Date: 9月 1st, 2022
Cate: モニタースピーカー
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モニタースピーカー論(家庭用スピーカーとは・その1)

いまも続いているJBL 4300シリーズの全盛期は、1970年代後半といっていい。
4343があり、4350もあり、
4333、4331、4311、4301などがラインナップされていて、
そのどれもが、4343ほどではなかったけれど、よく売れていたし、
このうちの一機種か二機種、もしくはそれ以上が、
オーディオ販売店に展示してあったし、聴く機会も少なくなかった。

この時代のJBLは、
これらのモニタースピーカーをベースにしたコンシューマー用モデルも用意していた。

4331の家庭用がL200、4333はL300、
4343の場合はL400(残念ながらプロトタイプで終ってしまった)などがあった。

アルテックはどうだったか、というと、
Model 19があった。

ウーファーが416-8C、ドライバーが902-8B、ホーンが811Bからなる2ウェイ・フロアー型。
15インチ口径ウーファー搭載のフロアー型といっても、
サイズはW76.2×H99.0×D53.3cmである。

縦に長くスマートな印象の外観ではなく、
愛矯のあるズングリしたプロポーションともいえるが、
スピーカーの場合は、安定感にそれはつながっていく。

Model 19はステレオサウンド 45号のスピーカーシステムの総テストにも登場している。

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