Archive for category 楽しみ方

Date: 6月 11th, 2023
Cate: 楽しみ方

STUDER A101 + Pass DIY BA-3(その12)

コレクターフォロワーについて書くきっかけとなったのは、
別項「CR方法」の効果と、その理由について考えているからでもある。

CR方法は非常に高い周波数において作用していると考えられる。
そんなに高い周波数においての効果が、ずっと低い可聴帯域にどれほど影響するのか。

はっきりとしたことは、いまのところいえないのだが、
エミッターフォロワーが非常に高い周波数で発振しやすいことと、
なんらかの関連性があるのではないか、とも思っている。

まったく見当はずれなのかもしれないけれども。

Date: 6月 6th, 2023
Cate: 楽しみ方

STUDER A101 + Pass DIY BA-3(その11)

こんなふうに書いていってると、
パワーアンプをふくめて出力はコレクターから取り出した方が音がよい──、
そんなふうに受けとられるかもしれない。

確かにそう思っている、というか、そう感じているところはある。
けれどエミッター(FETの場合はソース)から出力を取り出すことを、
まったく認めていないわけではない。

ただエミッターフォロワーは発振しやすい傾向がある。
この事実は見落していけない。

ChatGPTに、エミッターフォロワーは発振しやすいのか、と訊ねると、
ひじょうに安定した回路だと答えが返ってくる。

けれど、その一方である条件が揃うとひじょうに発振しやすいのも事実だし、
しかもやっかいなことに、その発振周波数は非常に高いため、見逃されやすい。

回路方式だけで音が決定されるわけではない。
とはいうものの、もしスペンドールのD40がエミッターフォロワーの出力段だったら、
ミュージカルフィデリティのA1もそうだったら──、
そんなことをつい想像してしまう。

Date: 6月 2nd, 2023
Cate: 楽しみ方

STUDER A101 + Pass DIY BA-3(その10)

M50とは、スペンドールのパワーアンプのことで、
BC1Aのアクティヴ型用のアンプである。

BC1Aとは、いわゆるBCIIのこと。
M50搭載のBC1Aの音は聴いていない。

けれど、これはD40のパワーアップ版ではないのか。
D40は型番が示すように40W+40Wである。
M50は50Wの出力を持つ。

M50の回路図はないのか。
すんなり見つかった。

おそらくD40も同じ回路構成だと思われる。
D40は1977年に登場しているが、当時のアンプの回路構成と比較すると、
かなり独自路線の回路といえる。

初段は、この時代のアンプは差動回路を採用しているアンプがほとんどだった。
ほぼすべてといっていいかもしれない。

M50は違う。それから出力段が一般的なエミッターフォロワーではなく、
コレクターフォロワーになっている。

定電圧回路は電圧増幅段だけでなく、出力段へも電源を供給している。
この定電圧回路もシリーズ型でありコレクターから出力を取り出している。
QUADの44と同じように、である。

Date: 5月 31st, 2023
Cate: 楽しみ方

STUDER A101 + Pass DIY BA-3(その9)

1977年にスペンドールからプリメインアンプD40が登場した。
ステレオサウンド 44号の新製品紹介で取り上げられている。

小さな筐体に、トーンコントロールすらついていない、
シンプルというよりも素っ気ないパネルフェイス。

大きさといい仕上げといい、
当時15万円ほどしていたけれど、同価格帯の国産プリメインアンプとは比較にならない。
その後、20万円近くにまで値上りしているから、
およそベストバイコンポーネントとは呼べない製品だった。

けれどスペンドールのBCIIと組み合わせた音を聴いたことのある人ならば、
そしてBCIIの音に魅力を感じている人にとっては、
BCIIとD40は、まさしく黄金の組合せといいたくなるほどの音を聴かせてくれるから、
まさしくD40はベストバイコンポーネントと推せる。

私も一度だけ、BCIIとD40の音を聴いている。
聴けば、この組合せが欲しくなる。
同時に、どうしてD40は、こういう音をBCIIから引き出せるのか。
その秘密が知りたくなる。

