Date: 7月 2nd, 2025
Cate: 真空管アンプ
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真空管アンプの存在(KT88プッシュプルとタンノイ・その21)

少し脱線したけれど、ここでのサブタイトルの「KT88プッシュプルとタンノイ」に戻すと、
KT88のシングルアンプでタンノイを鳴らした音は聴いたことがないことに気づく。

いまでもタンノイのスピーカーを、ユニゾンリサーチのプリメインアンプ、P70で鳴らした音はぜひとも聴きたいと思っているが、
P70はかなり前に製造中止になっているから、そんな機会はまずないだろう。

ユニゾンリサーチは、いま日本に輸入元がない。エレクトリが取り扱いをやめてからけっこう経つものの、
どこも取り扱おうとしない。

ユニゾンリサーチは、いまも活動している。
もともとユニゾンリサーチは、プッシュプルアンプではなくシングルアンプだけだった。

出力を増やす際には、プッシュプル化ではなく出力管を並列接続する。
パラレルシングル、トリプルシングルといった具合にだ。

出力管を二本使う場合、パラレルシングル構成とするか、
プッシュプルとするか、
どちらを選択するかは、エンジニアの考え方である。

プッシュプルだと位相反転回路がどうしても必要になる。これの存在を嫌う人もいるし、
出力トランスでの信号の合成に疑問を抱く人もいる。
反対に、能動素子の並列接続を嫌う人もいる。

どちらがいいとは、簡単には言えない。

いまユニゾンリサーチには、P70、P40が製造中止になり、
以前のようにシングルアンプのみになっている。

KT88のラインナップもある。
Preludio、Sinfonia、Performance、Sinfonia Anniversaryがある。

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