エラック 4PI PLUS.2のこと(その19)
8月のaudio wednesdayでのエラックの置き場所は限られていた。
ウェスターン・エレクトリックな594Aのホーンとして使われているJBLの2395、その音響レンズ中央の窪みのところに置いた。
594A+2395をどかしてしまえば、エラックの位置の自由度はぐんと増すけれど、それはやりたくない。
そうなると、そこしかない。
しかもエラックは、正面を向けたわけではなく、90度ずらしての配置。
水平方向無指向性だから、いいといえばいいけれど、こんないいかげんな置き方なのか、と思う人もいるだろうが、
この位置で、この向きでしか置けない。
肝心なのは音であって、どうにもうまく鳴らないなのであれば、なんとかするつもりはあったが、
鳴らしてみると、昨年4月の会でのアポジーの時のように、大きな問題は感じられない。
だからといってエラックの場所はどこでもいいわけではなく、置き場所を選ぶのも事実だ。
このことは菅野先生が導入された時のことを、ステレオサウンドに書かれている。
今回は2395がエラックの後ろにあるということは、エラックの後方の音は、
2395のスラントプレートの音響レンズによって拡散されているはず。
これによる影響、音の変化を確かめるにはホーンを移動するしかない。
このことはいつか検証してみたい。