーだと思われる。

この真空管を、別ブランドの12AU7に交換してほしい、ということだった。
木製キャビネットからD38u本体を取り出して、
真空管周囲のカバーも外して交換。
そのまま木製キャビネットに戻そうか、と思ったけれど、
せっかく中身を取り出したのだから、ちょっと細工した。

といっても数分程度で終ることであるし、すぐに元の状態に戻せる内容である。
これで、また「THE DIALOGUE」を聴く。
真空管バッファーのありなしの音も確かめる。

そんなことをやっていたら、喫茶茶会記のお客さんが四人、
われわれが音を聴いているスペースの方に来られた。

ここでもう一度「THE DIALOGUE」を鳴らす。
ドラムスとベースの対話である。

前半の最後に鳴らした「THE DIALOGUE」よりも、
この時の「THE DIALOGUE」の方がより凄みを増している。
(真空管バッファーは通していない)

この後に福地さんの希望で八代亜紀を聴いて、
またグラシェラ・スサーナをかけた。
「仕方ないわ」をかけた。

「THE DIALOGUE」の鳴り方から予想していたよりも、よく鳴ってくれた。
それは後から入って来て聴いている人の表情からもわかる。

Hさんが、グールドのブラームスを聴きたい、といわれた。
私も、そう思っていたところだった。
けれどいつもは喫茶茶会記にあるグールドのブラームスはなかった。

ゴールドベルグ変奏曲をかけた。
新録のほうである。
アリアが、うまく鳴ってくれた。
こうなると途中でストップボタンを押すのが惜しくなる。
結局、最後のアリアまで聴いていた。

これで6月7日のaudio wednesdayは終った。
19時少し前から始めて、約4時間半、
23時30分ごろに解散した。

Date: 6月 8th, 2017
Cate: audio wednesday

30年ぶりの「THE DIALOGUE」(その5)

先月開催されたOTOTENでのことも思い出した。
CSポートのブースで、美空ひばりのLPで「川の流れのように」がかけられた。

ひとつのブースを数社で共用していたため、それぞれのブランドの音出しの時間は短い。
数曲かければ、次のブランドのデモの時間となる。

CSポートで最後に美空ひばりだった。
それまでもレコードのかけかえ、音量の設定は高松重治氏がやられていた。
でも最後の美空ひばりは、ちょっと違った。

高松重治氏による音量は、美空ひばりの歌を聴くには小さすぎでもないし、大きすぎでもない。
人によっては、もう少し……、となるだろうが、
多くの人が、そこでの音量に不満を抱くことはない設定だったのだが、
鳴りはじめてすぐに、CSポートの社長がすすーっとアンプのところに来て、音量を上げられた。

「川の流れのように」は、CSポートの社長の愛聴盤のようだった。
ふだん、このくらいの音量で聴かれているのかもしれない。
かなり大きめの音量での美空ひばりの歌だった。

オーディオには、音量設定の自由がある。
実際よりも大きくも小さくもできる。
わが国では、実際よりも大きくすることに拒否にちかい反応を示す人も少ないないようだが、
ならば小さくすることにも同じように反応すべきのはずなのに、そうではない。

高松重治氏も、その音量には少し驚かれているようだったが、
私も最初は少し驚いたものの、こういう音量で聴く美空ひばりもありかな、と思っていた。

昨晩のaudio wednesdayでは、「THE DIALOGUE」はそこそこの音量で鳴らしていた。
でもグラシェラ・スサーナでは控えめな音量にした。
グラシェラ・スサーナの歌を、OTOTENでの美空ひばりくらいの音量で聴くのも自由である。

でも美空ひばりの歌では許容できる音量でも、グラシェラ・スサーナの歌を聴こうとは思わない。
このあたりのことを含めて、美空ひばりの歌に決して聴き惚れることのない理由は、
いずれ別項で書く予定でいる。

昨晩も「川の流れのように」を聴いた。
聴いていて、いい曲だ、と改めて思っても、
私は美空ひばりの歌唱に涙することはなかったし、これからもないように思う。

誰がなんといおうと、「川の流れのように」はホセ・カレーラスの歌唱をとるし、
カレーラスの「川の流れのように」には涙していた。

Date: 6月 8th, 2017
Cate: audio wednesday

30年ぶりの「THE DIALOGUE」(その4)

21時から後半に自然と移行したのは、
「THE DIALOGUE」だけを集中してかけていた反動もある。

ここからは常連のKさんが持参されたCDをかけていた。
まず藤圭子のCD。

ずっと以前、テレビから流れてくる藤圭子の歌は聴いた記憶はあるけれど、
それは当然モノーラルだったし、こうやってステレオできちんと聴くというのは初めてだった。

どれも一度は聴いたことのある曲(歌)だったが、
ずいぶんと印象は違ってくる。
歌(歌詞)そのものも受けとめ方にしても、
小学生だったころといまとでは同じに感じるわけがないしにしても、
最初にとまどいを感じたのは、藤圭子の声だった。

