つきあいの長い音(その49)
JBLの4343は、1976年に登場している。
JBL創立80周年の今年は、4343誕生50周年でもある。
4343 50th Anniversaryが出てこないかな、と少しだけ思ってもいるけれど、出る可能性はゼロと言い切ってもいい。
JBLは音響レンズを完全にやめてしまった。
ホーンの理論からすれば、スラントプレートにしてもパンチングメタルにしても、ホーンの開口部に音響レンズを置くことは、間違っていることになる。
どんな材質、形状の音響レンズであっても、何らかの付帯音はついてまわる。それは聴感上のS/N比を悪くしてしまう。
JBLが音響レンズを使わなくなってかなり経つ。それはそれでいいんだけれど、やっぱり4343は、あの音響レンズ付きであってほしいし、
JBLとしては音響レンズ付きのモデルを出すつもりは、ない(はず)。
だから4343 50th Anniversaryが出てきたとしても、音響レンズなしのスタイルとなるはず。
音響レンズを嫌う人がいるのは知っているし、その人たちが言うことも理解できる。けれど4343は、くり返すが、あの音響レンズあってこそ、なのだ。
LE175DLH、375+537-500、いま見てもかっこいいと思うし、どちらも手元にあるから、毎日眺めている。
理屈、理論。それらが大事なのはわかった上で、こういうホーンもあってもいいではないか、と言いたくなる。
手元には2397+2441もある。
ホーンとしては2397の方が、まだ理にかなっているが、それでも最新のホーンの理論からすれば、2397もまた古いホーンとなる。