2026年ショウ雑感(その19)
以前、別項でも書いているが、自分にとって、(大袈裟な表現になってしまうが)運命的な存在のスピーカーであれば、どんなにひどい状態で鳴っていたとしても、なんらかを感じるものだ、と瀬川先生が言われていた。
確かにそうである。
今年のインターナショナルオーディオショウでのJBLのSummit K2の音は、私にとってそういう存在とは感じられなかった。
このことは、そのスピーカーの優秀性とはほとんど関係ないところで、聴き手の心に響いてくるのかどうかである。
私にとっては、2002年のインターナショナルオーディオショウでのタイムロードのブースで鳴っていたジャーマン・フィジックスのUnicornが、そうだった。
私は、その時、そう感じた。だからといって、Unicornを聴いた全ての人がそう感じたわけではない。スピーカーとの出逢いは、本来そういうものであるはずだ。