こういう声だったのか……、と思っていたから、
つい声に出してしまった。
KさんもHさんも、こういう声ですよ、と答えてくれた。

30年ぶりに聴いた「THE DIALOGUE」は細部まで、
聴きはじめた瞬間に思い出していったのに比較して、
藤圭子の歌は、そうではなかった。

「圭子の夢は夜ひらく」は1970年だから、もう50年ちかく経っている。
7歳のときに聴いていた(テレビから頻繁に流れていた)曲は、
なつかしいというより、どちらかといえば初めて聴く印象に近い。

藤圭子のあとには、美空ひばりのCDだった。こちらになると、そんな印象はない。
聴き馴染んだ声が、スピーカーから鳴ってくる。
昨晩かけられた美空ひばりの歌の多くは、テレビで聴いただけだったけれど、
藤圭子の歌のように、受け取ることはなかった。

何曲聴いただろうか。
のめり込んで聴く、ということをしていない自分に気づく。

美空ひばりの歌は、いうまでもなくうまい。
ケチをつけようとはまったく思わない。
それでも、ひとりしんみりと聴きたい、とは思えないのだ。

そのことを改めて認識していた。

Date: 6月 8th, 2017
Cate: audio wednesday

30年ぶりの「THE DIALOGUE」(その3)

19時少し前から「THE DIALOGUE」での音出しを始めて、
21時くらいまでは「THE DIALOGUE」だけを聴いていた。

「THE DIALOGUE」のドラムスとベースの対話だけで、セッティングを詰めていった。
まぁ満足できる音が鳴ってきたところで、
グラシェラ・スサーナのCDをかけてみた。

音楽の性格、録音にしても音量にしても大きく違うわけで、
「THE DIALOGUE」だけで調整したシステムだから、
いわゆる歌謡曲がすんなり鳴るわけない、と思われるかもしれないが、
すんなり鳴ってくれる。

ちなみに音量はアンプ(マッキントッシュのMA7900)の電子ボリュウムで表示で、
「THE DIALOGUE」は56%の位置で聴いていた、
グラシェラ・スサーナでは34%の位置であり、音量の差はかなりある。

先月のaudio wednesdayでのグラシェラ・スサーナの鳴り方とは、少し趣が違う。
スピーカーのセッティングが先月と違っているし、
「THE DIALOGUE」だけで詰めていったことも関係して、ではある。

先月の音が、翳りを漂わせてくれたのに対し、
昨晩はそこは薄れたものの、スタジオで録音しているという雰囲気は出ていた。

どちらをとるかは人によって違うだろうが、
「THE DIALOGUE」からグラシェラ・スサーナへ、と大きく違う音楽をかけても、
違和感を感じることなく鳴ってくれるのは、セッティングがうまくいっていることの証しである。

「THE DIALOGUE」はうまく鳴っていたのに……、
という鳴り方だとしたら、「THE DIALOGUE」でのセッティングの詰めが甘い、ともいえるし、
逸れていっていた、ともいえる。

グラシェラ・スサーナを鳴らしたところで、
昨晩のaudio wednesdayは後半へとうつった。

Date: 6月 8th, 2017
Cate: audio wednesday

30年ぶりの「THE DIALOGUE」(その2)

いわば慣れでもあるし、条件反射のように判断しているのだろう。
ここでも、そうだそうだ、と思い出すことがあった。

瀬川先生がステレオサウンド 53号で、
JBLの4343をオール・レビンソンでバイアンプ駆動された記事中に、それはある。
     *
 プラクの向きで音はいったいどう変化するのか。
 たとえば音の立体感、音の粒立ち、音像の輪郭がどちらが明瞭になるか。そして全体の響きがどちらがきれいか……。ひと言でいえば、音がいっそうクリアーで美しい方向が、正しい接続といえる。それを聴き分けるには、よく聴き馴れたレコードでむろんよいが、たとえばオーディオ・ラボ・レコードの「ザ・ダイアログ」(菅野沖彦氏の録音)など、わりあい短時間で音を掴みやすいソースのひとつといえる。とくに冒頭のベースとドラムスのダイアログ。
 まずドラムスのソロから始まる。スネアの切れこみ、ハットシンバル、そしてバスドラム、すぐにベースが入ってくる。この部分だけでも、聴き分けができる。このACプラグの差しかえは、あまり長く聴いて考え込まずに、短時間で、なかば直感的に差を聴き分け、正しい方向を掴んでゆくことがひとつのコツだ。といって、雑にこれをやって一ヵ所間違えば結局うまくゆかない。きょうは冴えているな、と自分でも思える日に、十分に研ぎ澄ました神経で瞬間的に聴き分ける。
     *
ここに書かれていることは大袈裟でも誇張されているわけでもない。
その通りのことである。

「THE DIALOGUE」の一曲目、
ドラムスとベースの対話の冒頭の、そう長くはないところだけで聴き分けができる。

昨晩来られた方は、「THE DIALOGUE」を初めて聴く人ばかりだった。
なので判断に時間は必要だったのかもしれないが、
「THE DIALOGUE」を集中的にしつこいくらいに聴いていれば、
短時間での判断はできるようになるはずだ。

