直熱三極管(その1)
オーディオマニアとして、無視できないキーワードがいくつかある。
方式や回路、部品や材質といった、いわば側面的、部分的な要素によって音が決まるわけではないことは、もちろん承知の上で、
それでも心惹かれてしまうキーワードといえるものがある。
それは人によって、世代によっても違ってくるものだろう。
私にとってのそういったキーワードが、他の人にとってはことさらを関心を抱くことさえないものだったりする。
そういうものだとわかった上で、私が惹かれてしまうのは、管球式OTLアンプがあり、直熱三極管がまず挙げられる。
つい先日、ヤフオク!でRCAの3A5という真空管を落札した。
新品を十本まとめての出品だった。
高くなりそうだったら諦めるということで、最初からこのぐらいで落札できたらいいな、と思う金額で入札した。
結果、その金額の七割くらいで落札できた。
3A5という真空管について詳しく知りたい人は検索してみてほしい。
3A5は電圧増幅用の直熱三極管だ。そんな真空管を手に入れて、どんなアンプを作りたいのか、具体的なことは何も決めたなかった。
十本落札できたら、こんなアンプも組めるなぁといったぼんやりした案はいくつかある。そのうちのどれかを作ることになるだろうが、
準備を進めるうちに気が変って、案そのものが変更になるかも──と自分でも思う。