当時のオーディオ雑誌には、D40の内部写真は載らなかった。
掲載された雑誌があったのかもしれないが、私が知る範囲ではなかった。

インターネットが普及して、ブログ、ソーシャルメディアが普及して、
D40の内部写真を見ることができるようになった。

見たからといって、音の秘密がわかるわけではなかった。
むしろ、なぜ、こんな造りのアンプで、あの音が──、とよけいに不思議に思えてくる。

D40の回路図も検索してことがある。
ずいぶん前にやったし、数年前にもやったけれど、見つけられなかった。

このままわからないままなのか。
そう思い始めていたのだが、昨晩、M50で検索してみた。

Date: 5月 26th, 2023
Cate: 楽しみ方

STUDER A101 + Pass DIY BA-3(その8)

その7)で、シリーズ型定電圧回路の場合、
制御用トランジスターのエミッターから出力を取り出すのではなく、
コレクター出力としたほうがいいのではないのか──、と書いた。

世の中、同じことを考える人は三人いる、そうだ。
だとしたら、すでに同じことを考えている人がいるはずで、
この三人というのは、おそらく同時代であって、
時代を遡ればもっと多く存在するということのはずだ。

ならばコレクター出力の定電圧回路のアンプがすでにあるのではないか。
といって、検索してすぐに見つかるわけではない。

たまたま先日、QUADのコントロールアンプ、44の回路図を見ていた。
定電圧回路が、シリーズ型でありコレクターから出力を取り出している。

こんなに以前からやっぱりあったわけだ。

Date: 11月 11th, 2022
Cate: 楽しみ方

オーディオの楽しみ方(その11)

《真剣に戯れること》、
特にオーディオと真剣に戯れることで思い出すのは、
上杉先生のことであり、黒田先生の文章である。
     *
 三十インチ・ウーファーが横に四本並んだところは、壮観でした。それを目のあたりにしてびっくりしたはずみに、ぼくは思わず、口ばしってしまいました、なんでこんな馬鹿げたことをしたんですか。そのぼくの失礼な質問に対しての上杉さんのこたえがまた、なかなか痛快で、ぼくをひどくよろこばせました。上杉さんは、こうおっしゃいましたね──オーディオというのは趣味のものだから、こういう馬鹿げたことをする人間がひとりぐらいいてもいいと思ったんだ。
 おっしゃることに、ぼくも、まったく同感で、わが意をえたりと思ったりしました。オーディオについて、とってつけたようにもっともらしく、ことさらしかつめらしく、そして妙に精神主義的に考えることに、ぼくは,反撥を感じる方ですから、上杉さんが敢て「馬鹿げたこと」とおっしゃったことが、よくわかりました。そう敢ておっしゃりながら、しかし上杉さんが、いい音、つまり上杉さんの求める音を出すことに、大変に真剣であり、誰にもまけないぐらい真面目だということが、あきらかでした。いわずもがなのことをいうことになるかもしれませんが、上杉さんは、そういう「馬鹿げたこと」をするほど真剣だということになるでしょう。
     *
私も、上杉先生のこの時のシステムをみたら、
「なんでこんな馬鹿げたことをしたんですか」と口走ると思う。

ステレオサウンド 38号の特集からの引用である。
黒田先生がオーディオ評論家のリスニングルームを訪問されている。

この時の上杉先生のシステムは、
シーメンスのオイロダインに中心帯域を受け持たせて、
8kHz以上をテクニクスのホーン型トゥイーターEAS25HH22NAに、
150Hz以下はエレクトロボイスの30Wという、かなり大がかりなシステムであった。

エレクトロボイスの30Wは、30インチ(76cm)口径のウーファー、
これを上杉先生は片チャンネルあたり二本、つまり両チャンネルで四本使われている。
30Wが二発横に並んでいる上にオイロダインのウーファーがあるわけだが、
オイロダインの38cm口径ウーファーが20cm口径ぐらいに感じられる。