もちろん、すべての音の判断が「THE DIALOGUE」だけで短時間にできるというものではない。
それでもいくつかの音の判断において、
それもACプラグの極性の判断のように、直感的に判断したほうが的確といえることに関しては、
「THE DIALOGUE」は、いまも好適なプログラムソースである。

昨晩は何回「THE DIALOGUE」をかけただろうか。
10数回はかけている。

他の人はどうだったのかわからないが(あえて聞きもしなかったが)、
私に関しては、「THE DIALOGUE」を聴いていると体温が上っている感じがしていた。
それも少しずつ音を詰めていくとともに、体温の上昇をはっきりと感じていた。

Date: 6月 8th, 2017
Cate: audio wednesday

30年ぶりの「THE DIALOGUE」(その1)

昨晩のaudio wednesdayでは、オーディオラボの「THE DIALOGUE」から始めた。

セッティングが終り、最初の音出しから「THE DIALOGUE」をかける。
一曲目のドラムスとベースの対話(dialogue)をかける。

ほぼ30年ぶりに聴く「THE DIALOGUE」である。
10代の終りから20代のはじめのころにかけて、
どれだけ「THE DIALOGUE」を聴いたのだろうか。

30年ぶりに聴いた「THE DIALOGUE」なのに、
頭の中では、次にどういう音が鳴ってくるのかが思い出されていく。
細部まで、次々と浮んでくる。

昨晩はスピーカーのセッティングを、
最初は床にベタ置き(ここ数回はこれで鳴らしている)で鳴らし、
その後、アルテックのウーファー416-8Cに少し手を加えて鳴らした。

手を加えた、といっても、元にすぐに戻せるやり方である。
ハンダ付けとか接着剤で何か貼り付けるとか、そういう不可逆なことではない。

ひとつは別項「聴感上のS/N比と聴感上のfレンジ」で書いているCR方法である。
もうひとつ手を加えている。

本来ならば、ひとつずつやって、来ている人たちに音の変化を確認してもらうのがいいのだが、
喫茶茶会記のスピーカーは、バッフル板にウーファーを裏側から取り付けているために、
フロントバッフルを外してやるしかない。

何度もフロントバッフルを付けたり外したりをしたくなかったので、
一度にふたつのことをやって、聴いてもらった。

そしてスピーカーのセッティングを、床から10cmほど浮す。
ダイヤトーンのDK5000というキューブ状の角材を使う。

DK5000は、こういう時に便利なモノである。
スピーカーを浮すにはいろいろなやり方がある。
DK5000がベストなわけではないが、
セッティングによる音の変化を聴いてもらう(体験してもらう)には、
あれこれ試せるのと、持ち運びもそれほど重くないので、
これまでもこれからも、しばらくはDK5000を使う予定でいる。

スピーカーとDK5000の位置関係を少しずつ変えていく。
ここでもドラムスとベースの対話を聴いていく。

30年ぶりとはいえ、何度も何度も聴いていただけに、
冒頭のドラムスの鳴り方を聴けば、スピーカーとDK5000の位置関係の判断はすぐにつく。
そして、こうやってみよう、と頭では次のやり方を組み立てている。

Date: 6月 8th, 2017
Cate: audio wednesday

第78回audio wednesdayのお知らせ

7月のaudio wednesdayは、5日。
音出しの予定です。

場所はいつものとおり四谷三丁目のジャズ喫茶・喫茶茶会記のスペースをお借りして行いますので、
1000円、喫茶茶会記にお支払いいただくことになります。ワンドリンク付きです。

Date: 5月 31st, 2017
Cate: audio wednesday

第77回audio wednesdayのお知らせ(THE DIALOGUE)

別項「THE DIALOGUE」で書いているように、
菅野録音の、このディスクのドラムスの音は、
JBLのスタジオモニター、4343、4350Aとともにあった。

菅野先生はオーディオラボでのモニターにはアルテックの605Bを使われていた。
そのことと理由はステレオサウンド 46号にも書かれている。

だからといってアルテックの605Bで聴くのが、
「THE DIALOGUE」の本当の音ということでないのは、
46号の「レコーディング・ミキサー側からみたモニタースピーカー」を読めばわかることだ。

どのスピーカーで聴くのが……、ということはいえないわけだが、
それでも私にとって「THE DIALOGUE」のドラムスの音の、
ひとつのリファレンスとして4343、4350Aの音がはっきりと残っている。

喫茶茶会記のスピーカーはアルテックである。
ウーファーは416-8C。
4343、4350A搭載の2231Aとは性格の違うウーファーである。

エンクロージュアも4343とは違う。
中高域のユニットも違う。

この喫茶茶会記のスピーカーが、「THE DIALOGUE」をどう鳴らすのか。
ある程度の予想はつくけれど、
その予想の範囲内で鳴らしていてはつまらない。

どんな音で鳴らすのかは、事前に決めているわけではない。
鳴ってきた音に反応して、どう鳴らすかを決めていくつもりだ。

6月7日のaudio wednesdayは、「THE DIALOGUE」だけに的をしぼって音出しである。。

場所はいつものとおり四谷三丁目のジャズ喫茶・喫茶茶会記のスペースをお借りして行いますので、
1000円、喫茶茶会記にお支払いいただくことになります。ワンドリンク付きです。