Archive for category 映画

Date: 10月 31st, 2026
Cate: 映画

クジラに落ちた男(余談の補足)

「ゴジラ-0.0」は11月3日公開だが、これはIMAXと通常のフォーマットでの公開。
Dolby Cinemaでの公開は11月13日から、である。

Date: 10月 30th, 2026
Cate: 映画

クジラに落ちた男(余談)

映画「クジラに落ちた男」をDolby Cinemaで観終って考えていたのは、11月3日公開の「ゴジラ-0.0」を、IMAXで観るか、Dolby Cinemaで観るか、だった。

昨日まではIMAXで観るつもりだった。日本映画初のFilmed for IMAX認定ということだから、IMAXで観るしかない、と思っていたのが、Dolby Cinemaの「黒」を味わってしまうと、こっちの方が、いいかもしれない──と思い始めた。

だったらIMAXとDolby Cinemaの両方で観れば、となるわけだが、どうしようかと迷っている。

以前、別の映画のところでも書いているが、上映館のフォーマットが映画の評価を少なからず変えてしまうと感じるようになってきた。

「ゴジラ-0.0」、たぶん通常のスクリーンによる上映でも楽しめるだろうが、一つの疑似体験としてとらえるならば、私にとって、よりのめり込めるフォーマットで観たい。

Date: 10月 29th, 2026
Cate: 映画

クジラに落ちた男

映画「クジラに落ちた男(原題:Whalefall)を観てきた。
映画館での予告編をみてから、できれば大きなスクリーンで観たいと思っていたものの、あまり人気がないようで、小さなスクリーンでの上映の方が多くなっている。

今年、大井町にTOHOシネマズができ、Dolby Cinemaが導入された。ここで、「クジラに落ちた男」を観てきた。

本編が始まる前の、Dolby Cinemaのデモが流れる。評判通りの「黒」だった。この時から、Dolby Cinemaと「クジラに落ちた男」の相性はいいのでは、と思い始めていた。

この映画の評価は分かれているようだ。私は面白いと思ったし、なにより後半のシーンで、マッコウクジラが深海に潜ってからは、Dolby Cinemaならではの表現力ではないだろうか、と思うほど美しかった。

ほとんど他の色がない深海でのシーン。他の映画館で観てないのだから比較しているわけではないが、ここまで美しいと感じることはないと思っている。

残念なことに、Dolby Cinemaでの上映は、今日で終了するようだ。

Date: 9月 7th, 2026
Cate: ディスク/ブック, 映画

今日の日はさようなら(その2)

(その1)を書いた7月30日の時点では、ストリーミングで映画「ちいかわ」のサウンドトラックは配信されていなかった。

二日前に、試しにと、もう一度検索したところ、「ちいかわ」のサウンドトラックが、part1、part2とも配信が始まっていた。

「今日の日はさようなら」も、二つの「今日の日はさようなら」が聴ける。

ほぼ一ヵ月ぶりに「今日の日はさようなら」を聴いた。印象に残っているのは、ハチワレ版である。ハチワレの声優は十六歳の少年。

私が、音楽の授業で「今日の日はさようなら」を歌っていた(歌わされていた)のは、小学生か中学生の頃。十六歳よりは若かったけれど、近かったころ身近にあった歌だ。

だからなのかなぁ、と(その1)で書いたことを思っている。

Date: 7月 31st, 2026
Cate: ディスク/ブック, 映画

今日の日はさようなら(その1)

二日前に映画「ちいかわ 人魚の島のひみつ」を観た。映画の中で、「今日の日はさようなら」が流れる。

ひさしぶりに聴く歌だと思っていた。
帰宅してストリーミングを検索。いろんな人が歌っている。
私にとって意外だったのは、映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」でも使われていたことだった。

映画館で観ている。だから、その時聴いている。2009年の映画だから、それほど昔というわけでもない。
なのに、「ちいかわ」を観て、いつ以来だろうとふり返るほどに、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」での記憶はなかった。

けっこう印象に残るシーンでの、さらに印象に残る使われ方なのにも関わらずである。

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」では、ひさしぶりに聴いた、と思わなかったからかもしれない。

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」以前だと、小学生か中学生の音楽の授業での記憶ぐらいしかないから、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」で耳にした「今日の日はさようなら」は、ほんとうにひさしぶりだったのに、そう思わなかったのか。

