audio wednesday (next decade)のこれから(その3)
2024年のaudio wednesdayも、テーマを決めての音出しをやっていく。
とはいえ四谷三丁目の喫茶茶会記でやっていたときとは、いろんな条件が違う。
まず空間が大きく違うし、使える器材もそうだ。
器材が思うように集めることができれば、やりたいテーマはいくつもすぐに出てくるけれど、
そういうわけにはいかない。
喫茶茶会記でやっていたころも、制約は多かった。
そういう中でテーマを考えていくのも、けっこう楽しいものである。
音出しの場を提供してくださる方からは、
「新月に聴くマーラー」をやってほしい、といわれている。
2016年8月3日は、ちょうど新月だった。
テーマは「新月に聴くマーラー」で、
窓のない空間で音を鳴らしていたから、明かりを消してしまうと、かなり暗くなる。
真っ暗に近くなる。
そういう環境でマーラーを聴く、ということをやった。
それをやってほしい、ということだ。
2024年の第一水曜日で新月の月はない。
けれど前後火曜日、木曜日は新月の月はある。
6月、9月、10月である。
どこかで「新月に聴くマーラー」を行う。
2016年とは場とシステムも違うだけでなく、プログラムソースも違う。
MQAで鳴らすことができる。
すべてをMQAで、という制約はもうけないが、
極力MQAでの「新月に聴くマーラー」するつもりだ。