仮想アース(こういう方法も……・その9)
(その8)に、これを試すにあたって、
無難な部品の選定についてアドバイスがほしい、というコメントがあった。
以前書いているように、電解コンデンサーをショートさせて使うのでは、
耐圧は関係なくなる。
まず始めるにあたって、16Vで10,000μFの電解コンデンサーがいい。
秋葉原に行けば、いくつもの16V・10,000μFの電解コンデンサーが売られている。
その中でどれを買うかとなると、サイズが大きいものである。
同じ耐圧、同じ容量であっても、大きいサイズのモノもあれば小さいモノもある。
ここでの仮想アースの理屈からいえば大きいサイズのモノが効くことになるからだ。
16V・10,000μFの電解コンデンサーは一個数百円くらいで買える。
どれか一つを基準として、いくつか比較試聴してみるのもいいし、
好結果が得られたコンデンサーが見つかったら、
今度は容量を変えてみるのもいい。
倍の20,000μFにするにしても、
16V・20,000μFの電解コンデンサーと、
16V・10,000μFの電解コンデンサーを二つ使うのとどちらがいいのか。
そんなふうに試していったらいいし、
電解コンデンサーに銅箔テープを巻いてみるのもおもしろい。