Date: 2月 1st, 2025
Cate: ショウ雑感
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インターナショナルオーディオショウの音(その1)

別項で、フランコ・セルブリンの輸入元のアーク・ジョイアのブースで、
いい音を聴いたことがない、と書いている。

インターナショナルオーディオショウでのアーク・ジョイアで聴けた音で、比較的良かったと感じたのは、
ダニエル・ヘルツのシステムでの、ピアノの単音は美しかった。

玉を転がすような音とは、こういう音のことをいうのだな、
と納得したほど、ほんの短い間の音は良かった。
ただ、あくまでもピアノの単音だけだった。

これ以外の、私が聴いた範囲では、良かったと思ったことはない。
アーク・ジョイアでは、どのスピーカーも、そのスピーカーらしく鳴っていない。
どこか拗ねてしまったり、いじいじとしたり、
つまりスピーカーがいきいきと鳴っていない。
暗く俯いている。

音離れの悪い音の見本ともいえる。
少しもいいところのないアーク・ジョイアの音でも、
だからといって、ひどい音で鳴っていた、とは言わない。

インターナショナルオーディオショウでは、ひどい音をほぼ毎年鳴らしている(聞かせてくれる)ブースがある。
エソテリックだ。

いままで、どこのブースなのかははっきりと書いてこなかったが、
フランコ・セルブリンのKtêmaについて書いていて、
アーク・ジョイアのブースでは、一度もいい音を聴けた試しがなかった、と書いたのだから、
アーク・ジョイアの名前だけを出すのは、
出された方からすれば、他のブースの音はどうなのか──、となろう。

なので、ここからははっきりと名前を出していく。

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