オーディオの楽しみ方(天真爛漫でありたいのか……・その4)
(その2)で、オーディオマニアのなかには深刻ぶっている人がいる、と書いた。
深刻ぶる人は、若い時からそうだ。
少なくとも、私の周りにいる深刻ぶるオーディオマニアは、若い時からそうだった。
みな歳をとる。
深刻ぶるのが好きなオーディオマニアもそうでないオーディオマニアも。
みな老いていく。
老いとともに深刻ぶるのが好きな人は、さらに深刻ぶっているように見える。
私からすれば、深刻ぶっていて何が楽しいんだろう──、となるのだが、
深刻ぶっている人は、深刻ぶるのが好きなのかもしれない。
だから老いとともに、さらに深刻ぶっているのか。
本人が楽しければそれでいいのだけれど、
オーディオって、そういうものじゃないのに……、といいたくもなる。