仮想アース(こういう方法も……・その7)
オーディオアクセサリー 186号には、仮想アース関連の記事も載っている。
光城精工の製品、Crystal Epシリーズが取り上げられている。
光城精工のサイト、オーディオアクセサリーの記事を読めばわかるように、
Crystal Epの内部は電解コンデンサーである。
具体的にどうやっているのかというと、
コンデンサーの両極をショートさせているはずだ。
分解して中を確かめたわけではないが、間違いないはずだ。
コンデンサーの両極をショートさせてオーディオ機器に接続するという手法は、
Crystal Epが最初ではない。
製品としては最初だろうが、手法としては前からある。
なので、Crystal Epに興味、関心がある人は、簡単に試すことができる。
電解コンデンサーを買ってきて、やってみればいいだけのことだ。
作業にかかる時間はわずか。
部品さえあればすぐに試せる。
両極をショートするので、コンデンサーの耐圧は低くても問題ない。
それで効果を確認できたら、さらにあれこれ試してみればいい。
コンデンサーの容量によっても効果は変化するし、
コンデンサーの種類、銘柄によっても変化する。
簡単な実験である。
だからといって光城精工のCrystal Epシリーズを買う必要がないとは思わない。
両極をショートさせた電解コンデンサーをアース端子に接続するのは、
あくまでも実験の範疇である。
アース端子に電解コンデンサーがぶら下がっている。
これが許せない、という人は、ケースをどうにかするしかない。
けっこう悩むところだ。
Crystal Epの中身が電解コンデンサーだとわかると、
いわゆる原価厨と蔑まされている人たちは、すぐに高い、と批判するだろうが、
そう思う人は、ケースを含めて自作してみればいい。