黒田先生は《上杉さんは、そういう「馬鹿げたこと」をするほど真剣だということになるでしょう》
と書かれている。

深刻ぶるのが好きな人は、こんなことは絶対にやらない。

Date: 10月 25th, 2022
Cate: 楽しみ方

オーディオの楽しみ方(その10)

昨晩の(その9)を公開したあとに、
そういえば、と思い出したことがある。

深刻ぶるのが好きな人のところで、いまから三十数年前、
グレン・グールドのゴールドベルグ変奏曲を聴いた。

全曲は聴かなかった。
アリアといくつかの変奏曲を聴いて、
滑稽なほどグールドが深刻ぶっているふうに聴こえた。

重々しく、たどたどしく、ひどく悩み込みながらの演奏だった。
「音は人なり」と昔からいわれていたけれど、この時も確かにそうだった。

それでも、深刻ぶるのが好きな人にとってグールドのゴールドベルグ変奏曲は、
愛聴盤である──、
《真剣に戯れること》を完全に忘れてしまった、その演奏を聴いて、
その人は何を視ているのだろうか。

そんなことがあったことを思い出していた。

Date: 10月 24th, 2022
Cate: 楽しみ方

オーディオの楽しみ方(その9)

深刻ぶるのが好きな人のことを考えていると、
黒田先生の、この文章が浮んでくる。
     *
戯れということになると、ぼくは、どうしても、『ザ・グレン・グールド・シルバー・ジュビリー・アルバム』の二枚目におさめられていた、あの「グレン・グールド・ファンタジー」のことを考えてしまいます。あの奇妙奇天烈(失礼!)なひとり芝居を録音しているときのあなたは、きっと、バッハの大作「ゴルドベルク変奏曲」をレコーディングしたときと同じように、真剣であったし、同時に、楽しんでおいでだったのではなかったでしょうか。もしかすると、あなたは、さまざまな人物を声で演じわけようと、声色をつかうことによって、子供っぽく、むきになっていたのかもしれません。
「グレン・グールド・ファンタジー」は、悪戯っ子グレンならではの作品です。ほんものの悪戯っ子は、「グレン・グールド・ファンタジー」のために変装して写真をとったときのあなたのように、真剣に戯れることができ、おまけに、自分で自分を茶化すことさえやってのけます。あなたには、遊ぶときの真剣さでピアノをひき、ピアノをひくときの戯れ心でひとり芝居を録音する余裕があった、と思います。そこがグレン・グールドならではのところといえるでしょうし、グールドさん、ぼくがあなたを好きなのも、あなたにそうそうところがあるからです。
     *
「音楽への礼状」のグールドの章からの引用だ。

深刻ぶる人は、《真剣に戯れること》ができない人なのだろう。

Date: 9月 13th, 2022
Cate: 楽しみ方

オーディオの楽しみ方(その8)

人としてたくましくあることで、オーディオを徹底的に楽しめる。
この項で、以前書いている。

別項で深刻ぶる人がいることを書いている。
深刻ぶるオーディオマニアは、深刻ぶることが好きな人なのかもしれない、
そんなことも書いた。

深刻ぶる人は、人としてたくましくないのかもしれない。

Date: 8月 12th, 2022
Cate: 楽しみ方, 老い

オーディオの楽しみ方(天真爛漫でありたいのか……・その4)

その2)で、オーディオマニアのなかには深刻ぶっている人がいる、と書いた。

深刻ぶる人は、若い時からそうだ。
少なくとも、私の周りにいる深刻ぶるオーディオマニアは、若い時からそうだった。

みな歳をとる。
深刻ぶるのが好きなオーディオマニアもそうでないオーディオマニアも。

みな老いていく。
老いとともに深刻ぶるのが好きな人は、さらに深刻ぶっているように見える。

私からすれば、深刻ぶっていて何が楽しいんだろう──、となるのだが、
深刻ぶっている人は、深刻ぶるのが好きなのかもしれない。
だから老いとともに、さらに深刻ぶっているのか。

