日本のオーディオ(DIASOULのこと・その2)
オーディオ業界で昔から言われていることがある。
どんなオーディオ機器であっても、最低二台(スピーカーならば二セット)は売れる。
次が二十台、二百台、二千台、二万台……、と推移していくと。
昭和のころ聞いた話だから、いまのように高額化が天井知らずになっている状況でも当てはまるのか、
それはなんとも言えないが、そうかも、と思いながら聞いていた。
ダイヤソウルのスピーカーシステム、DIASOUL.AIがどれだけ売れたのか。
私はニセットほどかも──、と思っている。
一台(一セット)は、今回聴いたところにある。
もう一セットは関西の方で買われた人がいる、とのこと。
何年か前にプロトタイプがヤフオク!に出ていた、とも聞いている。
もっと売れていたのかもしれないが、そうだとしても十セットも売れているとは思えない。
そんなDIASOUL.AIを今回、じっくり聴くことができた。実物を見たのも、昨晩が初めてだった。
東京にある一セットは、個人購入ではなく、ぴあ株式会社が購入したもので、
このことはDIASOUL.AIの紹介記事の中でも触れられている。
そういうにところあるDIASOUL.AIを聴くことができたのは、大阪のMさんのおかげだ。
Mさんはホームシアターの専門家で、四谷三丁目にあった喫茶茶会記でaudio wednesdayをやっていたころから参加されていた方。
2024年から再開しても来られることはなかったが、今年になって毎月参加されている。
DIASOUL.AIは、ぴあ本社ではなく近くのぴあ分室と呼ばれているところにある。
Mさんは、ぴあ分室のホームシアターを最初手がけられていて、その後、DIASOUL.AIのシステムの方も任せられるようになった、とのこと。
ぴあ分室にはぴあが購入したモノだけでなく、Mさんの私物(主にアンプ関係)もある。
そこで、今回、DIASOUL.AIを聴いた。