私にとってアナログディスク再生とは(SME 3012-R Special・その9)
数日前、ヤフオク!で落札した。
今年になってLPは数枚落札していたけれど、オーディオ機器の落札は、これが初めて。
落札したのは、EMTのトーンアーム、929だ。
930st、928、950に搭載されているモデル。
いまさら、なぜ929? と思われるだろう。
929を取り付けるプレーヤーを、いまは持っているわけではない。
私が使うためではなく、あるところの930stのための落札た。
写真で見ても状態は良さそうだった。必要なパーツの欠品も特にない。
高くなりそうかな、と思っていたけれど、予想していた落札価格よりも低かった。
その929が今日届いた。
アームパイプの仕上げも昔のまま。状態はいい。
いい買い物をした、と実感がわく。
アナログプレーヤー関係のモノは、時には意外なほど高値がつく。
それだけ出しても欲しい人がいるからなのだろうが、
それでも……、とおもうところは、やはり残る。
今年になって私のところにやって来たトーンアームは、929が最初ではなく、
SMEの3012 S/IIがやって来た。
こちらはいくつか欠品のパーツがあるから、ebayで揃えていく。
といっても、パーツが揃って整備しても、使う予定はない。
それでも、いま手元に二本のトーンアームがある。
929は近日中に、行くべきところに行ってしまうけど、
こうやって二本のトーンアームを眺めているだけで、オーディオっていいな、と思える。