長島達夫氏のこと(その14)
別項「編集者の悪意とは(その25)」のために、
ステレオサウンド 69号をひさしぶりにひらいていた。
69号の編集後記でKen氏が、こんなことを書かれている。
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それにしても衝撃だったのは、某氏に聴かせていただいたモディファイドCDプレーヤー。10数万円の機種なのですが、メカニズム部を補強して、ICやLSIへの電源の配線方法をかえ、オペアンプを終段に入れてバッファーとした、ご本人いわく「たったこれだけ。こんなことメーカーがやろうと思ったらすぐできること……」なのだそうですが、その音たるや、今回のテストリポートで音質面でベストに近い評価が与えられた20数万円のものと一対比較しても、明らかにこちらの方が良かったのには驚きました。
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某氏とは、長島先生のことで、
10数万円の機種とは、Lo-DのDAD800(159,000円)のことだ。
69号の第二特集は、「最新CDプレーヤーテスト」だった。
なので元のDAD800と長島先生モディファイドDAD800と比較することもできた。
20数万円のCDプレーヤーとの比較もできた。
たしかに、モディファイドDAD800の音は良かった。
明らかにローレベルの明瞭度に優れていた。