Archive for category 218

Date: 12月 12th, 2019
Cate: 218, MERIDIAN

メリディアン 218を聴いた(喫茶茶会記の場合・その7)

今日の午前中、喫茶茶会記に行ってきた。
メリディアンの218にさらに手を加えてきた。

これで12月のaudio wednesdayで鳴らした218と同じになった。
さらにD/DコンバーターのFX-AUDIOのFX-D03J+にも手を加えてきた。

今日は、MCD350のデジタル出力と218を接続しての音だけをチェックしてきた。
FX-D03J+を通して、USB出力の音はまだ聴いていない。

1月のaudio wednesdayでは、たぶんFX-D03J+を使う予定だし、
その時には、218も、また少し変っている予定だ。

Date: 11月 20th, 2019
Cate: 218, MERIDIAN, ULTRA DAC

2,500,000円と125,000円(その16)

出てきた音に可能性を感じたのであれば、
その可能性を最大限に抽き出したい、と思う私だ。

その可能性の抽き出し方は、同じように思う人の数だけ違ってくるはずだ。
私は、今回の218に行った手法をとる。

今回の218で、218の可能性を最大限に抽き出した、とはまだ思っていない。
まだまだ良くなる、という予感がある。

それでも、今回の218の結果には、満足している。
その上で、ULTRA DACの2,500,000円と218の125,000円をどう捉えるか。

こうなるとオーディオ機器にまったく手を加えない人と私とでは、
ULTRA DACと218の価格の大きな違いに対しての捉え方はそうとうに違ってくるはずだ。

出てきた音がすべてだ、と書いている。
そうである。
出てきた音がすべてなのだが、
出てきた音に可能性を強く感じたのならば、
評価の前提条件が違うのであれば、そのオーディオ機器の評価もまた違ってくる。

ここで難しいのは、ではどうやって出てきた音に可能性を聴くという方法についてだ。
こういう聴き方をすれば、出てきた音に可能性を感じとれる、という確実な方法はない。

無責任といわれようが、そうとしかいえない。
直感がすべて、である、としかいえない。

もちろん、そこでの直感をより確かなものにするためにいくつかのことを試したりはするが、
直感がまずあってのことだ。

そして、この直感は単なる山勘ではない。

Date: 11月 13th, 2019
Cate: 218, MERIDIAN, ULTRA DAC

2,500,000円と125,000円(その15)

メリディアンの218は、手を加えるたびに、音が澄明になっていく感がある。
透明度が増していく、という感じではなく、澄んでいく音という雰囲気を漂わす。

私は218のキャラクターをいじろうとはまったく思っていない。
そう考える人は、218の部品を交換したりするのだろうし、
信号ケーブルや電源コードにしても、個性的な音の製品を選んでいくのだろう。

私は、ただただ218の可能性を抽き出したい、それだけを考えている。
今回の218における、その試みは成功した、といえる。

手を加えることは、自己満足で終りがちである。
audio wednesdayのような場で、比較試聴するということは、
あまりないのではないか。

自信はあっても、やはり音が出るまでは内心どきどきしている。
たいして違わなければ……、
そのぐらいだったらまだいいが、音が悪くなっていたら……、
その可能性だってなくはない。

218と218の比較試聴なのだから、いいわけはできない。
そんなそぶりは見せずに、鳴らす。

喫茶茶会記の218よりも、今回の218は、音が澄明である。
だから、音楽の表情が濃やかになる。
それにみずみずしい音でもあった。

喫茶茶会記のスピーカーはアルテックの2ウェイに、
JBLの075を追加した、変則的な3ウェイである。

なのに、といったら、アルテックに惚れ込んでいる方たちに失礼になるだろうが、
ラドカ・トネフの歌声が、こんなにもみずみずしく鳴るのか、と驚く。

マッキントッシュのMCD350とMA7900の組合せからは、どうやっても出せなかった音が、
いとも容易く出てきてしまった。

今回はトランスポートとしてMCD350を使い、
218の出力はMA7900のパワーアンプ入力に接続して、
ボリュウム、トーンコントロールは218で操作した。

Date: 11月 12th, 2019
Cate: 218, MERIDIAN, ULTRA DAC

2,500,000円と125,000円(その14)

