Archive for 4月, 2025

Date: 4月 2nd, 2025
Cate: スピーカーの述懐

スピーカーの述懐(その59)

ステレオサウンド 8号掲載の音楽評論家の向坂正久氏が「音楽評論とは何か」で書かれている。
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 では一体、評論の望ましい型とはどんなものか具体的にあげてみよう。私はオーディオに関して全く無知であるが、本誌の「実感的オーディオ論」を毎号愉しみにして読んでいる。製品名などで、その表現のいわんとするところの幅がわからぬこともないではないが、そこには五味康祐という一人の人間が、オーディオの世界で夢み、苦闘している姿が生きている。ひと言でいえば体臭がある。この体臭とは頭脳だけからは決してうまれない。オーディオという無限の魅惑が、その肉体を通して語られることの、紛れもない証左である。
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オーディオ機器についてなんらかを語るということ、
その中でも特にスピーカーについて語るということは、
まさにこういうことであるはずなのに、
オーディオ雑誌、インターネットに氾濫している中のどれだけが、そうと言えるだろうか。

Date: 4月 1st, 2025
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) –第十五夜(FRANCO SERBLIN Ktêma+1.0・いよいよ明日)

明日(4月2日)のaudio wednesdayは、三たびフランコ・セルブリンのKtêmaを鳴らす。
今回は、Ktêmaにエラックの4PI PLUS.2を足して鳴らす。

Ktêmaにスーパートゥイーターを足すことが、必ずしもいい結果につながっていくのか、
やってみなければわからないが、本音だ。

出さない方が良かった──、という結果になるかもしれないが、
仮にそうなったとしても、得られることはあると思っている。

Ktêmaについて得られること、4PI PLUS.2について得られること、
スピーカーシステムについて得られたことは、少なからずある。

聴く人によって、その得られることは違ってこよう。
だからこそオーディオは面白い。

先月に引き続き、今回もメリディアンのULTRA DACで、MQA-CDをかける。

開始時間は19時。終了時間は22時。
開場は18時から。

会場の住所は、東京都狛江市元和泉2-14-3。
最寄り駅は小田急線の狛江駅。

参加費として2,500円いただく。ワンドリンク付き。
大学生以下は無料。