第60回audio sharing例会のお知らせ(アンプを愉しむ)
2016年1月のaudio sharing例会は、6日(水曜日)です。
以前、瀬川先生がいわれたことがある。
定期的に来られていた熊本のオーディオ店での、アンプの試聴のときだった。
わかりやすくいえば、スピーカーの音の違いは人に例えれば外面であり、
アンプの音の違いは人の内面に関係することだから、
スピーカーによる音の違いと較べると、わかりにくい、把握しにくい──、
そんな趣旨のことを話された。
もちろん、ここでの話されたことがアンプによる音の違いのすべてではないわけだが、
たしかにそういう面があることはいえよう。
実際にスピーカーの違いはすぐにわかるけれど、
アンプの違いはわかりにくい、という人もいるのは、そういうこととの関係でもあるはずだ。
ステレオサウンド 36号で、黒田先生がアンプの音について書かれている。
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かつてぼくは、アンプを食物にたとえたことがあった。たとえはついにたとえでしかなく、本質をいうことはできないにしても、食物が人間の身体に与える、じわじわとした、決してきわだちはしないが、確実な影響は、アンプがききてに与える影響と似ているところがあると思う。そのたとえにならっていえば、スピーカーは、部屋の窓にさげるカーテンということになるかもしれない。
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瀬川先生の喩えも黒田先生の喩えも、首肯ける。
場所もいつものとおり四谷三丁目のジャズ喫茶・喫茶茶会記のスペースをお借りして行いますので、
1000円、喫茶茶会記にお支払いいただくことになります。ワンドリンク付きです。