audio wednesday (next decade) –第二十二夜(Vitavox CN191 Corner Hornで聴く)
ヴァイタヴォックスのCN191は、1977年の時点では一本796,000円だった。ペアで1,592,000円。
復刻されたCN191の価格は、ずっとわからなかった。エンクロージュアの手のかかる造りからして、かなり高価になっていることわかるし、
なんとなくだが、最低でもペアで800万円、もしかしたら1,000万円前後か、と思っていた。
今回のインターナショナルオーディオショウで価格がわかった。ペアで1,500万円ほどである。
約五十年ほどで十倍になったわけだが、復刻のCN191のホーンは、ずっしりと重たそうなウッドホーンになっている。
是枝重治氏の話では、ドライバーのS2も精度が高くなり、昔のS2よりもいい、ということだった。
ということはウーファーもエンクロージュアの造りも、昔よりも一段と良くなっているのかもしれない。
まだ日本では誰も復刻CN191の音を聴いていないのだろう。
そんな復刻CN191の音を想像しながら、11月のaudio wednesdayでは、昔のCN191を鳴らす。