Archive for 6月, 2025

Date: 6月 5th, 2025
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) –第十八夜

7月のaudio wednesdayは、第一水曜日ではなく第二水曜日の9日になる。

まだテーマは決めていないけれど、9日の天候(気温)次第では、やりたいことがある。

なので、いま二つのプランを持っている。今月下旬には、はっきりする。

Date: 6月 5th, 2025
Cate: ロマン

オーディオのロマン(その17)

昨晩のaudio wednesdayは、
フランコ・セルブリンのKtêmaを、野口晴哉記念音楽室(野口晴哉氏リスニングルーム)で鳴らした。

私が、野口晴哉氏のこと、そのリスニングルームを初めて知ったのは、
以前も書いているように、1976年12月に発売された「世界のオーディオ」だった。

その一ヵ月ほど前に、私は「五味オーディオ教室」に出逢っていた。
オーディオの知識が、そんなにあったわけではない。
野口晴哉氏がどういう人なのかも、当時、中学二年生の私は全く知らなかった。
最初は、野口晴哉をのぐちせいや、と思っていたくらいだ。
晴哉(はるちか)なのを知ったのは、けっこう経ってからだった。

何の知識もなく、野口晴哉氏リスニングルームの写真を見て、すごい、と思っていた。

その空間で、Ktêmaを鳴らしたことも、私にとっては、オーディオのロマンの一つであった。

Date: 6月 4th, 2025
Cate: audio wednesday

カルロス・クライバーのシューベルト

今日は、audio wednesdayだった。
野口晴哉氏のリスニングルームで鳴らすフランコ・セルブリンのKtêma。

いろんな曲を聴いた。
どの曲が、印象深く心に響いたかは、人によって違うはず。

私にとっては、カルロス・クライバーとウィーン・フィルハーモニーによるシューベルトの「未完成」が、そうだった。

こんなに美しい響きなのかと陶然となって、聴き惚れていた。
今日は、この曲だけで、もう充分だ、と思うほどに、美しいのは、この部屋のおかげなのだろう。

陶然となりながら思い出していたのは、数ヵ月前に読んだ内田光子のインタビュー記事だった。

「神の存在は信じないけれど、シューベルトを演奏してる時は、もしかしたらいるのかもしれないと思ってしまいます」

そんなことを語っていたと記憶している。

Date: 6月 3rd, 2025
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) –第十七夜(FRANCO SERBLIN Ktêmaと野口晴哉記念音楽室・いよいよ明日)

明日(6月4日)のaudio wednesdayでは、これまで四回鳴らしてきているフランコ・セルブリンのKtêmaを、
これまでの空間ではなく、故・野口晴哉氏のリスニングルーム(野口晴哉記念音楽室)で鳴らす。

どういう音(響き)で鳴ってくれるのか、
なんとなく予想できると言えばできなくもないが、
それでも音は実際に鳴ってきたのが、全てで、
それがたまたま予想の範囲、もしくは延長線上にあるのか、
そうでないところで鳴ってくれるのか、
私自身、とても楽しみにしている。

今回もリクエストを受けつける。

Speaker System: FRANCO SERBLIN Ktêma + ELAC 4PI PLUS.2

Control Amplifier: EINSTEIN The Tube II

Power Amplifier: Viola Forte

CD Transport: Accuphase DP100

D/A Converter: Meridian ULTRA DAC

開始時間は19時。終了時間は22時。
開場は18時から。

会場の住所は、東京都狛江市元和泉2-14-3。
最寄り駅は小田急線の狛江駅。

参加費として2,500円いただく。ワンドリンク付き。
大学生以下は無料。

Date: 6月 2nd, 2025
Cate: ジャーナリズム, ステレオサウンド

編集者の悪意とは(その28)

この項を書き始めた時から、同時に考えているのは、編集者の善意である。

誌面から感じられるものなのだろうか。

Date: 6月 2nd, 2025
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) –第十八夜

今月のaudio wednesdayは、これまで通り第一水曜日ですが、
7月のaudio wednesdayは諸般の事情により、第二水曜日の7月9日に行います。

Date: 6月 1st, 2025
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) –第十七夜(FRANCO SERBLIN Ktêmaと野口晴哉記念音楽室)

すでに告知している通り、6月4日のaudio wednesdayは、
野口晴哉記念音楽室で、フランコ・セルブリンのKtêmaを鳴らすわけだが、
私は、このことを贅沢なことと受け止めているし、貴重な経験へとつながっていくことだとも思っている。

私だけがそう思っているのかもしれない。
またKtêmaを鳴らすのか、ただ部屋が変るだけだろう、
そんな捉え方もできるし、そう思う人もいるのはわかっている。

同じオーディオという趣味をやっていても、それこそ価値観は、まるで違ったりする。
感性だけでなく、価値観が違う。

それが当たり前であって、感性も価値観も同じ人と出会えるのは、そうそうない。

とにかく今回、Ktêmaを、野口晴哉氏のリスニングルームだった空間で鳴らす。