2024年ショウ雑感(その13)
(その11)で書いているように、六階の端から順番にだったから、
最初に入ったのは太陽インターナショナルで、
土方久明氏の時間帯だった。
ヘッドフォン祭では、若い来場者数人に囲まれて談笑している土方久明氏を見かけたことはあるが、
土方久明氏が話しているのを聞くのは初めてだった。
ここでも小さな驚きがあった。
土方久明氏の話はそつがないというか、
うまいな、と感心しながら聞いていた。
土方久明氏は、いま売れっ子といっていいだろう。
オーディオ雑誌、ウェブ記事、どちらでもその名前を目にする。
インターナショナルオーディオショウでの話し方を聞いていると、
その売れっ子ぶりに納得がいく。
ヘッドフォン祭での囲まれているところからも、
若い人たちからの支持もけっこうあるのだろう。
別項で、オーディオ評論家(職能家)、オーディオ評論家(商売屋)について書いている。
土方久明氏をオーディオ評論家(職能家)とは思わないし言わないが、
オーディオ評論家(商売屋)とも言わない。
オーディオ評論家(仕事人)という感じを受けた。