奇妙な光景(その3)
今日の11時ごろ、少し時間があったので、都心の書店に入った。
そういえば、今日(9月3日)は、ステレオサウンドの発売日。
ちょっと手にとってみようかと思い、音楽雑誌のコーナーへ。どんな表紙なのかは知っていたから、コーナーに近づくにつれて、
発売日は今日じゃなかったの? と思い始めた。
大手書店の都心にある、その支店の音楽雑誌のコーナーに平積みされていたのは、
オーディオアクセサリーだったからだ。
面陳列なのか、と思い見ると、そこにあったのはステレオ時代neo。
えっ、ステレオサウンドは?、とさがすと棚差しだった。
7月3日発売のステレオ時代neoが面陳列で、
8月26日発売のオーディオアクセサリーが平積みで、
9月3日発売のステレオサウンドが棚差し。
この扱いの差は、その書店での売れ行きを表している。
ステレオサウンド編集部は、この現実を知っているのだろうか。
知ろうとしているのだろうか。
けっこうな衝撃でもあった。
さびしさも感じたけれど、時代の変り目なのかもしれないとも思っていた。
都心のたった一軒の書店での取り扱いなのだから……、
そうもいえるけれど、本当にそうなのか。