本人が楽しければそれでいいのだけれど、
オーディオって、そういうものじゃないのに……、といいたくもなる。

Date: 6月 15th, 2022
Cate: 楽しみ方

オーディオの楽しみ方(すすめる)

オーディオの楽しみ方の一つに、すすめる、というのがある。

いい音で好きな音楽を聴くことに関心を持ち始めた人、
ようするにオーディオに、なんらかの、少しだけの興味を持ち始めた人が、近くにいる。

その人から、オーディオに関することの相談を受ける。
つまり相手がいてのオーディオの楽しみといえる。

オーディオマニアではない相手がいての、オーディオの楽しみである。
なのでそう頻繁にあるわけではないが、まったくないわけでもない。

こういう相談を面倒だと思う人もいよう。
面倒なところもあるとは思う。
それでも、すすめたことで相手が喜んでくれたのであれば、
オーディオマニアでよかった、と思えるオーディオの楽しみの一つであるのは確かだ。

Date: 1月 13th, 2022
Cate: 楽しみ方

オーディオの楽しみ方(つくる・その42)

別項「PCM-D100の登場」で書いているように、録音も自作である。
ソフトウェアの自作である。

私ぐらいの世代だと、中学生、高校生のころ、
カセットテープに、好きな曲ばかりを集めた、
いわゆる自分だけのベスト盤(テープ)を作っていた人もけっこういるはずだ。
それから友達に渡すためのテープを、同じように作っていた人もいよう。

私は、FM放送で聴きたい曲を録音するくらいで、
LPの音をカセットテープに録音して、それで聴くというのはやらなかった。

カセットテープに録音すれば、その分だけ音が悪くなるし、
音が悪くなることに時間と手間をかけることが無意味に思えたからだった。

やっと買えたLPを傷つけないためにも、
カセットテープに録音して聴いていた──、という話はよくきく。

その気持はわかるけれど、アナログプレーヤーの調整をきちんとやっていれば、
そうそうレコードの盤面(溝)は傷むものではないし、
それに粗悪なカートリッジではなく、きちんとしたカートリッジでかけることを、
私は重視していた。

それからカセットテープを交換する相手もいなかった。
とはいえ、カセットテープにそうやって録音していく行為は、自作の一歩ではある。

CDをリッピングしたり、ストリーミングを利用している人が、
プレイリストを作る。
これもカセッテープに好きな曲を集めて録音(ダビング)していたのと同じ行為、
そんなふうに思えてくる。

TIDALもプレイリストを、当然作れる。
けれど、プレイリストをまったく作っていない。

カセッテープに好きな曲を集めて聴くのと、
TIDALでプレイリストを作って聴くのとでは、音質の劣化が生じないという違いがある。

どんな最新の注意を払って、最高の機種で録音したところで、
カセットテープへのダビングでは、音質が少なからず悪くなる。

けれどTIDALでどんなプレイリストをつくろうとも、
そのプレイリストのまま再生しても、プレイリストを使わない時の音と、
違いはない、といえる。

ならばプレイリストを作ったほうが、聴きたい曲をすぐに聴けるというのはわかっている。
それでもTIDALで頑なにプレイリストを作らないのは、
プレイリストを作ることで、聴く音楽の範囲が狭められるような感じがするからだ。

Date: 11月 26th, 2021
Cate: 楽しみ方

オーディオの楽しみ方(つくる・もうひとつ番外)

フランスベッドといえば、
そのブランド名が示しているようにベッドの専門メーカーである。

世の中にはフランスベッドをフランスベットと発音している人もいる。
おそらくフランスベッドの人たちも、そんな呼ばれ方をしているのを知っているのだろう。
だからなのか、フランスベッドからフランスペット・シリーズが出ている。

