映画「ピアノマニア」(続々・観てきました)
日本ではやっと上映がはじまった「ピアノマニア」だが、
本国ドイツのサイトを観ると、すでにDVDとBLU-RAYが発売されているし、
さらにiTunesStoreにもラインナップされている(ただしいまのところ日本からは購入できない)。
日本語字幕を必要としない方ならば、それにパソコンで観るのであればドイツのAmazonから購入でき観れる。
日本ではいつになるのかわからないけれど、
発売されたら購入してもういちど観て確かめたいところがいくつかある。
それは、音の変化に関して、である。
いくつかは観ていて気がついたが、いくつかはわかりにくいところもあった。
そこうもういちど、ひとりでじっくりと観て聴きたい。
調律師のクニュップファーが、エマールがモーツァルトのピアノ協奏曲の弾き振りのためあるものを発明する。
その発明品の音の効果の表現は、届くか届かないか、であり、これに関してははっきりと違いを聴きとれる。
こういうところを聴いているんだな、ということもわかってくる。
他にもいくつかそういうところがある。その意味では勉強的要素もある映画だ。
それに非常に興味深い、クニュップファーの発言もあった。
低音から高音まで音のバランスが均一であることに神経質なピアニストが弾いた後のピアノは、
より音のバランスが均一に揃っている、という。