喫茶茶会記の218と今回の218の音を違いを聴いて、
audio wednesdayに来られた人たちは、
今回の218は、そうとうに手を加えたモノだ、と思われたかもしれない。
そのくらいの音の違いは、はっきりとあった。

聴いた人、みな驚いていたけれど、
いちばん驚いていたのは私だ。

私だけが、喫茶茶会記の218と今回の218の、手の加え方の違いをわかっているのだから。
ノーマル(つまり手を加えていない)218と喫茶茶会記の218の音の違いは、
きちんと把握している。

ノーマルの218と喫茶茶会記の218の音の違いも小さくはない。
手を加えていない218と手を加えた218なのだから、その音の違いの大きさは、
いわば当然といえることだ。

けれど今回の218は、ノーマル218と喫茶茶会記の218の違いが、
さらに大きくなったように感じられた。

喫茶茶会記の218と今回の218の、手の加えた方の違いで、
これだけの違いが生じる、ということに、驚くとともに、
218の優秀さを実感もしていた。

ここがデジタル機器の面白さである。
基本性能は218もULTRA DACも基本的に違いはない。

だからこそ、手を加えていくことで、ノーマルの218との違いが出てくるわけだ。
おそらくULTRA DACで、218に施したことをやったとしても、
ここまで音の違いは生じないように思っている。

218の音は、つくり込まれているわけではない。
それだからこその面白さがあり、
この面白さを加味すれば、218こそベストバイという気もしてくる。

Date: 11月 12th, 2019
Cate: 218, MERIDIAN, ULTRA DAC

2,500,000円と125,000円(その13)

11月6日のaudio wednesdayに来た人が驚いたのは、
喫茶茶会記にあるメリディアンの218ではなく、
もう一台の218の音に対して、である。

喫茶茶会記の218にも私の手が加わっている。
ちなみに写真家の野上眞宏さんのところの218もそうである。

この二台の218は、ほぼ同じ手の加え方をしている。
この二台を比較試聴したことはないけれど、そう大きく音は変らないはずである。

今回喫茶茶会記に持ち込んだ、もう一台の218は、さらに手を加えている。
喫茶茶会記の218、野上さんの218にも、やらなかったことを施している。

さらにこまかい作業になり、二三度やりなおしているぐらいなので、
施さなかった、というわけである。

今回は、どこまで218は良くなるのか、
しかも喫茶茶会記の218と同条件で直接比較できる。

本音は、半分、私自身の腕試しの意味あいもあった。
前日の夜に作業を行った。
なので、私の部屋では音を聴いていない。

私も、今回の218の音を聴くのは、audiowednesdayで、来られた方と一緒なのが初めてである。
喫茶茶会記と野上さんのところの218も、かなりいい音に仕上がっている。

それとどこまで違うのか。
たいして違わなければ、そこまでやる必要はあまりない、ということになる。
喫茶茶会記の218を聴いて、今回の218に交換する。

置き場所、設置条件、電源コードすべて同条件で比較試聴した。
自信はあったが、音ばかりは聴かないことにはなにもいえない。

能書きだけはいっぱいあっても、出てくる音がさほど違わなければ、
それまでの評価に終ってしまう。

自信はあったが、ここまで違う(良くなっている)とは、予想を超えていた。

Date: 11月 12th, 2019
Cate: 218, MERIDIAN, ULTRA DAC

2,500,000円と125,000円(その12)