私はつい最近知ったばかりなのだが、数年以上前からあったようだ。

France BedではなくFrance Pet。
ペット用の家具のブランドである。

そのラインナップに猫ハウス まりという製品がある。

どういう形状をした、どういう製品なのかは、リンク先をぜひ見てほしい。
みれば、ほとんどの人が、スピーカーのエンクロージュアに使えるのでは、と思うはずだ。

私も、見てすぐにそう思った。
今日、たまたま実物を見る機会があった。
エンクロージュアとして使ってみたいという気持は高まった。

いっそのことフランスベッドが、猫ハウス まりを少し手直ししてくれて、
エンクロージュアとしても発売してくれないだろうか。

小口径のフルレンジスピーカーにぴったりであり、いい結果も期待できそうなのだから。

Date: 10月 17th, 2021
Cate: 楽しみ方

オーディオの楽しみ方(つくる・番外)

ゴールドムンドのEidos 20とパイオニアのDV600のことは、
どこかで書こう、とは以前から思っていた。

思ってはいたけれど、どの項で書こうかな、とは迷っていた。
今回別項「JBL SA750」を書いていて、ここに書くことにした。

Eidos 20のベースがDV600だということがインターネットで騒がれたころ、
DV600を購入して、Eidos 20に近づけよう、という人が現れた。

同じことを、私も考えていた。
DV600を二万円を切る価格で買ってきて、徹底的に改造していく。
Eidos 20と直接比較試聴してどうこうとかではなく、
ゴールドムンドがEidos 20のベースモデルとして選ぶくらいなのだから、
かなり楽しめるだろうし、いい結果も期待できるであろう、と。

DV600の改造記のウェブサイトは、二つくらいあったように記憶している。
それらのウェブサイトを見るまでもなく、
実際にゴールドムンドのように筐体をまったく別物にする、というのは、
かなりの手間であることは、やる前からわかる。

Eidos 20の内部写真では、二枚のプリント基板はDV600そのままのように見える。
少しは手を加えていた可能性も考えられるが、
それほど手の凝んだことをやっていたわけでもないだろう。

電源トランスは違っていた。
けれどいちばん大きな違いは、やはり筐体である。

CDプレーヤーは、アナログプレーヤー以上に振動の影響を受ける。
以前、20万円ほどの国産CDプレーヤーを、廃棄寸前までいじった経験からも、
これははっきりといえる。

DV600の筐体は、ペナペナといっていい。
ゴールドムンドの筐体は、しっかりとしている。
それに仕上げがまるで違う。

Eidos 20とDV600の音を聴いたことはないが、
おそらくそうとうに違っていたと予想できる。

これを金属加工の専門家でない者がやろうとすると、かなりの手間となる。
どこかに加工を依頼することになるはずだが、けっして安くはないどころか、
そうとうに高くつくことになるはずだ。

しかも一台作って、すべてうまくいく、ということはなかなかない。
試作機を二台、三台ほど作ることになったら、かかる費用はどれだけになるのか。

それに自身の手間賃をどう捉えるか。
まったくゼロとするのか、時給換算してみるのか。

日本で二万円を切る価格で売られていたDV600をベースしたEidos 20が、
約六十倍の価格になる。

このことを、ぼったくりと言い切るのは簡単だ。
私も120万円は高いな、と思うけれど、ぼったくりか、というと、
そこまでとは思っていない。

DV600の二万円は日本での価格であって、
ゴールドムンドはパイオニアから直接購入しているわけでないのだから、
しかもヨーロッパでの価格だから、二万円ということはなかったはずだ。

それをベースに、筐体がまったく別物に仕上げられてスイスから送られてくる。
価格の違いは、そうとうに出てきても別におかしくはない。
でも、くり返すが120万円はやはり高い(とは思うが、ぼったくりではないとも思う)。

ぼったくりと主張する人はそれでもいよう。
そういう人は、自分でEidos 20に近づける工夫をやってみるといい。

Date: 10月 14th, 2021
Cate: 楽しみ方

オーディオの楽しみ方(その7)

満足することと楽しむことは、近いところにありながらも同じではない。

私に限ってのことをいえば、20代のころは、少しでもいい音を出そうとしていた。
満足しようとしていた、ともいえる。

いまはどうかといえば、楽しむことをおぼえた、というか、
発見している、ともいえる。