Date: 7月 14th, 2025
Cate: audio wednesday
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Westrex Londonを鳴らしてみて(その5)

20時30分ごろにステレオで鳴り始めたウェストレックス・ロンドン。
カルロス・クライバーのベートーヴェンの第二楽章の終り近くで、一時間強経っていた。

やっと目覚めたばかりのスピーカーにとって、この一時間は長くはないけれど、
それでも徐々に本領を発揮してくれつつある時間ではあった。

もっと時間があれば、さらによく鳴ってくれたはず。
そう言い切れるほど、クライバーのベートーヴェンの第三楽章と終楽章は、
ベートーヴェンの音楽の巨きさを感じられるほどに、鳴ってくれた。

これでウェストレックス・ロンドンが鳴り切ったわけではない。
もっともっと良くなるはずだし、オーディオ的な聴き方をすれば、
細かな指摘をされるだろうし、キズのない音ではない。

でも、その前に、ベートーヴェンの音楽をベートーヴェンの音楽として聴かせてくれた。
このことが私にとっては、とても大事なことだ。

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