私はメリディアンの218に手を加えた。
それは218への、いわば愛情からである。

愛情を感じないオーディオ機器に手を加えようとは、私はまったく思わない。
この種の行為を、オーディオ機器への愛情がないからだ、と批判する人がいる。

そう言う人で、まったくこの種の行為を行っていない人がどれだけいることか。
いや、自分は手を加えたりは絶対にしない、とうい人はけっこういる。

けれど、そういう人たちはケーブル一本交換しない、したことがない、
そう言い切れるのか。

たとえば電源コード。
いまでは着脱式がほとんどだが、
電源コードをこれまで一度も交換したことがない人はどれだけいるのか。

着脱式になっているオーディオ機器にも、電源コードは付属している。
その付属の電源コードを交換するということは、
もう手を加えていることである。

このことが、どうにも理解できない人が、手を加えることに絶対的に批判の人のなかにいる。
オリジナルを尊重しなければならない──、
そう言う人が、電源コードを交換していたりする。

そこに矛盾を感じていないのか。
着脱式になっているからが、交換してもかまわない理由となるのか。

もっといえば、昔のオーディオ機器には信号ケーブルも付属しているのが多かった。

例えばずっと以前のマッキントッシュのアンプには、
赤白の、あの安価そうなラインケーブルが付属していた。

つまりそのしたいのマッキントッシュのオリジナルを尊重するのであれば、
ラインケーブルには、その赤白のケーブルを使うことになる。

けれど、そこまでしている人がどのくらいいるのか。
そこまで徹底している人から、手を加えるなんて……、と批判されるのであれば、
何か言い返したりしないし、そういう考えもあると認める。

けれど、そういう人にいつまで出逢ったことはない。
そういう人がいないとはいわない。

それでも手を加えてはいけない、という頑なに主張する人は、
なんのことはない信号ケーブルや電源コードはとうぜんのように交換していて、
自分の行為に矛盾を感じていない。

そう指摘すると、元に戻せるから、という返してくる。
だから、218へは、元に戻せることしかやっていないのだ。

Date: 11月 10th, 2019
Cate: 218, MERIDIAN, ULTRA DAC

2,500,000円と125,000円(その11)

5月のaudio wednesdayで初めてメリディアンの218を聴いた。
その時のことは別項で書いている。

そこではいろんなことを試した。
試しながら、218の可能性を探っていた、ともいえる。

こういうことをやってどういうふうに音が変化するのか、
その時の音の変化量の大きさはどのくらいなのか、
そういったもろもろのことを聴きながら、
私なりに218の可能性の大きさを感じていた。

ここでの可能性とは、いいかえると素姓の良さでもある。
その素姓の良さを抑えている、スポイルしている要素を、
どれだけなくしていける(少なくしていける)か。

部品など交換しなくても、
これまでのことからやっていけるという自信はある。

218にどんなことをしたのかは、詳しくは書かないが、
くり返すがハンダゴテは使っていない。部品は何ひとつ交換してない。

かかった費用は数百円程度である。
作業には、慣れていないと時間はかかるが、特殊な技術を求められるものではない。

いわゆるツボさえわかっていれば、確実に成果をあげられる。
出し惜しみして、ここに書かないわけではない。

直接会った人から訊かれれば、隠すことなく基本的には教える。
けれど、この人に教えたら、218を壊しそうだな、と判断した場合には、
教えないこともある。

その程度の手の加え方で、218の音がどれだけ良くなるのか(変るのか、とは書かない)。
疑問に思う人が多数だろうが、
11月6日のaudio wednesdayに来た人は、その成果をはっきりと聴いている。

Date: 11月 10th, 2019
Cate: 218, MERIDIAN, ULTRA DAC

2,500,000円と125,000円(その10)

私が、購入したオーディオ機器にまったく手を加えないタイプであったなら、
CDプレーヤーをアキュフェーズのDP70かスチューダーのA727、
どちらを採るかは、そうとうに迷ったことだろうか。

でも、DP70とA727を比較試聴している時には、
手を加えることも考えていた。
その上での、両機種の可能性を考慮しながらの試聴であった。

つまりそれまでにもCDプレーヤーに手を加えてきた。
それがあるからこそ、
いまそこで感じている不満点は、
どうにかできるという自信があったうえでのA727という選択だった。