同じ歌でも歌う人によって、印象は変るのは言うまでもないことだが、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」での「今日の日はさようなら」を今回改めて聴いて、歌だけを比較すると、どちらかがより強く印象に残るという感じ方はなかった。

ならば映画の中での使われ方の違いとなるわけだが、そこのシーンだけを比較できるのであれば、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」の方が強い印象と感じるかもしれない。

なぜだろう、と考えながら、昨晩はいくつかの「今日の日はさようなら」を聴いていた。

Date: 6月 18th, 2026
Cate: 映画

映画で気づくこと(その3)

マイケル・ジャクソンの熱心な聴き手だったわけではない。持っているCDは一枚だけ。そんな聴き手でしかないけれど、
1993年のスーパーボウルのハーフタイムショーで、マイケル・ジャクソンがステージに登場して90秒ほど微動だにしなかったことは知っている。

熱心な聴き手ではない私は、なぜなのかは考えなかった。
それから二十数年が経ち、映画「マイケル」に登場する絵本「ピーターパン」を見て、そうだったのか、と思った。

ピーターパンが立っている挿絵。その影こそが、1993年のスーパーボウルでのマイケル・ジャクソンのシルエットそのものだった。

Date: 6月 17th, 2026
Cate: 映画

映画で気づくこと(その2)

(その1)で、映画「サタデー・ナイト・フィーバー(Saturday Night Fever)」で、ダンスコンテストの会場となったディスコには、アルテックのA7が置いてあったことを書いた。

A7なのか、“MUSICAL SOUND LOUDSPEAKER SYSTEM”の名をもつ1236なのかは、はっきりしないが、アルテックなのは確かだ。

今日、「マイケル」を観てきた。ジャクソン5の遊園地でのライヴのシーンがある。ステージの両端には、やはりアルテックがある。

A7かA5なのか、それとも1236なのかはわからないのは、828エンクロージュアの上に、ホーンがのっていないからだ。

実際、この状態で鳴らされていたのかはわからないが、やっぱりアルテックなんだなぁ、となる。

この時代、アルテックの名は知らなくても、その音を聴いていたアメリカに住む人は多かったんだなぁ、とも思う。

Date: 11月 28th, 2025
Cate: 映画

映画の音、ホームシアターの音(その3)

ステレオサウンドのオーディオ評論家で、ホームシアターに積極的に取り組まれていた山中先生。

記憶違いでなければ、ホームシアター用のスピーカーとして、チェロのSTRADIVARI GRAND MASTERを鳴らされていた。

チェロのスピーカーシステムは、ARのLSTをベースにしたAmatiだけしか聴いたことがない。
STRADIVARI GRAND MASTERを始め、STRADIVARIシリーズは、どれも聴いてないのだが、
それでも山中先生が、STRADIVARI GRAND MASTERを選ばれ、そしてホームシアター用のスピーカーとしても鳴らされていたのは、
なんとなくでしかないが、わかる気がする。

ホームシアター用のスピーカーに求めるものは、人によって違ってきて当然だから、このスピーカーこそが最適とは、誰にも言えないはず。

好きなスピーカーでホームシアターを楽しむ。
それでいいと思いながらも、もし私がこれからホームシアターに、のめり込むまではいかなくとも、
ある程度、こだわってみたいとなると、スピーカーはBOSEの901を、まず試してみたい、と考える。

Date: 11月 9th, 2025
Cate: 映画

映画の音、ホームシアターの音(その2)

ホームシアターに熱心に取り組まれている方のところに行くことが、たまにある。
100インチぐらいのスクリーンを近距離で観るホームシアター。
ニアフィールドホームシアターの世界は、そういうところで体験すると、いいなぁと思う。

家庭で映画を観る、
家庭で音楽ものを観る。
私の場合、クラシックでそれもオペラを観たいと思うわけだが、
その場合、ホームシアター用のスピーカーは、どうなるのか。

予算も時間もたっぷりと余裕があれば二部屋用意して、
一部屋は映画用、もう一部屋は音楽(オペラ)用とすることを夢想するけれど、
そんなことをも実現できたとしても、観たいものによって、二つのホームシアター部屋を行ったり来たりするだろうか。

