管球王国 Vol.110(その2)
管球王国 Vol.110を読んでいて、目に留ったのは82ページだった。
是枝重治氏の記事で、そこにはこう書いてある。
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1960年1月号だったか『ラジオ技術』誌のグラビアに、野口晴哉さんのオールWEの装置が出ています。まだモノーラルでした。アンプは東洋ウエストレックスが作った807のppアンプでした。既にその頃はベルシステムから分離されていたのかもしれません。それ以前のウエストレックスはすべてリースが前提で、個人の注文を受けることなどあり得ないからです。数年前にお亡くなりになったラジオ技術社の金井 稔さん(ペンネーム五十嵐一郎、青山六郎)のお話では、野口晴哉さんは東洋ウエストレックスの技術部長・斉藤利千代さんと懇意だったそうです。
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1976年末に朝日新聞社から出た「世界のステレオ」、
このムックに、「野口晴哉コレクションより 幻の名器」という記事がある。
記事中にあるいくつかの写真。
そこにかなり大型の管球式パワーアンプらしきものが写っている。
とはいえ、このアンプについての詳細は触れられていなかった。
なにも資料がないためらしい。
おそらくこのアンプが、東洋ウエストレックス社製の807のプッシュプルアンプなのではないだろうか。