だからといってA727を購入後すぐに手を加えたわけではない。
じっくり聴いて、ある程度の期間が過ぎてから、である。

一度目をやって、
A727と同じピックアップメカニズム、デジタルフィルター、D/Aコンバーターを採用した、
別メーカーのCDプレーヤーを別途購入して、
二度目のために、徹底的に、このCDプレーヤーに手を加えていった。

これはもう実験だった。
最終的にはトレイも外してしまった。
実験用だったため、元に戻せなくなるまで手を加えた。

その上で、A727に二度目の手を加えたわけだ。
もちろん、二度目も完全に元に戻せることを絶対条件とした。

DP70ではなくA727にしてよかった、と二度目の手を加えたA727の音を聴いて、そう思えた。
念のためいっておくが、DP70よりも、製品としてA727がすべての点で優れているわけではない。

何を優先順位とするかによって、DP70も選ばれるはずだ。
私は、DP70との比較試聴で、A727の可能性を、DP70のそれよりも高く評価した。
そして、A727の可能性は、私が期待した以上でもあった。

Date: 11月 10th, 2019
Cate: 218, MERIDIAN, ULTRA DAC

2,500,000円と125,000円(その9)

音を聴いて、あるオーディオ機器を評価する。
オーディオマニアならば、みな行っている。
けれど、そこでの評価の仕方は、人によって違うこともある。

評価の結果が違う、というよりも、
どこを聴いているのか、という意味での評価の仕方である。

オーディオ機器の開発に携わっている人ならば、
プロトタイプを聴く機会はあたりまえのようにあるわけだが、
オーディオマニアが聴くのは、ほとんど製品化されたオーディオ機器である。

出てきた音がすべて、とよくいわれる。
確かにそうではある。
けれど、その出てきた音に何を聴くのか。

そのオーディオ機器の可能性を、出てきた音に聴くことだってある。
オーディオ機器の比較試聴をして、
どちらのオーディオ機器が優れているか、
自分の好みにあっているか、
そういう評価の仕方をすることもあれば、
常にオーディオ機器は商品でもあるから、
可能性の方を優先しての評価をすることだって、私の場合ある。

別項「EMT 930stのこと(ガラード301との比較・その11)」で、
アキュフェーズのDP70とスチューダーのA727を、
ステレオサウンドの試聴室でじっくりと比較試聴したことを書いている。

そして、私はA727を選んだ。
その理由も、そこに書いてるが、書いていない理由もある。
それが、可能性をどう評価しての選択の結果である。

Date: 11月 10th, 2019
Cate: 218, MERIDIAN, ULTRA DAC

2,500,000円と125,000円(その8)

喫茶茶会記で10月中旬から鳴っているメリディアンの218は、
実は私が少しばかりを手を加えている。

といってもハンダゴテを使っての作業ではない。
そういう作業は、ようするに部品交換であり、
部品を交換するということは、もう元には戻せない、ということである。

元々ついていた部品に戻せば……、
それで元の音に戻ることは絶対にない。

取り外した部品をまたプリント基板にハンダ付けする、ということは、
その部品にハンダゴテの熱を三回加えることである。

製造時に一回、
部品を交換する際にプリント基板から取り外すときに一回、
元に戻すため再びプリント基板にハンダ付けするときに一回、
計三回のハンダ付けするわけで、三回分の熱が部品に加わっている。

アンプを自作したり、部品を実際に交換したことのない人には、
ハンダ付けの熱ごときで──、と思ってしまうようだが、
ハンダ付けの熱を軽く考えてはいけない。

確実に、ハンダ付けに必要な熱を加えれば部品は劣化し、
元々ついていた部品に戻しても、音は元には戻らない。

絶対に元に戻す必要はない──、
そんな絶対の自信のもとに手を加えるのは、その人の勝手であるが、
私は、自分のオーディオ機器ならばまだしも、
誰かが使うオーディオ機器には、そういう手の加え方はしない。