最初のうちは面白がって、そんなことを楽しむだろうが途中からは、どちらかがメインになっていきそうな気がする。

これは実際にホームシアターに取り組んでいない私の妄想でしかないのだが、
ホームシアターって、いいなと思いながらも、積極的に取り組もうという気にならないのは、どうしてなのか。

Date: 5月 18th, 2025
Cate: 映画

サブスタンス

映画「サブスタンス」を観てきた。
私は好きな映画なのだけど、苦手、耐えられないという人も少なからずいるだろう、という映画である。

この映画の中で、母体、分身というセルフが出てくる。
母体と分身のバランスが重要だ、というセルフも出てくる。
この母体と分身のバランスを崩してしまって──なのだが、
観ながら思っていたのは、オーディオのことだった。

「音は人なり」も何度も何度も書いてきているし、言ってもいる。
鳴らす人が母体で、音は分身といえる。
その上で、母体と分身のバランスが重要になるのか。
そんなことをなんとなく考えながら観ていた。

オーディオにおいてバランスは、確かに大事であるが、
ここでのバランスは、母体と分身のバランスのことではない。

それでも母体と分身のバランスもまた、オーディオでは大事なバランスのはず。

映画を観ていない人には伝わりにくいのはわかっているが、
なぜバランスが崩れていったのか、その結果の悍ましさ、
オーディオマニアとして観ていて、この時代に観ていると、
おもうことが少なからず出てくる。

Date: 5月 19th, 2024
Cate: 映画

映画、ドラマでのオーディオの扱われ方(その10)

電車の降り口のドア上部には液晶ディスプレイがあって、
広告が流されていたりする。

そんな広告を眺めていると、オーディオ機器がインテリアとして扱われているのが、
すこしばかり気になる。

ブックシェルフ型スピーカーを床に直置きにしている広告もあった。
またプリメインアンプなのに、その上に管球式パワーアンプを置いている広告もある。
他にもいくつかあるけれど、どの広告にも共通していえるのは、
オーディオのことが多少なりともわかっている人が制作スタッフのなかに一人でもいたら、
そんなことをやったりはしないだろうに……、そんな使われ方である。

単なる小道具、インテリアの一部としてのオーディオの扱いなのだと思うしかない。
そして、そういう広告にはCDではなくLPが使われていたりする。
このことも、なんだかぁ〜、と思う。

LP(アナログディスク)といえば、
アナログディスク・ブームとかで、壁一面のレコードラックの部屋が、
雑誌やソーシャルメディアにも登場してくるのをよく見かけるようになった。

これらすべてがそうだというわけではないが、
ここでも気になることがある。

けっこうな割合で、ディスクが斜めに収納されている。
壁一面のラックのマスのいくつかで斜めになっているのをみかけると、
なぜ、この部屋の主は、こんなひどい置き方をしているのか、と思う。

レコードの枚数からいえば、かなりのマニアのはずだ。
けれどレコードの保存に関してはなにも考えていないのか。

昔のオーディオの入門書には、斜めにしてはいけない、と書いてあったものだ。

Date: 5月 25th, 2023
Cate: 映画

TÁR(その2)

「TÁR」は、公開初日(5月12日)に観た。
(その1)で書いているように、TOHOシネマズ日比谷のスクリーン1で観たかったからだ。

スクリーン1での上映は、やはり18日までだった。
早めに観に行ってよかった、と観終ったから、よけいにそう思う。

大きなスクリーンと上質な音で観たい映画である。
単に音楽を扱っている映画だからということからではなく、
「TÁR」を観た人(注意深くきいた人)ならば、そのことをわかってもらえるはず。

「TÁR」をおもしろかったという人もいれば、期待外れ、残念だったという人もいる。
「TÁR」はおもしろい映画だった。
観終って、もう一度観たい、と思っていた。
いくつか確認したいシーンがあったからでもある。
それもTOHOシネマズ日比谷のスクリーン1で、と思っていた。

できればDolby Atmosで上映してほしい。
エンドクレジットには、Dolby Atmosのロゴが表示される。

話題作がけっこう公開されているし、公開予定でもあるから、
「TÁR」のDolby Atmosでの上映は望めない。

個人的にもう一度観たい(確認したい)シーンは、終盤での、
あるビデオを見ている時の主人公の顔のアップのシーンだ。

えっ、とおもってしまった。
どういう意味(こと)? と思うほどの表情だったけれど、
そのシーンはほんとうに短い。

Date: 5月 11th, 2023
Cate: 映画

TÁR(その1)

