2026年ショウ雑感(その17)
今年のインターナショナルオーディオショウで、多くの注目を集めていたのは、B&WのD5シリーズとJBLのSummitシリーズだろう。
どちらのブースも当然とはいえ人がいっぱいで、聴いた、とはいえない感じだったので、音について細かなことは書かないが、B&Wの800シリーズは、数年置きに改良モデルが登場してくる。
しかもはっきりと改良されていることを音で感じさせてくれる。すごいことだと思いながら、B&Wのスピーカーを購入しようと考えている人は、このことをどう考えているのか──、そんなことを思ってしまう。
2009年のインターナショナルオーディオショウのマランツのブースで、805で比較試聴を行っていた。アルミダイアフラムとダイアモンドダイアフラムで、ある。
私は、この時、後方で聴いていたけれど、違いははっきりと音として出ていた。それから、今年でD5まで来た。
ダイアモンドダイアフラム搭載以前の800シリーズと比較したら、驚くほどの違いなのだろう。そのくらい、B&Wは、世代とともに改良していっている。
となると数年後に登場するD6は、D5よりも改良されたモデルに仕上がっている、と言い切ってもいいだろう。ならばD6まで、待とうという人もいるかもしれない。
二十年ほど前、Macについて相談されることが多かった。そのうちの何割かは、来年になったら、もっと性能がいいMacが出るんでしょ、ならば待った方がいいのでは? と言われたことがある。
確かに一年ほど待てば性能の良いモデルが出るけれど、そんなことを言っていたら、また一年待てば──、ということになり、いつまで経っても買えない(買わない)ことにもなる。
結局、欲しいと思って買えるのであれば買った方がいい、と答えていたが、B&Wのスピーカーに関しては、そのあたりどうなのだろうか。
最新のB&Wが最良のB&Wということで、次のモデルが出たら、その時はその時で、買えるならば買ってしまおう、となるのか。
800Dシリーズも、ずいぶんと高くなってきた。805Dはペアで六十万円ほどだったのが、D5になり二百万円を超える。801D5もかなり高額なスピーカーだし、801D6ともなると、その価格がどこまでになるのか。
私はB&Wのスピーカーの優秀なことは認めても、欲しいと思わないので、どうなんだろうか……とどこまでいっても他人事でしかないから、よけいに知りたい気持がある。