元に戻す、とは見た目だけ戻すことではない。
元の音に戻せてこそ、である。

喫茶茶会記にある218には、そういう手の加え方を施している。

Date: 11月 8th, 2019
Cate: 218, MERIDIAN

メリディアン 218を聴いた(余談)

facebookで、audio sharingというグループをやっていることは、
これまで何度か書いている。

参加している人は350人ほど。
うち五人の方が、すでに218を購入され鳴らされている。

先日のaudio wednesdayに参加された方も、
218の購入を決心されている。
近日中に購入されるであろうから、六人になる。

6/350。
この数が多いのか少ないのか。
どうでもいいかな、ぐらいにしか考えていない。

周りの人が、218の良さを感じとってくれて、
「218、買いました」とある日、言ってくれる。

このことが、単純に嬉しい。

Date: 11月 8th, 2019
Cate: 218, MERIDIAN, ULTRA DAC

2,500,000円と125,000円(その7)

メリディアンの218の音を聴いて、
シャーシーを見た人のなかには、
いまどきのオーディオ機器のように、
アルミニュウム製のがっしりとしていて、重量のある立派な造りに変更したら……、
そんなことを考えたかもしれない。

218の重量は1kgもない。
ほんとうに軽い。

内部を見るとわかるが、
この軽さだから、大型の電源トランスや大容量のコンデンサーによる電源部があるわけではない。
指先ほどの大きさのスイッチング電源モジュールがあるだけだ。

それも特別で、高性能なスイッチング電源ではない。
汎用のモジュールをそのまま採用している。

ここをCHORDのMojoのように、バッテリーに置き換えたら……、
そう考えた一人のなかに私も含まれる。

そんなことをいつかは実行してみたい、とは思ってはいるが、
現実に、218の可能性を抽き出すには、どうするのか、となれば、
(その6)で書いたことも、ここで書いたこともやらない。

218の可能性を抽き出す──、
ここでの「可能性」をどう捉えるかによって、どうするのかは人によってさまざまなのだろう。

11月のaudio wednesdayは、218の可能性をそうとう抽き出せた。
そうとうに良くなっているはず、という予想はしていたが、
実際の音は、予想を超えていたところもあった。

なかば冗談で、ULTRA DACには届かなくても、SUPER DACと呼べるレベルには達した──、
そんなことをつい言ってしまったのだが、
半分は本気でもあった。

Date: 11月 8th, 2019
Cate: 218, MERIDIAN, ULTRA DAC

2,500,000円と125,000円(その6)

メリディアンの218は125,000円(税抜き)のD/Aコンバーターである。
ULTRA DACは、大きいと前もって聞いていても実機を前にすると、
おもわず「大きい」と声に出してしまった。

218は、というと、外形寸法/重量、どちらもあらかじめ知っていたけれど、
こちらは「小さい」し、「軽い」。
価格も造りも、メリディアンの二つのD/Aコンバーターは対照的でありながらも、
音は、というと、そういうわけではない。

218とULTRA DACを直接比較試聴したわけではないが、
違いは、それでもはっきりとわかる。

わかるからこそ──、というおもいが、こちらには芽ばえてきた。
218は、可能性のあるオーディオ機器だ、と感じたからである。

218の可能性を発揮させるには、どうするか。
人によって、手法は違うだろう。

電源コードに凝る人もいるだろう。
125,000円の218に、同じくらいの電源コード、
もしくはそれ以上の価格の電源コードをあてがう。

ラインケーブルに凝る人ならば、
やはり218と同じくらいのケーブル、それ以上のケーブルをおごる。

置き台となるラックに凝る人がいても不思議ではない。
ここでも218よりも、高価なラックを用意することだろう。

これらすべてをやったうえで、クリーン電源まで手を伸ばす人もいよう。
これらすべてをやれば、218の十倍くらいの費用はかかることだろう。
凝れば凝るほど、もっとかかることもある。