明日(5月12日)、ようやく映画「TÁR」が公開になる。
今年公開予定の映画のなかで、最も観たいとおもっている一本だ。

予告編を観るたびに、一日でも早く観たい、とおもう。
「TÁR」はアクションものやSFものではないから、
上映は通常の2Dのみである。

ドルビー・アトモスの上映もない。
それでもいい音の映画館で観たい、となると、
東京だとTOHOシネマズ日比谷のスクリーン1で観たい。

初日はスクリーン1での上映があるが、土曜、日曜は他の映画が上映されるため、
スクリーン1での「TÁR」の上映はない。
月曜日以降はスクリーン1での上映が再開されるが、
いつまでスクリーン1での上映なのかは、いまのところ18日までは行われるようだ。

それ以降になると、他の映画になってしまう可能性もある。
スクリーン1で観たい方はお早めに。

Date: 5月 7th, 2023
Cate: 映画

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー

ゴールデンウィーク中に、
映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」を観てきた。

「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」についての説明は必要ないだろう。
大ヒットしているし、関心のない人でもどういう映画なのかは、おおよそ想像がつくし、
その想像通りの内容の映画でもあった。

そんな映画まで観るのか、といわれるかもしれないが、
最初は観るつもりはほとんどなかった。

映画館で流れていた最初の予告編は短いもので、
観たい、という気持にはさせてくれなかった。

それが3月に入ってからの予告編は長くなり、
これはぜひとも映画館で観たい、と一転してしまった。

「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」を観たからといって、
ゲーム「スーパーマリオ」シリーズをやっていたわけではない。

テレビを持っていないのだから、「スーパーマリオ」をやったことは一度もない。
なのに1993年のアメリカの実写映画「スーパーマリオ 魔界帝国の女神」も、
映画館で観ている。

「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」の長めの予告編をみて思い出していたのは、
2008年の映画「スピード・レーサー」だった。

「マッハGoGoGo」を原作とする映画で、興行成績も評論家による評価はひどかった。
けれど、映画館で観て楽しかった一本だった。

このことがあったから、「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」は、
通常の上映ではなく、できればMX4Dで観たかったのだが、どこも満員で席がとれなかった。
IMAXレーザー・3Dで観てきた。

「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」は「スピード・レーサー」とは違い、
興行成績は大成功といっていいほどヒットしている。

ゴールデンウィーク中ということもあってなのだろうが、映画館は満席だった。
ここ数年映画館で観るようにしているが、ここまで満員だった映画はなかった。

けれど、アメリカでの評論家による評価は、かなり低い、らしい。
でも、いいじゃないか、観て楽しかった、と思えれば、それでいい。
そういう映画があってもいいのが、映画のよさのはずだ。

Date: 5月 7th, 2023
Cate: 映画

モリコーネ 映画が恋した音楽家(その3)

エンニオ・モリコーネの音楽ときいてまっさきに頭のなかでながれてくるのは、
「続・夕陽のガンマン」の、あの口笛のフレーズである。

有名すぎるといっていいぐらいだから、かなりの人が一度は耳にしているだろうが、
同時に、どこか別の機会で聴いているような気が、
映画「モリコーネ 映画が恋した音楽家」を観たあとにわいてきた。

とはいっても記憶はひどく曖昧だ。
なんだったのか、記憶を辿る糸は口笛ぐらいしかない。

子供のころに見ていたヒーローもののテレビ番組で口笛といえば、
キカイダーに登場するサブロー(ハカイダー)だ。

確かめたくてもNetflixやPrime Video、どちらも配信していない。
Prime Videoの有料チャンネル、マイ★ヒーローで配信している。
確認してみた。

サブローの口笛は、はっきりとモリコーネの影響を強く受けたものだった。

こんなことをどうでもいいことだといわれれば、そのとおりだと答える。
それでもちょっとでもひっかかっていることで、確認できる手段があるのならば、
やはり確認しておきたい。

確認できたからといって、すっきりするだけで、それ以上ではないけれど、
ウルトラセブン最終回のシューマンのピアノ協奏曲と同じで、
子供のころ、意識することなく聴いていた音楽と、十年後、二十年後に出逢う。