エラック 4PI PLUS.2のこと(その18)
エラックの4PI PLUS.2を、どこに置くのか。
そのことによって、音はずいぶんと変化する。
スピーカーユニットを組み合わせて自作スピーカーに取り組んでいる人ならば、
常に実感していることでもある。
4PI PLUS.2でもそうなのだが、それでも、このリボン型トゥイーターは、かなり鷹揚な性格でもある気がしている。
昨年、今年のaudio wednesdayでは、七つのスピーカーシステムと組み合わせている。
2024年4月、アポジーのDuetta Signatureに、
5月、Western Electricの757Aレプリカに、
7月、メリディアンのDSP3200に、
12月、BOSEの901 Series Vに、
2025年1月、JBLの4343に、
3月、4月、5月、フランコ・セルブリンのKtêmaに、である。
スピーカーの天板の上に置いたこともあるし、ちょっと離れたところに置いたこともある。
スピーカーの天板の上の場合には、前後に移動するだけで音が変るわけで、
メインスピーカーから離れたところに置くのであれば、どうなるのか。
昨年4月のアポジーの時と今回は、スピーカー本体から1m以上離れたところに置いている。
しっかりしたスタンドが用意できれば、それも高さ調整できるモノであれば、
4PI PLUS.2の位置を、大胆に、そして細かく調整していけるが、今回もスタンドは用意できなかった。
そうなると4PI PLUS.2を置ける位置は、自ずと決まってくる。
アポジーの時には左右にはかなり調整幅があったが、今回は、ほぼワンポイントだけだった。
なので、今回は、4PI PLUS.2の位置調整はまったくやっていない。