オーディオマニア的には、こういうことに興味はある。
私も一度くらいは試してみたい、という気持を持っている。

それでも、それらによる218の音の変化を聴いて、
218の可能性を抽き出した、と私自身は思うだろうか……、と考える。

Date: 11月 7th, 2019
Cate: 218, MERIDIAN, ULTRA DAC

2,500,000円と125,000円(その5)

昨晩の218の音を聴いて、
(その5)で書く予定だったことを変更することにした。

ここではメリディアンの2,500,000円と125,000円の、
二つのD/Aコンバーターについて書いている。
それにベストバイということについても書いている。

私の結論としては、現時点では ULTRA DACでしか聴けない領域の音があるのだから、
ULTRA DACこそベストバイと位置づけられる。

けれど昨晩のaudio wednesdayでの218の音は、唸ってしまうほどだったから、
ベストバイとは? ということについて考えを改める必要がある、と思うようになった。

オーディオマニアが、誰かの音を聴かせてもらう。
その時に「可能性を感じさせる音ですね」と鳴らし手にいうことがある。

「可能性を感じさせる音ですね」は、一般的には褒め言葉なのだろうが、
ここでは必ずしもそうてはない。

誰かの音を聴かせてもらう。
親しい友人関係であっても、正直にその音の感想を述べると、
それまでの関係が、たった一言で終ってしまうことは、決して珍しいことではない。

まして初対面の人の音を、正直に感じたままに言葉にしてしうまうことは、
その人との関係を続ける気がまったくないとしても、避けるべきかもしれない。

とはいっても、ベタ褒めする気にはなられない音の時がある。
そういう時に「可能性を感じさせる音ですね」がある、といってもいい。

オーディオにおける「可能性」、オーディオ機器の「可能性」、
これを抜きにしてオーディオのベストバイについて語ることは無理がある。

Date: 10月 29th, 2019
Cate: 218, MERIDIAN

メリディアン 218を聴いた(喫茶茶会記の場合・その6)

喫茶茶会記のスピーカーシステムは、ホーン型2ウェイである。
中高域を受け持つホーンは、アルテックの811B。

ウーファーはコーン型の416-8Cだから、
ウーファーのボイスコイルの位置とドライバーのボイスコイルの位置は、
かなりズレている。

ホーン型の中高域の場合、どうしても避けられない問題である。
A7、A5のようにウーファーにフロントショートホーンをつけるという手もある。

UREIの813のように、
ウーファー側のネットワークにベッセル型フィルターを採用するという手もある。

デジタル式のデヴァイダーで、ディレイ機能をそなえていれば、
マルチアンプドライヴすることで、
ウーファーとドライバーのボイスコイルの位置のズレで生じる時間差を補整できる。補整できる。

一度は補整した音を鳴らしてみたい、と考えている。
ふと思いついたのが、メリディアンの218がもつリップシンク機能である。
最大85msecまで可能なDSP処理による遅延機能を持っている。

つまり218が二台あれば、そしてマルチアンプシステムにすれば、
デジタル式のデヴァイダーに頼ることなく、時間差の補整が可能になる。

喫茶茶会記で使っているプリメインアンプのMA7900は、
プリ・パワーが分離でき、プリ出力は二系統ある。
それぞれの出力に二台の218を接続する。

その際にコンデンサーと抵抗で作ったパッシヴ(-6dBスロープ)のフィルターを、
218のアナログ入力端子に外付けする。
その上でウーファー用に使う218のリップシンク機能で、ウーファーへの信号を遅延させる。

ウーファーとドライバーの能率の差は、
218の可変出力を利用すればバランスはとれる。

それに218のトーンコントロールも使えるわけだから、
けっこうこまかな調整も可能になる。

218を通すことで、A/D変換とD/A変換が加わることになる。
そのことによる音質への影響を気にする人もいよう。
もちろんゼロなわけではないが、
時間差の補整のメリットとそのことによる影響は、
天秤にかけて判断すればいいことである。