Archive for category 映画

Date: 1月 24th, 2012
Cate: 映画

映画「ピアノマニア」(続々・観てきました)

日本ではやっと上映がはじまった「ピアノマニア」だが、
本国ドイツのサイトを観ると、すでにDVDとBLU-RAYが発売されているし、
さらにiTunesStoreにもラインナップされている(ただしいまのところ日本からは購入できない)。
日本語字幕を必要としない方ならば、それにパソコンで観るのであればドイツのAmazonから購入でき観れる。

日本ではいつになるのかわからないけれど、
発売されたら購入してもういちど観て確かめたいところがいくつかある。
それは、音の変化に関して、である。
いくつかは観ていて気がついたが、いくつかはわかりにくいところもあった。
そこうもういちど、ひとりでじっくりと観て聴きたい。

調律師のクニュップファーが、エマールがモーツァルトのピアノ協奏曲の弾き振りのためあるものを発明する。
その発明品の音の効果の表現は、届くか届かないか、であり、これに関してははっきりと違いを聴きとれる。
こういうところを聴いているんだな、ということもわかってくる。
他にもいくつかそういうところがある。その意味では勉強的要素もある映画だ。

それに非常に興味深い、クニュップファーの発言もあった。
低音から高音まで音のバランスが均一であることに神経質なピアニストが弾いた後のピアノは、
より音のバランスが均一に揃っている、という。

Date: 1月 24th, 2012
Cate: 映画

映画「ピアノマニア」(続・観てきました)

上映中に、何度も笑いが起きる。
私も何度か笑っていた。
ただその笑いは、他の観客と同じ笑いでもあったし、苦笑いでもあった。

65席しかないシネマート2の座席は、半分くらいは埋っていた。
このうちの多くは、オーディオマニアではない、と思う。
オーディオマニアなら、苦笑いしかできないところがいくつか出てくる。
それに、オーディオマニアなら苦笑いしたくなるけど、オーディオマニアでない人にはそうではないところもある。

観ていると、設定を少し変えるだけで、「オーディオマニア」という映画になりそうなくらい、
「ピアノマニア」に登場している人たちの、ピアノの音に対する、その追い求め方は、
オーディオマニアとなんら変ることはない。

ピアニストと調律師のやりとり、そこに出てくる音の表現。
オーディオマニア同士のやりとりそのまま、とも感じられる。
クニュップファーがピアノに試すあれこれをみていると、
スピーカーシステムに対するあれこれと完全にダブってくる。
ピアノがスピーカーシステムになれば、同じことをわれわれオーディオマニアはやっている。

オーディオマニアは、「ピアノマニア」を観れば嬉しくなるだろう。
でも、オーディオマニアでない人たちは、どうなんだろうかと思う。

「ピアノマニア」を観れば、ピアニスト、調律師、録音スタッフ。
音楽に関わっている人たちは音に対して、つねに真剣である。

そうやって演奏された・録音されたものを、相応しい態度で聴いているといえるのだろうか。
音に対して真剣でない聴き方をしていることに気がついているのだろうか。
オーディオマニアは音ばかり気にして、音楽を聴いていない、という人がいる。
そんな人も「ピアノマニア」を観ているのかもしれない。そして、何を感じ何を思っているのだろうか。

Date: 1月 24th, 2012
Cate: 映画

映画「ピアノマニア」(観てきました)

東京でも上映しているのは新宿のシネマートのみ。
シネマートはいわゆるシネコンで、スクリーン数は2つ。
シネマート1は席数335、シネマート2は席数65。
「ピアノマニア」は、シネマート1と2の両方で上映している。
ただし上映時間によって、シネマート1(10:00と12:05の回)、シネマート2(14:55、19:20の回)となる。
ただしこの上映スケジュールは1月27日までのもで、28日以降については変更の可能性あり。

できれば335席のシネマート1で観たかったのだが、いつまで上映しているのかもはっきりしていないし、
平日の午前中は難しいので、19:20の回を、今日観てきた。

席数65ということから、スクリーンはかなり小さいものと予想していたけど、
実際に劇場に入ると、「小さいなぁ」と思う。うしろの席からも「スクリーン、小さいね」という声がきこえてきた。
あたりまえだが、シネマート1で観るのとシネマート2で観るのと、入場料金は同額。
正直、映画が始まるまでは、やっぱりシネマート1で観たかったなぁ、などと思っていたけれど、
はじまってみると、スクリーンの小ささはさほど、というよりもまったく気にならない。

むしろ映画の内容からすると、あまり大きなスクリーンよりも、
ほどほどのサイズのスクリーンのほうが向いているかも、と思えてきた。

「ピアノマニア」はドキュメンタリーである。
主人公というか主役は、スタインウェイの調律師、シュテファン・クニュップファー。
そして、もうひとりピアニストのピエール=ロラン・エマール。
ほかにアルフレート・ブレンデル、ラン・ランなども登場してくる。

描かれているのはエマールの「フーガの技法」の録音に関することが中心となっている。
エマールの「フーガの技法」のディスクは4年前に出ている。
この「フーガの技法」は、こういう過程を経て録音されたのか、と、
すでにこのディスクを聴いている人ならばより興味深く感じられるはず。
まだ聴いていない人なら、聴いている人も、「ピアノマニア」を観終ったあとは、
エマール、クニュップファーが追い求めていた音をどれだけ再現できているのか、と聴きたくなる、と思う。

Date: 1月 20th, 2012
Cate: 映画

映画「ピアノマニア」

明日(1月21日)から公開される映画「ピアノマニア」。
見逃せない、と思っている。