トーンアームに関するいくつかのこと(リニアトラッキング型・その4)
あらかじめ断っておくが、リニアトラッキング型トーンアームを否定したいわけではない。一般的なスイング型トーンアームにも優れたモノとそうでないモノとがあり、リニアトラッキング型トーンアームにも優れたモノとそうでないモノとがある。
なのにリニアトラッキング型こそがトーンアームの理想型のように語られることに、いくつか言いたいことがあるだけだ。
リニアトラッキング型トーンアームに合うカートリッジは何か。
本来、使いたいカートリッジが先にあって、そのカートリッジの性能をきちんと発揮してくれるトーンアームを選ぶのだが、ここではあえて反対に、リニアトラッキング型に合うカートリッジは? を考えることで、リニアトラッキング型の問題点がはっきりしてくる。
私が考えるリニアトラッキング型トーンアームに合うカートリッジは、シュアーのV15 TypeIV以降のトップモデルである。
これらに共通しているのは、V15 TypeIVで採用されたダイナミックスタビライザーが搭載されていることだ。